月別アーカイブ: 2013年10月

さて、panda です。

panda こと「食工房のパンだより」印刷版。
毎度月末の恒例です。

今回は、今日から開始。
先ず、白い紙に鉛筆でざっとアイディアを書き出し、それに添って文章化して行きます。

どのくらい書けば紙面が埋まるかは、長年の経験で分かっていますから、程々のところでPCに向かいます。
Illusratorを起動して、前の号をテンプレート代わりにして、新しい原稿に置き換えて行きます。

テキスト部分は、記事内容が決まってさえいれば、素早く進みます。
今日は、午後の時間にコーヒー焙煎をしながら、いいところまで進みました。

イラストは全て削除して、毎号新しいものを描いてもらいます。
それをスキャナーで取り込んで、Photoshopで編集して、もう一度Illustrator上でレイアウトすれば完成というわけです。

今度の日曜日までに出来るでしょうか、どうでしょうか。

おかげさまで、秋になってから通販のご注文が増えて来ました。
パンもスコーンも、沢山焼かなくてはなりません。

今や最悪の風評に晒されている福島ですが、分かる方は分かっている!何も心配していません。
今後とも、食工房、よろしくお願いいたします!

小春日和の一日

畑

秋も深まる今頃、畑に緑がいっぱいというのは、とても豊かな気分です。


畑

さつまいもとかぼちゃが終わったあとを秋起こししています。


畑

先日麦踏みしたライ麦
踏まれて反って勢いづく生命力の強さ、と言うより、
その性質を知って人間が踏むから旺盛に育つのです。
踏まなかったら、初冬の冷え込みで根が浮いて枯れてしまうこともあります。

私は、この小春日和がよほど好きなのですね。
自分のブログ「飯豊の空の下から・・・」新、旧通して、何度も「小春日和」を取り上げて記事にしています。
この前も言いましたが、この季節がいいのです。妙に・・・。

今日は、その小春日和と言うに相応しい穏やかな一日でした。
霧の朝に始まり、日中は穏やかな晴天。
夕方になっても、急激な冷え込みが来るわけでなく、じわじわと冷たくなって行く大気・・・。
そんな一日、今日は大方外で過ごしました。

午前中と午後のひと時、畑に出て秋起こしを3時間余り。
トラクターを走らせれば僅か15分ほどで終わる面積を、3時間もかけてやって何かご利益があるのか?
さあ、どうでしょうね。
その人次第じゃないでしょうか。
私には、無上至福のひと時だったとだけ、申し上げておきます。

その後、桜の木の剪定をして、それから庭に積み上げていた廃材をチェーンソウで切って、焚き火の準備。
夕方、空気が湿気を帯びて風も凪いだのを見計らって火を付けました。
こうしてたまに煙を立てるのが、一番効果的な熊除け(他の動物に対しても)になります。

かくして久々に充足の一日。最高です。
あぁ、お金にならないことだけをして過ごせたら、どんなにいいことだろうと思う私です。

寒くなりそうです。

台風が通過して行った後に冷たい西風が入り込んで、今日は日中こそ陽ざしのおかげで過ごしやすかったのですが、夕方になって日が陰ってからというもの、どんどん気温が下がっています。
空には星が瞬いていましたから、明日の朝には霜が降りるかも知れません。

いよいよ寒くなりそうです。
そろそろ雪囲いのことも考えないと・・・。
あぁ、もうそんな季節なのですね。

でも、この前も申し上げましたが、この季節の夕暮れ時の何となく心細い感じが私は好きです、と言うか、好きになりました。

今日はまた食工房の一週間の週末、このあとは少しまったりとした時間を過ごしたいと思います。
明日はお天気も良いようなので、畑も少し出来そうですし、たまっている外仕事も片付きそうです。
夕方には、久しぶりに熊避けの焚き火をしたいですね。

さて、業務上のお知らせを一つ。
ただ今、シュトレンのご予約を承っております。

ホームページ上に、特設ページを設置しましたので、ぜひご覧ください。
シュトレンのバナーをクリックしてご覧いただけます。

それでは、どなたさまもお風邪など召されませんように・・・。

昼食会・満席御礼

茶房・千

本日は、本番中写真を撮る余裕は全くありませんでした。
準備中の一コマ、この一枚だけです。
でも、素敵なお店だと思いませんか。

本日は、「パン食メニューの昼食会」でした。

私は、朝一番から「茶房・千へ出張・・・」と言うほど遠くはありません。
すぐ近くですが、出っ放しで夕方まで。

朝方のお電話で2名さまを追加受け入れして、22名さまプラス小さいお子さまお二人で店内はいっぱいになりました。

初めての試みということで、ちょっと混乱した場面もありましたが、茶房・千のスタッフさんたちの甚大なる働きでこれと言ったトラブルもなく、最後までスムーズに皆さまにお楽しみいただけたのではないでしょうか。

