ああ、またpanda・・・

今月も明日一日で終わります。
またパンだより(panda)の編集が・・・、今月はまだ手がついていません。

責任ある定期刊行物ではないのですから、出せなきゃ出せないで済んでしまうのではありますが、そうはいかないのが食工房病です。
と言うか、月に一回くらい、ネットをご利用になれない方のためにも、情報発信の手段として紙に印刷したものもいいなと思うのです。

若い頃からミニコミ発信にエネルギー注いで来た私たち夫婦です。
思い出してみると、20代の頃からずっと何かしら発信し続けています。

一頃は、20ページにも及ぶボリュームのものを、年に4回も発刊していました。
そのために印刷機を購入してまで、どれほどの熱意であったか、まあご想像ください。
あれからもう30年近く立っています。

今は、印刷に関してはPCが何でも実現してくれる良い時代になって、いろいろと触発されるのですが、今度は時間がないのですね。
何が忙しいんだか・・・?ですが。

そのようなわけで、A4一枚裏表のパンだより編集に、気持ちを込めて編集している私と連れ合いです。
まあ、ここ数日お待ちいただきましょう。

明日は、台風接近が心配される中、いつもどおり百姓市です。
雨が降ったら降ったで、小屋の屋根の出来具合が見られるので、それもよし。

皆さまには、ご来店のほど、よろしくお願いいたします。

あん練り

明日のパン焼きで、かぼちゃあんぱんに使う餡を練っていました。
下ごしらえは全部娘たちが済ませてくれていましたので、私は最後の仕上げのおいしいところだけという虫の良さは勘弁していただくとして、大きな木べらで休みなくかき回しているのは結構大変です。

油断すると、熱い餡が時折ピシャッとはねるのです。
これが手にかかったりした時は、もうたまりません。
顔に飛んで来ることもありますから、なおのこと。

これを恐れて火を落とすと、時間ばかりかかっていつまでも仕上がりません。
ですから傍から見ていて滑稽なくらい、もう必死でかき混ぜています。
まあその甲斐あって、今日も飛び切りおいしいかぼちゃの餡が出来ました。

ちなみに本日、私の61回目の誕生日でした。

夕食にご馳走をいただいた後、腹ごなしに一仕事したというわけです。
死ぬまで現役を誓っている私としては、本望です。

明日もパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

明日のイベント・少し先のイベント


 


真夏のカレーパーティーでお世話になった、下北沢のシヴァのオーナー・ナオミさんとディネーシュさん、覚えているでしょう。

今日またステージイベントの案内が舞い込みました。
「お時間ありましたらお越しください。」とメッセージ付きで。

いやー・・・、行きたい!行きたい!でも、東京は遠いですよ、さすがに。

お近くの方、また当日この方面にお出での方、よろしかったらお立ち寄りください。
ステージと料理と両方楽しめる、まさにまさにタノシムナイトになることでしょう。



 



画像クリックで拡大します。


さて打って変わってもう一つは、ご当地会津の定番イベントになりつつある「あぐり・カフェ」です。

10月6日(土)ですよ!お忘れなく。

お天気良くても悪くても、よほどのことがない限り決行ですから、どうぞお誘い合わせてご来場ください。





そして今週末の百姓市もよろしくです。



小屋の完成ということで、何かあるかもですよ・・・。

熊出没

今年は、旱魃のせいでしょうか、山の木の実の成りが悪いらしく、昨年とは打って変わって早々から熊出没の情報が飛び交っています。

今日は、喜多方市内で82歳の女性が、熊に襲われて亡くなりました。
場所を知っている私としては、あんな人里のど真ん中に熊が出没するようでは、自分の居場所など到底油断していられないはずと、俄かに緊張感が走りました。

実際、至近距離に熊出没の痕跡はあるし目撃情報もあるし、いつもお互いに「気を付けろ」と言いあっているのです。
こうなって来ると、どうやって熊を遠ざけるか、日頃から心がけておかなくてはなりません。

