この次の晴れ間が勝負

雨が続きます。
本当に、嫌気が差してしまいます。

今のところ豪雨ではありませんが、刈り残したスペルト小麦にとって、また稲架にかかったまま脱穀する機会を逃しているデュラム小麦にとっても、最悪一歩手前です。

しかしやっと、明日から少し回復傾向で明後日と明々後日の2日間、晴れ間が差すようです。
恐らくもう、これが最後のチャンスですね。
それに合わせて乾燥機のバーナーが復旧してくれれば、上首尾となります。

スペルト小麦に関しては、固い殻に包まっていますので、カビの発生などからはしっかり守られていると思います。
品質については、殻を除去(籾摺り)して実を取り出して見ないことには判断出来ません。

一方、ライ麦は先に収穫を終え乾燥も完了していますが、何しろ状態が悪く、この後籾摺り機と穀物選別機を使って唐箕選別と粒度選別をしなければなりません。
恐らく、30%以上ロスが出ると思います。

そして、今年初めてカビ毒検査を受けてみるつもりです。
取り敢えずライ麦だけですが、悪くすると許容ラインを越えて使用不能になる可能性もあります。

もしそうなったら、全量廃棄です。
想像したくもありませんが、そうならない保証はありません。

来シーズンからは、種子消毒、土壌消毒(焼き払い)の他、状況次第で生育途中の農薬散布も視野に入れるつもりです。

これまで認識が及んでいませんでしたが、ライ麦は穀物の中では最もハードルの高い作物です。
高度の農業技術と知見に裏付けられなくては、成功は難しいのだということが今頃になって分かっても、今さらどうにもなりませんね。

がんばるか、止めるかですが、もちろん止めませんよ。

皆さまのご声援も、どうぞよろしくお願いいたします。

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