快晴の下、生命の歌聞こゆ


トウモロコシがビックリするほど逞しくなりました。


今朝は、朝寝をして少し遅めに起き出しましたが、快晴の空の下まだ朝の冷気が残っていて、気持ちのいいことと言ったらありませんでした。
コーヒーを一杯飲んでから、遅い朝飯の前に畑に行って写真を撮りました。
ここ数日何度か雨が降ったおかげで、植物たちは確実に力づいて見えます。
そこにいるだけで、先日までとは何かが違っているのが、はっきりと分かります。


いやそれにしても驚くのは、雑草たちの生命力です。
すっかり取り尽くした気でいた所に、無数の新芽が萌え出ています。
大して気にならなかった隅っこには、逞しく太く丈を伸ばした雑草が、早や作物に迫っています。


その中で、トマトやキュウリやナスなど作物たちは、人の手に護られてようやく成長を始めました。
あと半月もすれば、食べられるようになるものもあります。




きぬさや、いんげん、きゅうり、なす、トマト
収穫が楽しみです。


 


こうして畑にいると、私たちは何故生きていられるかということが分かるような気がします。


私たちが食べ物を通して受け取っているのは、実は地球のお母さんの生命力なのですね。


 



 



こいつがナス科の大敵です。
潰すと、正にじゃがいものにおいがします。
当然と言えば当然かも。


私たち人間にとって大切な作物を食べる虫たちもいます。
少しぐらいなら分けてやってもいいと思いますが、加減するのはよほど難しいです。
すっかりやられて全滅させられるくらいなら、農薬を振ってでも収穫は得たいと、私はそう思っています。
でもその前に、他に方法があるならと、テントウムシダマシ(二十夜星テントウ)を手で潰しています。
もうすでに一カ月くらい前から、出て来ていますので見つける度に退治して、合計すれば300匹やそこらはやっつけたはずです。
卵が産み付けられているのを見つけることもあり、幼虫が孵ったら大変ですから、有無を言わさず潰しておかなくてはなりません。
虫の害はなかなか手強いものですが、実は一番協力してくれているのは鳥たちです。
ただし、鳥は作物に害を与えることも多いので、バランスが難しい・・・。
自然の計らいと、人の手のバランス。
過ぎても足りなくても、作物は上手く育ちません。



じゃがいもの花とクモ。農薬を振ると、彼らも一緒に死んでしまいます。


勘所をつかむためには、とにかくよく見ること以外にありませんね。
私が、コツコツ草取りするのが一番楽しくて、退屈もしないで続けていられるのは、そこに自然の営みの秘密が見えるような気がするからです。
実は、畑からもらっているのは作物だけではない、もっと大事なものを沢山もらっている、だから止められないのです。