私が効果があると考えているのは、火を焚くことです。
これは、どんな動物も一様に警戒します。
煙を漂わせることも、同じく効き目があるでしょう。

今日夕方、裏のお稲荷様の側で、杉の葉とまわりの青草を焚いて、煙を立てました。
飼い犬の抜け毛を集めておいたものも、少しですが燃やしてみました。
焦げ臭いにおいと火の気には、野生動物は近寄らないのじゃないかと思うのですね。

それからもう一つは音を立てることですが、やはり太鼓の音とか低く長く唸るように響く音がいいと思うのですね。
先住民たちが使う楽器の中には、そういう音を出すものが多いですね。
多分、猛獣を避けたり、逆に獲物を引き寄せたり、いろいろな効果があったのだと思います。
私は、とりあえず竹でこしらえたディジュリドゥ(アボリジニの楽器・本物はユーカリの木で出来ている)を鳴らしてみました。

上手く行けば明日の朝まで、煙の匂いが残っているはずですから、それなりの効果はあると思います。

ところで、熊に限らず野生動物が人に対して警戒することなく近寄って来ることは、私たちにとってはこの上なくまずいことです。
このように野生動物との間の緊張関係が崩れたのは、私たちの生活スタイルがすっかり変わってしまったからです。

火を焚かなくなったし、山に入らなくなったし、街にばかり人が集まって、周辺はもはや野生動物に乗っ取られつつあります。

昔、野生動物は例外なく人を恐れるもの、という常識が通用していましたが、それは人類の長い間の努力の成果だということを、今の私たちは忘れていると言うか、そもそも知らないのですね。
もはやそんな常識は通用しないと知るべきです。

そして、これからどのような努力をすれば、再び野生動物に警戒される人になれるのか、今それを知る最後のチャンスのような気がする私です。






今朝の風景



白菜がこんなに育ちました。



大根も双葉を出しました。



昨日夜間工事までして仕上げました。



こんな仕上がりになっています。

とりあえず終了

百姓市の小屋建て作業が、とりあえず本日で終了となりました。
建て増し分の屋根掛けが終わったのです。

いやはや本日最後の工程は、灯光器で明かりを確保しながらの作業となりました。
何でんかんでん(会津の方言~どうしてもこうしても・・・)終わらさんなんねェ!今日で終わらなかったらもう後がないとの思いで、どうにか波板張りを終えました。

この次の百姓市は、雨でも大丈夫。
細かいところが少し残っていますが、それはまたボチボチと合間を見てやればよろしいということで、本日を以て締めとしました。

写真も撮っておきたかったのですが、そんな暇があればこそ!
気が付けばもう、あたりは暗くなっていました。

さすがに疲れました!

あとが続きません。

一週間、お疲れさま

食工房の営業日の一週間がまた終わりました。
明日、明後日は定休日です。

この一週間は、ほぼ雨模様で過ぎました。
そのせいと言うわけではありませんが、何だか少し疲れました。

でも、ただゆっくり休みたいという気分ではないのですね。
何か、気持ちよく体を動かして過ごしたいのです。
本当は、長時間の散歩とか、サイクリングとかがいいのですが、実は明日もう一日、百姓市の小屋建て作業をやります。

まあこれも、私にとってはやっていて楽しい作業ですから、半分リクレーションみたいなものです。
それに明日こそ、屋根を仕上げられそうですから。

今日はあとはお風呂に入って寝るだけにしましょう。
ではでは。

雨、続く

今日は、今シーズンでは初めて、雨の中の百姓市でした。
畑の野菜にとっては、ちょうど良い恵みの雨ではありますが・・・。

それにしても先週、小屋の建て増し分の屋根が仕上がらなかったのが、痛恨となりました。
それでも何とかかんとかスペースを確保して、いつも通り開店しました。
雨の中を、案外お客さまもお出でくださって、テントの中で雨をしのぎながら、長居されるお客さまもいらっしゃいました。

百姓市は、物を売ることは一つの目的ではありますが、もう一つはいらした方同士の交流の場としてお役にたつことを目指していますので、今日の雨の中のゆったり感は、何だかいいなと思いました。

