粉屋のダスティー



食工房ではライ麦の全粒粉を自家製粉しています。
何と言っても全粒粉は酸化が速いので、こまめに使う分だけ挽くようにしています。
粉挽きの時は、粉塵が舞うのでいろいろ工夫しているのですが、それでも作業が終わって見ると鼻の頭や頬に粉がついて真っ白で、いつも連れ合いや娘たちに笑われてしまいます。
そして私は決まって、「のばらの森の物語」に出て来る粉屋のダスティーを思い出します。
写真の製粉機は、もうかれこれ25年くらい使っているものです。
石臼ではありませんが、少し回転数を落として発熱を少なくして使っています。
いつもはライ麦専用ですが、炒り玄米を挽く時もあります。
また、たまにご近所の方に頼まれて、もち米を団子の粉に挽くこともあります。
ちなみにこの製粉機、モーターの入っている架台の箱は私の自作です。



 ライ麦入り角食パン
自家製粉のライ麦全粒粉10%入り、繊維質を取りたいけど食感もそこそこに、という方におすすめのバランスの良い配合です。
トーストした時、白パンでは味わえない香ばしさと麦芽の風味が、いかにも食欲をそそります。
バターとメイプルシロップの重ね塗りで召し上がってみてください。これが一番のおすすめです。