冷え込みを実感

今日は恒例となりつつある長い一日の木曜日。
早朝からパン焼きに精を出していました。

パン生地の醗酵に追いかけられることもなく順調に作業が進んで、次々と焼き上がり始めた頃になって時計を見て驚きました。
意外に時間が進んでいて、今日より数も多かった先週に比べても、焼き上がりの時間が遅れていました。
うーむ、何故なんだ?
そこでハタと思い当りました。
やはり気温が低かった、それしかありません。
全体に少しずつ、醗酵が遅かったのですね。
朝一に室温をチェックした時20℃を切っていましたので、オーブンを予熱したのですが、それでも足りなかったようです。


酵母は、自身が温度計のように正確に気温に反応します。
すっかり涼しくなって、もう熱さに耐える必要もなく楽になったと油断しているうちに、酵母は早くも「寒いよ、何とかしてくれ!」という状態になっていたという次第。


さて今日は、地元山都第二小学校の子どもたち3人が、「街角探検」と称して、食工房に訪ねて来ました。
それで二度目の今回は、少しお手伝いがしたいと事前に申し入れをいただいていました。

ちょうど醗酵が遅れていたカネリプッラをオーブンに入れるタイミングにピッタリだったので、砂糖をトッピングするところをやってもらいました。
オーブンに入れる時も、オーブンから焼き上がったカネリプッラが出て来る時も、扉を開けると一瞬子どもたちの歓声が上がりました。
やっぱりオーブンは魔法の箱なんだと、私も、今さらながらにうれしい気持ちが込み上げて来ました。

そして、お土産に手渡した熱々のカネリプッラの入っている紙袋をうれしそうに抱えて、先生と一緒に帰って行く子どもたちを見送りながら、こちらも連れ合いと娘たちと共に4人でずっと手を振っていました。