今日は、何もかもお休みをいただいて連れ合いと二人で、裏磐梯にある諸橋近代美術館に「岡本太郎展」を見に行ってきました。
ここは、世界屈指のサルバドール・ダリのコレクションがあることで有名な美術館です。
そこで、ダリが日本の芸術家として唯一高い評価をしたと言われる、岡本太郎の展覧会がここで開かれることは大変意義深いと、これは美術館の宣伝です。
私の世代の者にとって、岡本太郎は、いろいろと自分の人生に影響を与えた人ではなかったかと思います。
万博の頃から40年余りを過ぎて今、じっくりと岡本太郎の作品に向き合うと、改めて頷くことが多い私でした。
そして、すぐ隣にあるダリの常設展の作品群と全く違和感がないというのが、当然と言えば当然、また不思議と言えば不思議な感じがしたのは、私だけではなかったと思います。
何しろ、二人の間には直接的接触はなかったし、お互いの作品が影響し合ったということもないのだそうですから。
ま、それにしても、久しぶりに自分の中のどこかに火をつけてもらったような、そんな刺激を受けました。
美術館の中は撮影禁止ですから、画像はもちろんありません。
今月末6月30日まで開催中ですから、ご覧になりたい方はお出かけください。
展覧会の案内告知は <こちら>
そして帰り道は、桧原湖の周りをぐるっと遠回りして帰って来ました。
途中、磐梯山がよく見えましたが、いつも会津若松や会津平野から眺める磐梯山とは全く違って、明治の大噴火の跡も荒々しく山全体が大きく欠けてしまった姿が、今日は特に目に焼き付きました。
岡本太郎も凄いけど、磐梯山のこの姿は、自然の造形は、あまりにも圧倒的でした。