今日は、何年ぶりに酵母の醗酵を見誤ってしまいました。
否、冷静に思い出すと、ちゃんとサインが出ていたのですが、確実な対応が出来ていなかったのですね。
ですから、酵母のせいではなくて、あくまでも私のせいなのですが・・・。
それで今日焼きのパンは納得が行かず、全て自家用としました。
ああ、大変!
それはそれとして、今日はシュトレンも仕込みました。
こちらも酵母を使います。
さあ、これがどうなったか・・・?
36本ものシュトレンですからね。
金額から言っても大変な損害になります。
ところが不思議なことに(本当は不思議でもなんでもなかったのですが。)シュトレンの生地は、今シーズン最高の状態でした。
焼き上がりも最高です。
一体何故こんなことが起こったのか?
あまり詳しくお話しすると、酵母のノウハウを全て公開することになりますのでそれは出来ませんが、要は今日の場合、ただ時間を待っていれば良かったというだけのことでした。
だから午前中に焼き上がったパンは全滅。
午後遅くまで時間が延びたシュトレンは、最高の出来。
それにしても、こんな単純なことでも、その時には判断に戸惑いました。
何か未だ未知の領域があるのではないか、自分の知らないところで思いがけないトラブルが発生しているのではないか、そんな不安が頭の中を過って、ただ待っていればいいなんて結論は出せないのですね。
いい勉強になりました。
どこまでも奥の深い、天然酵母との付き合いです。
さて明日はいよいよ、楽しみにしていたAltanのコンサートです。
帰りは深夜になると思いますので、明日のブログ更新はお休みです。
我家のパン作りも、アマチュアはアマチュアなりにいろいろ試行錯誤していまして、「時間」というのがものすごく重要なんだというのは、実感としてわかります。
ただ待ちさえすればいいというわけでもないんでしょうが、ひたすら待つことでなんとかなることって、パンに限らず、人生全般においてありますね。
takさん、コメントありがとうございました。
そうですね・・・、待つなら待つで何時が潮時か、その見極めも大事というわけで、待っても動いても必ず何らかの学びになることだけは間違いありません。
そしてそうやっているうちに、ただ待っていればいいと分かる時もあるというわけですね。