途中何度か、「パンがおいしい!」とのお声を頂戴し、先ずはホッと胸を撫で下ろしました。
茶房・千さんが腕を振るってくださったお料理の数々も好評いただき、パンとの相性も良かったのではないかと思っております。

お帰りの際には、皆さまにパンをお買い上げいただき、このイベントを開催して本当に良かったと実感いたしました。
皆さまがお帰りになった後、片づけの途中で休憩の時も、楽しいイベントだったと感想が漏れましたので、また第二回もありかも知れません。
どうぞご期待ください。

そして今一度、ご参加くださったみなさまと茶房・千の皆さまに御礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

昼食会、満席間近

ここ一ヶ月余り、ずっとご案内してまいりました「パン食メニューの昼食会」、おかげさまでこれまでに20名様のお申し込みがあり、間もなく満席です。
これからお申し込みをされる方は、茶房・千さんへご連絡ください。

本日、食工房では、イベント用のパンを沢山焼きました。
どれも皆、おいしそうに焼き上がりました。
皆さま、明日をどうぞお楽しみに。

さて、このイベントが終わりますと、食工房はシュトレン態勢に入ります。
クッキー類が品薄にならないよう、すでに造りだめしているところですが、造る側から売れて造りだめになりません。
何しろクッキー類は、手間の割には数が出来ないので、何とも致し方ありません。
品切れの節は、ご容赦ください。

そしてシュトレンのご用命、お待ちしております。
どうぞよろしくおお願いいたします。


会津ブランドものづくりファア2013

会津ブランドものづくりフェア

画像クリックで拡大します。


会津ブランドものづくりフェア

画像クリックで拡大します。

こんなイベントがあったなんて、実は知らなかったのですが、駅カフェさんからいつもより多いご注文をいただき、それが今週末の「会津ブランドものづくりファア2013」の出店用だと聞いて初めて知ったというお粗末。

駅カフェさんは、会場内の会津ブランドコーナーでカフェを開店するそうです。
会津の名産品の展示販売もあります。
食工房のパンとスコーン、クッキーは、その中に並ぶというわけ。
イベントの詳細は、<公式ホームページ>をご覧ください。

内容を見ると、なかなか面白そうです。
ご都合の付く方、ぜひお出かけください。

私は、27日に自分でイベントを仕掛けていますので、残念ながら見に行くことが出来ません。
明日は、そのイベント「パン食メニューの昼食会」用に、沢山パンを焼かなくてはなりませんし・・・。

おいしいパン、沢山用意して、皆さまのお出でをお待ちしています。
ではでは。

また台風が

また台風が来てますね。

猛烈な28号は、東に逸れて直接の影響はないようですが、27号は日本本土に接近して来るのですね。
予報を見ると、本州に上陸の可能性は少ないようですが、伊豆諸島はまたしても直撃コースに当たっています。
お天気に文句を言っても始まりませんが、何でこうなる?と思いますね。
被害の少ないことを祈るのみです。

災害の度に思うこと・・・。
何年に一度か、それが何時か、分からなくても備える、それしかないのですね。

福島の原子力災害も、そんなことは起こらないと、備えがなかったからこんな大きな災害になったのだと思います。
そしてまた私たちは、原子力について、放射線の影響について、日頃から学んで知見を高めておくべきでした。
それも別な意味で、備えであると思います。
今一番問題になっている”風評被害”は、そうした知見の無さから生じているに違いないですから。

これから二三日、荒れ模様のお天気になりそうです。
どの方面も、くれぐれもご用心ください。

畑は、ありがたい

畑

今年も、秋冬野菜が収穫出来そうです。
白菜、ネギ、生姜


畑

ライ麦です。
数日前、麦踏をしました。


畑

秋冬野菜、こちらは大根とネギ、人参もあります。


畑

大根の葉は、油いためして食べると、とてもおいしいです。


畑

収穫を終えた、かぼちゃとさつまいもが植わっていた場所です。
これから、秋起こしをします。

畑の写真、ほぼ一ヶ月ぶりですね。
9月27日の記事<参照>を見ていただくと分かりますが、白菜と大根が育ち始めたばかりです。

今年の我が家の自家菜園は、上の娘がかなり本気で手を出してくれましたので、今までで一番出来の良い状態です。
どうやら、彼女は、グリーンハンドと呼ばれる人種のようです。
手がけたものは、花であれ野菜であれ、本当に気持ち良く育って行きます。

