今年2回目の開催です。 奥の方に、昨年も展示された
ジョー・オダネルの「焼き場に立つ少年」の写真が見えます。
今回の力作、実物大の駐屯地の赤門の模型
森住 卓 写真展 「核に蝕まれる地球」
いいですね、このコピー。 喜納昌吉の印章が押してあります。
沖縄戦の悲惨さを伝える写真パネルを取材中のTV局
こちらは、地元の高校生たちの平和運動グループのコーナーです。
新婦人の会の方が手づくりされた、憲法9条に思いを寄せたタペストリー。
従軍慰安婦の問題を、とても丁寧に解説していました。
新婦人の会の方々の努力に敬意を表したいと思います。
戦争で犠牲になるのは、兵士の命だけではないのです。
陰で女性たちがどれほどむごい目に会って来たか、このパネルが語っています。
昨日、今日の二日間、予定どおり「市民平和まつり」に出店参加して来ました。
関係者の方々の熱意と行動力には、関心させられるばかりのこのイベント。
平和を守るために、過去の戦争を検証しいつまでも記憶に新しくしておくことは、是非とも必要なことだと、近年私も思い続けていることです。
そのためのいろいろなアプローチがあると思いますが、会津若松市の「市民平和まつり」は、9条の会を中心に幾つかの団体が力を合わせて、一つのイベントを作り上げている点は、平和運動の理想的な形だと思います。
決して娯楽性があるわけでなく、どちらかと言うと思想的、宗教的あるいは、教条的と受け取られかねないこのイベント。
実際にご覧になった方の中には、多分感じ取られた方もいたと思いますが、本当はこのイベントを作り上げているのは、過去に戦争の犠牲となった無数の魂たちの導きなのだと、私はそれを真っ先に感じました。
だから、展示されているパネルを見ていると、自分に何かが乗り移って来て、当事者感覚が彷彿として来るのが分かるのです。
これは、とても大事なことじゃないかと思います。
人類として、二度と経験したくない戦争。
しかし、記憶が遠のけば再び過ちを犯すのが、人間の宿業なのかも知れません。
だとしたら、戦争の悲惨さ理不尽さを伝え、人々の記憶に新しくしておくこうした取り組みは、どれほど大切なことか・・・。
今日はまた、64年前、長崎に原子爆弾が投下された日でもありました。
戦争の記憶を新たにするには、大変意義あるタイミングだったと思います。
しかし私の印象としては、今回残念ながら、ご来場者数は決して多いとは思えませんでした。
もっともっと沢山の人に、この機会に触れていただきたかった。
それでも関係者の方々は、早くも来年の開催を決意しています。
来年もまた、協力させていただけそうなので、私も食工房の営業以外の部分でも、もっともっと手を尽くしたいと思っています。
平和まつり限定・Peace Cafe by 食工房
ピストーラも早々と売り切れました。
ちなみに今回、食工房のミニカフェで二日間の売り上げが、98,830円ありましたので、その中から20%相当19,766円を主催者事務局に寄付することを、ここにご報告いたします。
「平和のつくり方新聞」にこの記事のリンクを貼らせてもらいました。「まつりの後」も大切ですよね。こういう報告があると役に立ちます。次のまつりのためにも。
yasuさん、コメントありがとうございました。
今回、入場者数は五百数十人だったそうです。
前回は、千人を軽く超えていましたので、半分以下になってしまったのですね。
いろいろな条件が作用していると思いますが、今の社会の流れにも原因がありそうな気がするのは、私だけではないと思うのですが・・・。