イノシシ現る

今年は、今までのところ中島圃場エリアへのイノシシの侵入は見られませんでした。
しかし周辺ではすでに出没侵入の痕跡が確認されており、中島圃場エリアへも時間の問題だろうと思っていました。

今日、2台設置してあるトレイルカメラのうちの1台がイノシシの出没を捉えていました。
記録されている時間データを見ると、19:17に左手から現れ、一旦右手方向に視界から消えた後、19:19に右手から元来た方向に向かって戻って行く姿が捉えられています。

後で丹念に足跡を追跡して見たところ、川の方向からやって来てすぐに戻って行ったようです。周辺にも、イノシシの場合よく見られる掘り跡もありませんでした。
昨夜は、取り敢えず様子を見に来たのでしょう。

この後続けて現れるようなら、そのうちに複数でやって来るかも知れません。
取り敢えず麦畑は電気柵が完成していますので、大丈夫です。

こうして見ると、トレイルカメラは役に立ちますね。
ある意味戦争と同じで、先ずは敵の動きを偵察するのですね。

行動を探ることで、対策の立て方が決まります。
作戦ですね。

獣害対策の場合は、必ずしも掃討が目的ではなく、電気柵などで侵入を防いだり、刈り払いなどで活動しにくい環境を作ったりして対応します。
それでもなお数が増えて被害が出る状況となった時は、罠を掛けて捕獲します。

獣たち相手に、ごく一部例外を除けば紳士協定は不可能ですから(特にイノシシは・・・)、多少意地の悪い対応をしてでも、こちらの拒否を分からせなくてはなりません。

人間的な感情移入で、動物愛護を語っても何の足しにもなりません。
獣たちにとっても、的外れで迷惑なだけです。

否、こうして現場にいればたちまち分かることが一向に理解されず、今や都市部へと獣害が広がりつつあることに、何だか脱力してしまう私です。

★明日と明後日は、食工房は定休日となっております。

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