それにしても、畑はありがたいです。
わずか100坪足らずの菜園ですが、家族が食べるに十分な野菜が採れます。

夏の間は、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン。
これから先は、白菜、大根、ネギ、人参。

それに、収穫済みのじゃがいも、かぼちゃ、さつまいも。
他にも、まだいろいろあります。
皆、言わなくても無農薬だし、有機肥料です。

そうそう、私もちゃんと手を出していますよ。
今日も、さつまいもの植わっていた所を、鍬で耕しました。

冬に向かって休耕となる畑を、秋のうちに一度耕しておくことを「秋起し」と言うのですね。
秋起しをしておくと、春に雑草の出を抑制出来ます。

作物は、動物で言えば家畜のようなもので、野生の草花のようには生きられません。
逆に、人が手をかけることで恵みを返してもらえる、そういう関係です。
採取とは違うのです。

これもまた人智のなせる業というわけですが、どこまでそれを行使して良いのか、畑はその導きまでももたらしてくれます。
ありがたや、ありがたや。

ところで、何の脈絡もありませんが、先日初冠雪だった翌日の飯豊山です。

飯豊の空の下から・・・

10月18日朝、一気に白くなった飯豊山

諸橋近代美術館へ

諸橋近代美術館

諸橋近代美術館正門・駐車場より外に向かって

今日は、6月以来4か月ぶりに裏磐梯の諸橋近代美術館へ行きました。
今日のお目当ては、同館所蔵のサルバトール・ダリの版画「ダンテ・神曲」の企画展です。

往路、裏磐梯の山々はすでに紅葉が始まっており、見ごろはまだ少し先という感じでしたが、黄や赤が差している風景に心が躍りました。

今日は、ほぼ全館ダリづくしの展示で、改めて諸橋近代美術館の実力を見せつけられました。
ダリと言えば、好みが分かれる作風かも知れませんが、かのフェルメールに強く影響を受け、終生最大評価していたと聞けば、少し見る目も変わるかも知れませんね。
芸術がこの世界に果たす役割は決して小さくないと感じさせる、優れた作家だと私は思っています。

そしてこの諸橋近代美術館は、私にとって、年に何度か訪ねる価値のある美術館です。
会津では、この他には魅力的な美術館が見当たりません。

郡山市の市立美術館や福島市にある県立美術館はいいのですが、ちょっと遠いので気軽に訪ねることが出来ません。
私設の小さなギャラリーが頑張っている側面もあるのですが、巨匠の作品を直に目にすることの出来る、「力」のある美術館は、もっともっと在っていいと思います。

<諸橋近代美術館のホームページ>

堅いパンを食べたくなったら、食工房へどうぞ

堅焼き黒パン

堅焼き黒パン・大 1本 620円 ・ 1/2カット 320円
特大もあります。 1本 1000円

プンパニッケル

プンパニッケル 1本 490円
沼ノ平産ライ麦を使用中

食工房には、いろいろな種類のパンがありますが、堅いパンには特別のこだわりがあります。
いわゆる本式です。
妥協はしません。
本当に堅いです。
でも、ただ中がキッチリ詰まって硬いのではありません。

例えば堅焼き黒パン。
良く発酵させた生地を、長時間かけて焼き込んで、皮の張りを厚くしています。
外側は、バリッと硬く、中はモッチリと質感のある食感です。
スープが、特別おいしく感じられるパンです。

そしてプンパニッケル。
ザワータイクを使って、乳酸菌発酵の酸味と旨味を十分に醸し出しています。
お口に入れたらよく噛んで、その旨味を味わってください。
チーズや味噌を添えて、いっそう濃厚な味わいを堪能出来ます。
ワインと相性がいいというのが、うれしいサプライズですよ!

以前、ドイツ人のお客さまを唸らせた<参照>、食工房の堅焼き黒パンとプンパニッケル、まだ召し上がってない方、ぜひ一度お試しください。