昨日、私の心を震わせたホウの花、今日は午前中少し閉じて日差しを受けながら、じっとエネルギーを溜めているように見えました。
あとでまた来ようと決めて、用足しに出かけました。
3、4時間後にもう一度行って見ると、花の姿は消えて無くなっていました。
すぐ近くの目線より下に位置していた、大きな蕾も枝ごと無くなっていました。
ひょっとして風で落ちたかもしれないと思って下の方を見ましたが、見つかりませんでした。
疑うのは嫌だけど、人の仕業としか思えない状況・・・。
こんな霊力の強い花に手をかけてよく平気で・・・と、現場にいる間中ザワザワと心が騒ぎました。
そこで思い出したのですが、以前山暮らしをしている時にも、ツツジや山ユリなどが、根こそぎ掘り取られて無くなっている光景を、何度となく目にしたことがあります。
自分の庭に持って行って愛でるのを全て悪とは言いませんが、欲しい気持ちだけで後先考えずに採るのは、環境破壊以外の何物でもありません。
「花は、野に置け。」
私は、この言葉がとても好きです。
せいぜい写真を撮るくらいにしておこう。
それも、よくよく周りに注意を払って・・・。
年に一度、その場所にしかない何かが、確かにあると思っています。