昨日、「重箱の隅をつつくのが好き。」と申し上げましたが、例えば洗い物の水切りカゴの網目に溜まった汚れを、小さなブラシで落とすなんてことにはまり込んでしまう習性が、この私にはあるようなのです。
すっかりきれいになるまで、あるいは根気が尽きるまで、どうにも止められないことがあります。
気がつくと、本当に一円にもならない仕事に、本気で精力を傾けているのです。
今朝も、危なく本題のクッキー焼きの仕事のスタートが遅れるところでした。
限りある時間と体力気力の配分を考えないと、ご飯を食べ損なってしまいます。
これに類することは、私の日常にはしばしば発生するので、そういう時は「バランスも大切。」という言葉が金言となります。
それでもさすがに歳を食ったので、近頃はずい分バランスが良くなったはずだと、自分では思っていますが周りから見るといかがなものでしょう。
そして、こうして何かをすること同士のバランスが良かったとしても、最後にはやっぱり疲れて、何もしない時間とのバランスも大切な時があるということですね。
「縁までいっぱい注いだ酒を、こぼさずに飲むことは出来ない。」と、こんな例えでいかがでしょう。
「無駄」の大切さも重々承知しているつもりです。