ブラジルコーヒー大研究



すでに定番のジョアキンもいっしょに並んで、
5銘柄のブラジル豆がオンパレード。


ブラジルはコーヒーの一大生産地で、1900年代には世界のコーヒーの70%以上を、1960年時点でも60%を生産していたそうです。
現在は産地が多様化したため、占める割合は減ったとは言え、それでも世界市場の34%を超えるシェアを持っているそうです。
ブラジルという国を除いて、コーヒーを語ることは出来ません。

ブラジルコーヒーの一つの特徴は、脱果精製が自然乾燥法(ナチュラル)であったことです。
であったと、過去形で申し上げるのは、現在では急速にそれ以外の方法(ウォッシュド・水洗法、セミウォッシュド・パルプドナチュラルとも言います。)に取って代わられつつあるからです。
ナチュラルの豆は、次第に貴重品になりつつあります。
品質的にはウォッシュドの方が安定していますが、ナチュラルの豆には捨て難い味わいがあります。
あっさりしていて、ほのかな甘みがあります。
ブレンドのベースに使うと、個性の強い豆同士を仲良く調和させてくれます。
私の勝手な思い込みかも知れませんが、ブラジルの豆の本当の良さがそこにあると思っています。
しかし、良質のナチュラルの豆を生産するためには、収穫後に晴天が続く気候風土であることが不可欠です。
良好な生産地は、限られることになります。
そんな願いに適うコーヒーを、やっと見つけました。
それが「セラードコーヒー」です。
※セラードコーヒーのwebサイトを、<こちら>からご覧ください。

先日すでに一度サンプルを取り寄せた2銘柄と新たに2銘柄、今日4つの銘柄の焙煎を終えて、一部を試飲してみました。
雑味の全く無い、とげのない軽やかな苦み、控え目で心地良い酸味、深呼吸して胸の奥まで吸い込みたくなるロースト香。
強烈な個性はありませんが、とても納得の行くコーヒーです。

今後、この中から2銘柄を選んでメニューに加える予定です。
新しいブレンドも出来ますので、どうぞお楽しみに。

なお、11月3日のイベント「あぐりカフェ」で、お披露目をしますので、コーヒー好きの方はお見逃しなく!