最近はこちらでも売られているのを
見かけるようになった土佐文旦です。
例年この時期になると、郷里の高知から南国の香り「土佐文旦」が送られて来ます。
食工房の製菓材料として、もはや欠かすことの出来なくなった文旦ピールを造るために、わざわざ仕入れもしていますが、今日は一足早く従兄弟から寒中見舞いとしていただきました。
ブログでは、香りはお届けすることは出来ませんが、柑橘類の中でも随一の良い香りがします。
そしてその香りの源は、皮なのです。
そこで、食工房こだわりの文旦ピールを造るために、皮の剥き方にも指定があって、我が家の家族は全員心得ています。
朝昼晩それぞれの食後に、必ず文旦を一個か二個食べています。
食工房では、とにかく皮が入用なので、せっせと食べるのもある意味お仕事なのです。
美味しくて楽しいお仕事ですけど・・・。
それにしても、こんなに大きな果物が今食べ頃になるというのは、さすが南国高知ならではと、郷里のありがたさを思います。
箱の中には従兄弟が撮った写真が1枚入っていましたが、今年1月8日に撮影した蝋梅と十月桜の花でした。
私も何度も行ったことのある、「牧野植物園」で咲いていたものです。
そうやって南国ではもうとっくに春の兆しですが、北国では雪と氷の美しさがあるのだから、それはそれで素直にいいなと思う私です。
でもこの冬は何だか雪が少なくて、冬景色の美しさも今一つのような気がして欲求不満です。
雪も、降る時にはドンと降って欲しいという気がします。
それがあってこそ、遅い春を尚一層の感慨をもって迎えられるのですから。
と言うわけで、我が家の食卓ではこれからしばらくの間、南国の香りが漂います。
皆さまには、せめて文旦ピールを使ったお菓子を味わっていただこうと、お休みしていた文旦ピール入りのマフィン「スィートハート」も復活製造しています。
食工房のブラウニーにも、ふんだんにピールを刻んで入れています。
ぜひご賞味ください。
☆「食工房のパンだより・40・節分号」 <こちら>からご覧いただけます。