9.11

2001年9月11日、この日を境に9月11日は、世界中の人々にとって忘れることのない歴史的な日付となりました。
あの日アメリカで起こった同時多発テロは、世界中の人々を震撼させました。
そしてその後に続く世界情勢を見れば、この出来事のもつ意味の大きさを思わずにはいられないでしょう。
以来世界は、何か良くない方向へと大きく傾いて行っているような気がします。
ところが、この事件の真相あるいは真実は、実際のところ分かっていないというか、私たちには知らされていないのですね。
一応の説明はされていますが、確たる証拠が示されたわけでもなく、むしろ新たな疑惑が生まれ続けています。
これは私の私見ですが、あの事件は言ってみれば、世界中の人々の心の中に落とされた核爆弾の炸裂であったと思います。
その熱と爆風の衝撃は、すでに世界を駆け巡り、アフガニスタンやイラクで戦争の火をつけました。
それだけでも凄まじい被害だと思いますが、今そしてこれから先、放射能のように長い時間をかけて人々の心を蝕む害が、蔓延し続けるのだろうと思います。
ある意味、そちらの害を受けることの方が、もっと恐ろしいことのように私は思います。
21世紀の前半、それは過酷な試練の時代となるであろうことは、もはや確実です。
そこで人々が心を蝕まれつつ生きることがどんな状況を生み出すのか、考えただけで背筋が凍り付きそうです。
この先、多分避けられない嵐の中で、自分はどう生きるのか覚悟を迫られる、そういう時代が来るに違いないと思っています。