本日は、先週に続き集落の人足でした。
今度は、村内の国道を含む生活道路の刈り払い作業でした。
山間の道路は、沿線は農地か山林であることが多く、油断しているとたちまち藪になってしまいます。
数年間人の手が入らなければ、灌木の生い茂るジャングルの様相となり、すっかり獣たちの領域となります。
住宅のある場所から外れると、残念なことに耕作放棄された畑が人の背丈を越えるほどの草やぶになっており、よく見るとそこら中に獣が出入りするためのけもの道が開いています。
少し中に踏み込むと、地面はあちこち掘り返されていて、イノシシの仕業であることも見て取れます。
この付近では、度々、道路に出て来たイノシシ、あるいはクマなど獣たちに遭遇することがあるようです。
こうなると、散歩やジョギングなども一人では不安になります。
一方、刈り払いをして見通しが良くなった場所では、獣たちの出没は少なくなりますし、常駐することもなくなります。
その良い例が、我が中島地区の圃場エリアです。
数年前には、住宅から至近距離(3m以内)にクマがやって来ましたが、私たちの根気強い刈り払い作業により、その前線は100~200m後退しています。
ま、考えようによっては、これだけ努力してやっと100mですから、獣たちとの付き合いはとてもとても骨の折れるものだと思わざるを得ません。
かと言って、手を緩めれば、たちまち接近して来るのが彼らですから、もう一つの手として駆逐淘汰の手段を持っていることが必須です。
獣たちとの付き合いにおいて、刈り払い作業はまず第一段階だと言えます。
今の私たちは、やっとそれをクリアしつつあるという状況です。
その次は、狩猟が視野に入って来るはずです。
いやはや、人生は長い・・・と感じます。