失敗は成功の母という金言、どなたもよくご存じでしょう。
失敗から学ぶことは意外に多いもので、後に必ず成功への道が開けるということを言っているわけですね。
一方稀に、失敗そのものが実は成功だったということがあります。
こちらは、怪我の功名と言うのでしたっけ・・・。
今日は、クッキー焼きを3種類やりました。
バタービスケット、わらいごまと順調にこなして、最後にコーヒークッキーを焼きました。
コーヒークッキーは、絞り袋に星型の口金を付けて、天板の上に絞り出して成型します。
前回、計量ミスというわけではないのですが、調整範囲の一番少ない量の水分でやったら生地が固くて、絞り出すのにずい分力が入って腕が痛くなるほどでしたので、今日は多目の量にさらにプラスアルファして作業性を良くしようと試みたのです。
ところがこれが裏目に出てしまいました。
生地の切れが悪くてとんでもなく手間取り、ダレて形も良くないし、何より焼き上がった後の食感のことが一番心配でした。
既定の時間内で水分が抜け切らず、触ってみるとフニャフニャしています。
一時間余りの手間と材料代が無駄になったかと、暑さのせいばかりではない汗が滲みました。
ところがところが、冷えて包装する頃になって試食してみたところ、意外にもサクサクッといい感じです。
さあそこでまた、私は頭を抱えることになりました。
結果が悪くなかったからと言って、またあの作業性の悪さと付き合わなくてはならないのは、はっきり言ってご免こうむりたいのです。
何かもっとうまい方法が見つかるに違いないと、また課題が出来てしまいました。
いやー、一生勉強ですね。
今日のは、怪我の功名と失敗は成功の母と、両方に当てはまる状況だったと言えそうです。
ちなみに、食工房のコーヒークッキーは、自家焙煎のコーヒー豆を使っています。
香り自慢のコーヒークッキーです。