昨日からグンと気温が下がっています。
今日は雨模様で、一段と冷え冷えとしています。
この分では、飯豊の山上は雪になるでしょうと、常連の登山家の方のお話し。
おかげで食工房の作業場も、オーブンの余熱が心地良いくらいです。
当然、酵母の活動にも影響があります。
夏の間、醗酵が進み過ぎるのを抑えるために、あれこれ苦労していましたが、少し気温が下がっただけで、もうその必要はなくなりました。
作業手順も、パン生地の醗酵の速さに追い立てられることもなく、過醗酵で生地が弾力を失う心配もなく、ずい分気が楽でした。
きっと皆さまも、真夏の頃とパンの風味が違って来たのがお分かりになると思います。
ところでここ何回か、山の水を汲んで来てパンの仕込にも使っているのですが、明らかに醗酵の活力が強くなっています。
風味も少し変わったようです。
これから先、気温が低くなって来るにつれ、真価が分かるのではないかと思っています。
あと、プンパニッケル用に培養している、ザワータイク(ライ麦全粒粉100%に酵母とヨーグルトを入れて醗酵させている。)が、今日は素晴らしい香りを放っていました。
昨日、出来たばかりの自家製ヨーグルトを入れておいたのです。
これほど効き目があるとは思いませんでした。
チーズと一緒に食べるプンパニッケル、あとはほんの少し赤ワインがあれば最高。
これからの季節、プンパニッケルなど黒パン系が美味しくなります。