一旦降り出せば、なかなか止まない雨になりそう・・・と申し上げましたが、本当にそんな流れになり始めたかも知れませんね。
まあでも、まだまだ降ってもらって大丈夫。

おっと!でも稲刈りが出来ずに困っている人も少なくないのでした。
うまく行かないものですね。

小屋の屋根も仕上げたいし、とりあえず明日からまた何日か晴れてくれないかな・・・と、我儘なことを思っている私です。

食欲の秋

ここ数日の間に、如何にも涼しくなりました。
さあ、食欲の秋ですね。

大体が少食の私でさえ、いろいろ食べたいものが思い浮かびます。
もちろん調子に乗って食べ過ぎないように気をつけますが、それでも食べますね。

来たるべき冬に向かって、体が備えるのですね。
それが、自然の摂理というものなのでしょう。

私は、何と言っても食欲が出て来るとまず一番に手が出るのは、堅焼き黒パンです。
ライ麦の繊維質たっぷりのこいつをかじっていれば、便秘なんてあり得ません。

いやいや、そんなことのために黒パンを食べるのじゃありませんよ。
本当に腹の底からおいしいと感じるからこそ、真っ先に手が出るのです。

玄米にしても、黒パンにしても、未精製穀物の持つ微妙な甘みとうま味は、白米や白パンに馴染んでしまった口には合わないかも知れませんが、じっくり味わえばこんなおいしいものはないと思われるはずです。

ああ、明日の朝食に堅焼き黒パンにバターを塗って、コーヒーとそして今日入荷したばかりの大内さんの梨を添えて・・・、楽しみです。



堅焼き黒パンとライ麦入り角食パンです



大内果樹園の豊水

どうやら大根の芽も・・・

一昨日、昨日、そして今日と三日間、雨模様のお天気が続き、大地もすっかり潤ったようです。
そして、真夏の余熱で熱かった地表もずっと冷やされて、今日はもうオーブンの余熱がむしろ心地良く感じられるくらい涼しくなりました。

夕方、雨が上がってお天気も回復の気配が見えましたので、畑に行って見ました。
白菜が二回りくらいも大きく育っていましたし、大根の芽も出ていました。

涼しくなったとは言え、例年に比べればまだまだ暖かいですから、蒔き遅れた分を取り返すくらい育ってくれると思います。
今年は、久しぶりに沢庵漬けてみようかな・・・。

実は沢庵も、私流と言うか食工房病と言うかこだわりがあって、干し加減、塩加減、漬け込み期間、そして食べる時には切る厚みまで、本当はうるさいのです。
でもだから、ここしばらくやれていないと言うのも、無理のない話しなのです。

まあそれはおいて、こうしてちょっとの合い間に自然の計らいに触れる機会があるおかげで、自分を保っていられるという気がしています。

この次晴れたら、星空も秋の星座が次々見られることでしょう。

ではでは、明日もまたパン焼きということで、かぼちゃあんぱんもプッラもその他いろいろ焼き上げて、皆さまのご来店をお待ちしております。







  明後日、百姓市をお忘れなく!

昨年ご好評いただきました、福島市の大内さんの梨が入荷します。

どうぞお楽しみに。

今日から、お彼岸

明後日は、秋分の日ですね。

仏教の世界では今日から彼岸入りで、死者の霊が現世に一時帰って来るとされています。

茶化すわけではありませんが、一時帰郷・・・ですかね。

古民家に住んでいると、住人は私たちだけではないという感じが、時々ですがします。
そして、お彼岸やお盆の時は、人口が増える傾向があるようです。

我が家の裏手に、この集落の墓地がありますので、そんな時期には、普段見かけない人が、スッと視界の端を過って行くことがあります。
そうかと思うと、気配だけですが、何人か団体さんで家の敷地を通り抜けて行かれます。
皆、この場所にご縁のあった方々に違いないと、そっと手を合わせます。

こんな話を始めると、気味悪く思われるかも知れませんが、私は今まで、嫌な感じがしたことは一度もありません。
もちろん、害を受けたこともありません。

この家に引っ越してくる前、片づけのために事前に何度か、一人でやって来て泊まったことがありますが、ここに住まわせてもらって良いかどうか、ここにご縁のあった方々の許しをいただくことがむしろ大事だと思って、心静かに祈ったものです。

ここは本当にいいところです。