日別アーカイブ: 2008年7月5日

壊れたら自分で直す。 その2

今回は、正確に言うと壊れたわけではなく、具合が悪くなった冷蔵庫の話。

先月、気温が高い日が続き始めた頃から、冷蔵庫の冷えが良くないことが気になっていました。
中古で買ったものだし、オーブンを使っている特別暑い室内に置いているし、物は沢山詰め込んでいるし、負担が大き過ぎて寿命が来たのかも知れないと、がっかりしかけていました。
でも以前、家電メーカーに勤めていた友人が、「冷蔵庫なんて、そんな簡単に壊れるものじゃない。」と言っていたのを思い出し、とにかく点検して見ました。
と言っても、外見上から分かることは何もありませんでしたし、裏側のコンプレッサーが納まっている場所のカバーを外してみましたが、こちらもこれと言って得られる情報なし。
もし冷媒のフロンガスが抜けてしまっていたとしても、素人にはチェックする方法はありませんし、コンプレッサーの圧力が上がっていないとしても確かめようがないし、とりあえず壁から少し離して放熱を良くしてみました。
しかし、全く改善の兆しはありません。
今、買い換えは厳しいなァと、すっかり気が重くなってしまいました。

そして先日の定休日、買い換えるなら壊して元々と考え、思い切って分解して見ることにしました。
何度か様子を見ているうちに気になっていた、内側の冷風が循環するダクトがどうなっているか、中の物を出して棚や内装を外して見ました。
もう少しと言うところで、これ以上は完全に解体しない限り中を覗けないことが分かり、さてどうしたものか・・・。
そこで私が、それまでの状況から想像したのは、ダクトの途中に結露した水分が凍りついて、通り道を塞いでいるのじゃないかということでした。

そこでドライヤーを持って来て、風を吹き込んで見ました。
最初は温風でやっていましたが、熱すぎて部品が変形しかけましたので、あわてて冷風に切りかえしばらく吹き込んでいました。
一時間ほどして、あちこちから水滴がしたたって来ましたので、ひょっとするとこれで少しは直ったかも知れないと思い、水滴を拭き取りながらもう一度内装を元に戻して、最後に下側の水受け皿を外して見たところ、溢れるほど大量の水が溜まっていました。
多分これで間違いなかったはずと確信を深め、電源を入れて待つこと30分。
25℃あった庫内は、見事に5℃まで下がっていました。

そして今日で4日目。
30℃を超す室内でも、5~7℃をキープしています。
いやはや助かりました。正直ホッとしています。
皆さん、湿気の多い部屋で使っている、中に物を沢山詰め込んでいる、扉の開閉が多い、そんな使用条件の冷蔵庫の冷えが悪い時、今回の私の話を思い出してください。
もしもお役に立ったら幸いです。