月別アーカイブ: 2015年6月

熊だ!

今日は、パン焼きが少々トラブってしまい、食パンがうまく焼けずボツになりました。
こんなことは本当に珍しいのですが、そうしたら夕方近くになって電話が鳴りました。

近所の方だったのですが、我が家の裏手の国道459号線を、たった今、熊が一頭横切ってお宅の裏の方に上っていくのを目撃したから気を付けて!という知らせでした。

こんな明るい日中に、時々車も通る道路を横切って我が集落に侵入を試みるとは・・・!
いやはや、ここまでなめられたとあっては黙って様子を見ているわけには行きません。

その方もうちだけでなくあちこち連絡してくださり、やがて役場の広報車も回って来て熊の目撃情報を知らせていました。

どうやら大方の予想通り、今年親離れしたばかりの小熊のようです。
まだ用心を知らぬ好奇心の塊みたいな小熊のことですから、餌を求めてこちらに侵入して来たものと思われます。

すぐに火を焚いて煙を立て、既に侵入の跡がないか付近を調べて回りました。
とりあえず、今回が最初かな・・・と思えましたが、確かなところは分かりません。
隠れる所はいくらでもあるので、今頃近くのどこかに潜んでいるかも知れません。

ま、裏の山はかなり広範囲に刈り払いを終えていますし、見通しが良いのでそう易々と入っては来られないと思います。
好物の桑の木の近くに、センサーライトを設置しました。
少しはけん制出来るかなと思って・・・。
そして、家のすぐ裏で一晩中火が絶えないよう仕掛けをしています。

今年はマイマイガの大発生で、栗や柿その他実のなる木は全滅状態ですから、これから先夏から秋にかけて、腹を減らした熊が畑の物を狙って出て来るに違いありません。

で、熊だけじゃない、猿もいたのでしたっけ・・・。

なんてこった!
文明の世の中とも思えないこの状況・・・。

熊の探索のためにドローンを一機飛ばしたいですね。

ご参考までに、熊出没の地図を貼っておきます。


★明日は、べこ乳マルシェにおいでください!


画像クリックで、pdfファイルが開きます。

パン焼き、無事終了

朝は3時には起き出して、パン生地の仕込みを。
午前中いっぱいかかって一部は焼き上げ、一部は成形を終わらせ、午後2時頃にはすべて焼き上げました。
途中眠くてたまりませんでしたが、コーヒーを飲んでしのぎました。

このところ気温が上昇気味で、酵母は保温なしでもどんどん発行が進みます。
むしろ過発酵に気を付けていなければなりません。
このコントロールがなかなか難しい・・・。

温めるのと冷やすのと両刀使いの「ドゥコンディショナー」があればいいところなのですが、うちは温めるだけのホイロですから、過発酵をコントロール出来ません。
どこか涼しい所に置くくらいしか手が無いのです。

これからもっと気温が上がるようになると、さらに大変。
まあそこを四苦八苦してやるのが、面白いと言えば面白いのです。

とにかく無事終わって、脱力です。

明日は、また大量のスコーンを。
今度の日曜日の「べこ乳マルシェ」用です。

お天気もよろしいようなので、皆さまどうぞお誘い合わせてお出かけくださいませ。

会津産チーズの初売りも楽しみです。

疲れた時は休むが肝心

昨日は、一日中大工仕事でした。
一番難しい工程で、キリのいいところまでやっておきたかったということもあって、夕食後もさらに作業が続きました。
その甲斐あって結構いいところまで捗ったのですが、体の方はひどく疲れていたのですね。
それが分からないくらい、熱くなっていたのでした。

そして終わった後、実は重大なミスがあったことが判明し、一部手直しが確実となったところでどうしようもないくらい脱力・・・。

今日も、ほとんど何も手につかないほどの疲労感で、ぼんやり過ごしていました。
体のあちこちが筋肉痛で、いろいろやるどころではありませんでした。

それでも夕方が近づく頃、このままでは明日のパン焼きに支障が出ると思い、畑に行ってとうもろこしの土寄せなどを少しですがやっていたら、何だか元気が出て来たのでした。
作物が元気に育っている姿に触れるだけで、生きていける!という前向きな気持ちになるから不思議です。
これでどうやら明日のパン焼きも大丈夫そうです。

