世界一おいしいのは、スペインのパン。
こんな情報を耳にして、ずっと気になっていました。
そう言えば、「パン」の語源はスペイン語だそうですし、パン屋としてスペインのパンのことを知らないでは済まされません。
今時、ネットで調べればいくらでも詳しい情報が手に入るだろうけれど、いろいろ分かると今度は自分でも研究しないではいられなくなるだろうし・・・。
少し時間的に余裕がある時にしようと、これまでずっと先延ばししていたのです。
でも、もうどうしても気になってしょうがないので、今日ネットで検索してみました。
そうしたら <こちら> のブログに辿り着き、とても納得しました。
エントリーのタイトルも「本当においしいパンの定義」とあります。
ブログの中に、他の記事へのリンクが沢山あって、それぞれとても参考になりました。
余談になりますが、我が家の娘たちは、音楽がらみで今「スペイン」なのです。
さて、そのブログの中にも出て来ましたが、スペインで最も一般的に食べられているパンの話しがとても面白かったのです。
小麦粉だけで造られた全くプレーンな、棒状のそのパンの名前が「ピストラ(スペイン語で銃の意)」。
どうしてまたそんな物騒な名前が付いているのかと思ったら、「空腹を殺す・つまり、やっつける。」という、なかなかひねりの効いたユーモアだったのですね。
そしてそれがなかなかおいしいという話しです。
食工房でも造ってみたいと思い、もう少し詳しく調べるうちに、どうやら食工房の「余り生地のバタール」が、それに近いパンだということが分かりました。
なんだ、そうなんだ!
先にご紹介したブログの中に書かれていた「本当においしいパンの定義」は、結局、私がいつも思っていることと同じでした。
食べることの好きなスペイン人、食べるもの何でもおいしいと言われるスペイン、食工房のパンが近い線を行っていたと分かって、とてもうれしい・・・。
今度から、「余り生地のバタール」を別名「ピストラ」と呼んでやってください。
僕もスペインの文化、特に食と音楽が大好きで、マドリッドの友人宅に数ヶ月居候した時、近くのmercado(マーケット)で買っていた焼き立てのパンの味が忘れられません。
青木さん、山都ラテン化計画よろしくお願いします!
yasuさん、コメントありがとうございました。
海外経験の豊富なyasuさんならではのお話しですね。
まあ、山都町をラテン化するというのは、冗談にしても難しい・・・。
会津を会津でなくしてしまうのと同じくらい、途方もないことのように思えます。
そうですよね。
そして会津は会津で良いし、山都は山都のままが自然。
ただ時々僕はここに閉じこもりながらスペインにいるような気分も楽しんでいますよ。スペインだけでなく時にインド、時にメキシコと、自分のお気に入りの場所にいるような気分を。
食工房のパンやお菓子には現地の味を思い出させるものが多いので、想像の世界においしい現実が!
ほんと最寄の店が食工房ということに感謝です。
暑い夏もがんばってください。