パソコン不健康説

パソコン(以下PCと略します。)の前に座っていること、どうやらこれが一番健康に悪いらしいと、このところの私の実感です。
目は画面を見つめて首が固定したまま、動かすのは指先だけで運動量は極少、呼吸も浅くなります。
クリックする度に次々と決定と判断を迫られるので、神経だけは結構緊張しています。
一日のうちのほんの一瞬だけならまだしも、一時間とか二時間あるいは数時間にも及ぶと、明らかに体だけでなく精神的にもストレスがかかって来るのが分かります。
真剣に対策を講じていないと、健康維持は難しいと感じます。


ところが、仕事上の必要でPCに接する時間は、導入以来増える一方です。
それで、製品ラベルのプリントなどPCがない時にはどうやっていたんだろうと思い出して見ると、コンビニでカラーコピーして来たものを、カッターナイフで切り離して一枚ずつ糊を付けて貼っていたのですね。
製造数も少なかったのでこんなことが出来ていたのですが、これはこれで大変な時間を取られていました。
PCとカラープリンターと糊付きシール用紙になって、ものすごく小回りが利くし時間の節約にもなっているのです。

ではそうやって浮いた時間を、例えば健康維持のために使えばいいところですが、それなら経理もPCで、納品書もPCでということになって来るのですね。
それはそれで合理的なので、PCの守備範囲が広がることになりました。
ちょっと考えると、一層時間の節約になって余裕が出そうなものですが、そうはならないのですね。
何と言ったら良いのか、PCは次々と仕事を増やしてくれるのです。
もちろんそこには、関わる私の意欲と言うか必要に迫られてそうなる部分もあるわけですが、ホームページの開設、ブログの投稿、Eメールでのご注文やお問い合わせへの対応などなど、もはやPC無くして仕事が成り立たない状況です。


全くここまで来て不健康説を言っても始まりませんが、これはこれで深刻に受け止めなくてはなりません。
心身の健康あってこその仕事であり人生なのですから、危機感を感じながら放置するのは賢明ではありませんね。
稼業の性質上、私の性格上、またいろいろな経緯上、沢山の要素が絡んで出て来た結果ですから、たちどころに妙案を得て解決とは行かないでしょうが、それでも少しずつ工夫して行きたいと思っています。


ところで話しが飛躍しますが、今のこの社会に蔓延しているストレスと閉塞感。
PCと無関係ではないと感じる私ですが、こんな推測を皆さまはどう思われるでしょうか。
いつかそのあたりのことについても、もっと深く触れてみたいと思っています。


 



巨大な都市にも例えられるPC内部CPU周辺部分。
流れているのは、血ではなく電気です。
もちろん、人間の脳にも電気は流れているのですが。