そうそう、ビールも順調に発酵しています。
二回目のボトリングも終わり、三回目を仕込中です。

山暮らしの記憶 過去記事再録

山暮らし

せいぜい5000円くらいの鉄板製まきストーブ
これしか買えなかったというのが真相。

内装がボロボロになって、ところどころトタン板がむき出しになった小屋。

冬の夜は、いくら火を焚いても寒いので、入り口にも窓にも毛布や厚手のカーテンを垂らしていました。
それでも外で風が吹くと、ランプの灯が揺らぎ扉がバタンバタンと音を立てていました。

部屋に一つのランプの灯りの下、薪ストーブの周りには額を寄せ合う8人の親子。

そんな暮らしが、確かにありました。

お風呂場には外の風が吹き込み、トイレは氷点下の家の外。
家の中だというのに、白い息を吐きながら飯を食っていることもありました。

でもそんな生活の中にも、豊かさを感じる瞬間がいっぱいありました。
薪が良く燃えて、ヤカンから湯気が立ち上るのを見ているだけで、幸せな気分になれたものです。

夜半、用を足しに氷点下の外に出て行くと、どんなイルミネーションも及ばぬ満天の星空だったり、雪化粧した山や森を照らす月光白夜だったり・・・。

漆黒の闇夜もまた、妙に感動的でした。

その頃、街に住む人を訪ねると、暖かくて明るくて快適な家の中。
お風呂もトイレも何もかもが行き届いていて、頭で分かっていてもいつも新鮮な驚きを味わったものです。

もう20年以上も前のことになってしまいました。

でもあの時の記憶は、この先死ぬまで消えることはないと思っています。

山暮らし

今となっては、映画の一シーンを見るような気持になります。
でも紛れもなく、これは自分たちの現実でした。
後ろ姿は、当時10歳の三男

今日は、本業外が忙しく・・・

今日は日曜日、やっぱり遠来のお客さまがいらっしゃいます。
ところが私、今日は家の周りの草刈りなんかで忙しく、おまけに汚れた作業着姿でしたから店には顔も出さず、大変失礼いたしました。

何しろ昨日の熊の話が気にかかっていましたので、とにかく家の周りを藪にしないことが肝心だと、猶予はありませんでした。
ほんの一週間か十日くらいの間に草丈がすっかり伸びて、まだまだ大丈夫と思っていたところが手強い茂みになっていました。

うちの裏手の山は、熊の侵入路の最前線だということが、昨年の熊捕獲騒ぎではっきりしましたので、油断は出来ないのです。
これから夏が過ぎて秋から冬が来て熊が冬眠に入るまで、熊と駆け引きの日々が続きます。

熊、出没か!

今日、近所の方から聞きました。
うちの裏手の国道459号線一本隔てた高台の上の畑の端にある桑の木に、桑の実を食べに来ている証拠があったと。

大木になった桑の木の上に熊棚(枝を折って熊が座り込むための棚を作る習性がある。)が出来ていて、下は足跡だらけで糞も落ちていたとのこと。
その方が直接見て来たという一次情報ですから、間違いありません。
その場所は私も良く知っています。

さあ、うかうかしていられません!
国道よりこちら側に侵入されるか否か、今が一番肝心な時です。
何らかの方法で、熊に分かるようにこちらの縄張り宣言をしなくてはなりませんね。
出来れば、その桑の木がある畑から撤退させる手も考えなくては・・・。

今、このあたりでは、熊、猿、カモシカ、日本鹿、猪と、5種類の大型獣が生息しています。
この先、彼らと折り合いをつけて行くのは、正直言って大変です。

まず一番に欠けているのが、人間の私たちの側の危機感と彼らに対する認識です。
侵入を許してしまってからでは遅い!ということが、なかなか理解してもらえないのですね。
どうしても、何か被害が出てからの対応になってしまいます。

ですから、ちょっと先走るようでも、私が自ら進んで手を打って行こうと決意しているところです。
先ずは、家の周りの見通しを良くして、獣たちに何か様子が変わった!と思わせることからですね。
火も焚いて煙を出さなくては・・・。
他にも、出来そうなこと、何でも試して見なくては・・・。

あと・・・、本当は犬がいるといいのですよ。
うちにも大きくて頼りになる犬がいたのですが、二年ほど前に高齢のため老衰で亡くなりました。
今のところ、また犬を飼う気がありませんので、こればかりはどうも・・・。

いずれにしても、人間の私たちの心構え次第です。
今年は、かぼちゃもとうもろこしも、お前たちにはやらん!

