日別アーカイブ: 2008年7月13日

カリーソース vol.4

 キーマ・ダルカリー
前回のダルカリーの応用編です。
※ダルカリーの記事は <こちら>
からご覧いただけます。
豆のカリーに、さらに鶏の挽き肉が入ります。

つくり方は、途中までダルカリーと同じです。
ひよこ豆のダル、レンズ豆のダルを1カップずつ用意します。
やはり、火の通り難いひよこ豆の方から、先に煮始めます。
また今回は、トマトペーストを用意しましたので、水を多めにします。
煮ている時の火力やかき混ぜ方で蒸発量が違って来ますので、水分量は適宜調節してください。(2~2.5リットルくらい。)
豆が煮えるところまでは、前回と同じです。





 


併行して、鶏の挽き肉をオリーブ油で炒めます。
 鶏挽き肉 約400g オリーブ油 大さじ3
弱火で、丁寧にほぐしながら火を通します。
そして、豆が煮えたところへ一緒にします。

さらに煮ながら、玉ねぎのソースベース、トマトペーストを順次加えます。
 玉ねぎのソースベース 玉ねぎ1㎏分  トマトペースト 1カップ
焦げないよう、丁寧にかき混ぜるのを忘れないでください。

一度煮立ったら、それ以上長時間煮込む必要はありません。
すでに時間をかけて下ごしらえした材料ばかりですから・・・。




最後に、塩・大さじ2.5、カリーマサラ・大さじ山盛り3を加えます。





何も考えずに、ドサッと放り込んでいただいて結構です。
かき混ぜれば、すぐに馴染んでしまいます。
もし時間がある時は、1時間くらい放置してからもう一回煮直してみてください。
辛さが少し大人しくなって、味のバランスが良くなります。




やはり、一時間半ほどで出来上がりました。
これで10皿分はあります。



ちなみに、インドでは比較的鶏肉を使うことが多いのですが、これはヒンドゥー教徒は牛を食べない、イスラム教徒は豚を食べないことから、多勢の食事には、どちらにとっても禁忌品でない鶏肉を使うのが無難だからだそうです。




実は、昨日の夕食でした。
初収穫のキュウリのサラダを添えました。


さて、これまでにご紹介した3種類のカリーソースは、基本的に同じ傾向の味であることにお気づきの方もいると思います。
いずれも、玉ねぎとトマトがベースになっているからです。

この次もう一回同じソースベースで、肉や野菜を沢山入れて、私たちが普段「カレー」と呼んでいるものをつくってみます。
既製品のカレールウを使うのより、格段においしくてスパイシーなカレーにご期待ください。