こだわりのネルドリップ

ペーパーフィルターが普及する前、コーヒーはネル(布)ドリップで抽出するのが最もポピュラーでした。
最近は、ペーパー式に押されてすっかり影が薄くなったネルドリップですが、コーヒーの最高の味は、実はネルドリップで出せると言われています。
サイフォンの方が何となくワンランク上という感じがしますが、実際にはペーパー式も含めてドリップの方がはるかにデリケートで奥が深いのです。
それだけに、ネルドリップではさらに使いこなしが難しく熟練を要します。
ネルドリップの場合もペーパー式同様、まずは抽出量に見合った大きさのフィルターを用意します。
新品のフィルターは糊を効かせてあるので、鍋に湯を沸かしその中にフィルターを入れて、十分間くらい煮立てて糊気を抜いてから使い始めます。
この時にコーヒー粕を一緒に入れて煮ると効果的です。
以後フィルターは繰り返し使用しますので、使用の度に丁寧に湯洗いした後冷たい水に浸して保管します。
※乾燥させると、それきり使えなくなってしまいます。
また、ネルドリップはペーパーよりも落ちるのが遅くなりますので、豆の挽きは幾分粗めにします。
抽出の手順はペーパー式とほとんど変わりませんが、同じ3分以内に落としてもネルドリップの方が、コーヒー粉と湯の接触時間が長いので、味も香りも濃厚な感じになります。
またこのネルドリップ特有の蒸らし効果を活かして、少し細かく挽いた粉に思い切って温度を下げた湯をゆっくり落として、他の方法では真似の出来ないマイルドでしかもコクのあるコーヒーを入れることが出来ます。
その逆に、粗挽きした粉に沸騰直後の熱い湯で短時間抽出すると、香りと苦みが心地良いアッサリした風味のコーヒーを入れることも出来ます。


 本日の食工房
今日は定休日なのですが、朝からコーヒー焙煎をやりました。
只今それが終わって、PCに向かい合っているところ。
それから忘れてはいけない!
明日のパンづくりに備えて、酵母のメンテナンスと計量、もう一つ、ライ麦の自家製粉も。

 お知らせ
ホームページの準備も少しずつ進めています。
とりあえずURLが決まりました。
食工房のホームページ http://shokuko.com出来かけのページが見られます。
お問い合わせ用メールフォームが使えます。

こだわりのネルドリップ」への3件のフィードバック

  1. まさき

    私も早く公開したいと思いつつ・・・。食工房さんのは付属のテンプレートを使用しているのですか?

  2. baku

    青木さん宅を訪ねて、教えてもらったネル。もう15,16年になりますが、あれからウチでも珈琲はネルで。
    ネルを冷凍する方法は、わたしみたいに大雑把な者でもできるので
    続いてるんだと思います。改めて感謝。

  3. Mikio

    まさきさん、いつもコメントありがとうございます。
    食工房のHPは、今のところ未完成のまま公開してしまいましたが、使える機能もあるので当分この状態で、少しずつカスタマイズして行くつもりです。
    テンプレートもデフォルトのものそのままです。
    いずれ自分で作ったものに置きかえたいと思っています。
    bakuさんも、コメントありがとうございました。
    そんなことがあつたんですね。
    私の方は忘れておりました。
    思えばずい分長いご縁ですね。
    お目にかかったのは一度だけですが、全く他人という気がしません。
    ネットという便利な手段もつかえるようになって、ある意味とても身近に感じられます。
    どうぞこれからもよろしく。

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