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本日も、滞りなく終了

今日のパン焼きは、みのりのパン27個という大仕事がありましたので、いつもより緊張して始まりましたが、それが良かったのかすべて順調に捗り、いつもより1時間以上早く作業が終わりました。

と言うことは、まだそのくらい余裕があったと言うことでしょうか。
まあ、良い試しにはなりました。

3時起きでノンストップ。
昼食の後どうしても耐え切れず、30分ほど午睡しました。

配達に出る前にコーヒーを一杯。
居眠り運転になったら大変ですからね。

この後風呂に入ったら、一気に眠りに誘われそうです。

パンは、もちろんいい出来でしたよ。
平日の今日も、パラパラとお客さまがおいでになり、パンが売れて行きました。
ありがとうございました。

明日はスコーン焼きです。
ご来店お待ちしております。

見えないところに良心を働かせる

「見えないところに良心を働かせる。」
私が、いつも一番大切にしたいと思っている感覚です。
例えば床の下、壁の裏側、誰にも見えないと分かっている所に、最高の仕事をする・・・みたいな。

ところが近頃の世の中、誰も見てないから、誰にも分からないから、それをいいことに邪な考えに走る風潮が目立って来たように思います。
バレなきゃいいんだから・・・。
否、バレたら開き直るなんてのもあり。
政治家には多いですなァ。

まあそれは置いて。

先日から、この家の床下に手を入れているとご報告申し上げていますが、まず床を剥いで下支えの部分が現れた時、もう言いようがないくらいがっかりしたのですね。

シロアリにやられて腐っていたからではありません。
何と言ったら良いのでしょう・・・、いったいどういう考えで臨めばあのような粗悪な造作が出来るのだろう・・・というほどの酷い作り。
外見は立派な古民家でも、床下は鶏小屋よりお粗末。
あまりのその様子にがっかりしたのです。

その時思ったことは、施主はどのような条件で工事を発注したのだろうか、大工はどんな考えで仕事に臨んだのだろうか、ということでした。
双方に厚い信頼関係があったとは思えないのですね。

否、それにしても・・・、これをどうやって直そうか・・・、いっそのこと建て替えたい・・・、そうは言っても自分の家ではないし・・・。
そう言いつつ、出来るだけのことはしようと手間暇を惜しまないつもりです。

元のように床を張ってしまえば、もう誰も見ることはないし、誰に感謝されるわけでもないのですけどね。

でも、いいじゃありませんか。
その考えで行けば、何事につけ悪いようにはならないでしょうから。

さてさて、明日はまた本業のパン屋に戻ります。
パン買いに来てくださいね。

ご来店、お待ちしております。

畑の備忘録・20150609

畑

農道沿いの畑の端に一列、コスモスとひまわりを植えました。その左側にはサトイモを植えています。


畑

とうもろこしです。 もうここまで育てば、乾燥にも強いですし安心です。


畑

きゅうりです。


畑

去年から越年生育中のねぎ。


畑

茄子は、紫色のと白いのと二種類植えています。


畑

きぬさやえんどうです。 少しずつですが、実が成ってすでに食べ始めています。


畑

トマトです。


畑

ピーマンです。


畑

まだ芽は出ていませんが、生姜を植えてあります。


畑

スイカです。 夏のお楽しみに欠かせません。


畑

かぼちゃは、すごく勢いがあります。
もうじき、ツルが伸び始めます。


畑

ミニトマトです。 夏に孫たちに収穫してもらいます。


畑

パセリの苗をもらいました。


畑

ごぼうの芽が出ました。


畑

ライ麦です。


畑

さつまいもです。この状態になれば、もう安心。


畑

じゃがいもは、間引きと土寄せをしました。
毎日、テントウムシダマシを手で捕殺しています。

今日は、一日大工仕事だったのですが、すっかりくたびれてしまいました。
地上50cmくらいの位置に、水平を見るための水糸を張り巡らしてあるため、いちいち足を大きく上げてまたいで移動しなければならず、道具や材料を動かす時も、糸をひっかけないように気遣いながらやるので、なかなか大変でした。
そして撮った写真は、皆ピンボケ!

代わりに今日は、畑の様子を記録しておきます。
このところ数日おきに雨が降り、畑はにわかに元気になりました。
定植もほとんど終わり、もう植えるところが無くなりました。

尤も、この畑仕事の大半は、上の娘がやっています。
グリーンハンドの彼女の手にかかると、魔法にかかったように植物たちは生き生きと元気に育ちます。