食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

カネリプッラ

カネリプッラ

2007年3月


カネリプッラ

2009年9月


カネリプッラ

2011年1月


カネリプッラ

2012年4月


カネリプッラ

2013年4月
これ以後、巻き数は増えも減りもしません。

ハンドメイドマーケットプレイス”Creema” フーズカテゴリーに出店して以来2ヶ月余り、カネリプッラが食工房の看板商品の地位を獲得しています。
ちなみにプレーンスコーン・5個入りがそれに次ぎます。

ご購入者の評価を拝見すると、シナモン好きの方にはたまらないおいしさとの評価が圧倒的です。
そうですね・・・、何たってシナモンシュガーの使用量は半端じゃありませんからね。
それに、シナモンだけだと辛みが強くなって好みが分かれるところですが、食工房はカルダモンをミックスしていますので、香りがやわらかく深みがあるのです。
そして砂糖も、グラニュー糖だけではなく、きび砂糖をミックスしていますので、甘さにも奥行きが感じられるのじゃないかと思っています。

ところで、カネリプッラという名は、フィンランド語でカネリがシナモンのこと、プッラはロールパン(丸くて小さいパン)ですから、シナモンロールのことを言っています。
フィンランドのカネリプッラは、形が面白いですね。
グルグル巻いた生地を切る時に、斜めに角度をつけて切るとあのような形になります。
切り口が天板に当らないので、切り口を焦がさないで済むのですね。
頭がいいと言うか、素晴らしいアイディアですね。

そして食工房のカネリプッラは、発売当初から時が経つにつれどんどん巻き数が増えて今はほぼ10回転、シナモンシュガーの使用量は、初めの頃の2.5倍くらいになっています。
画像を見ると余りの変化に、自分でも驚いてしまいます。
まあでも、もうこれ以上になることはありません。
やり過ぎると、シナモンシュガーそのものを食べているのと変わらなくなりますから。

実は、パン生地の部分もいろいろこだわりがあって、いいマッチングになっているのです。
小麦粉以外は、バターと低温殺菌牛乳(会津のべの乳)だけで捏ね上げています。

さて、そのように進化してきたカネリプッラ、おいしい食べ方は、何と言っても焼き立てを召し上がること。
深炒りコーヒーがあれば、言うことありません。
ご家庭で焼き戻す時は、オーブントースターで1分程度焼き、その後電子レンジで15秒過熱します。
これで、ほぼ焼き立ての状態に戻すことが出来ます。

そしてこれからの季節、焼き戻すのではなく冷蔵庫で冷やして召し上がるのも、これがなかなかイケますよ。
ぜひお試しください。

秤の検査

秤の検査

検査用の標準重量ブロックを乗せて、秤の指示が正確かどうか確認しているところ。


秤の検査

小さい秤は、尚のこと正確じゃないといけません。
検査は、念入りです。
こちらは、ドキドキ。


秤の検査

無事終わって、合格シールを貼ってもらいました。

食工房には秤が3台あります。
いずれも主に材料を軽量するときに使っていますが、事業用の秤は二年に一度検査が義務付けられていて、今日は二年ぶりに検査に出しました。

今日は、忙しいパン焼きの日なのですが、指定された日に済ませないとあとが面倒なので、何とか時間をやりくりして、たった今まで使用中の秤をろくに掃除もせずに持って行きました。

検査会場が近かったので時間はそれほどかかりませんでしたが、本当は事前にきれいに掃除してメンテナンスも施してから出したかったですね。
何しろ、粉埃が絡んで、動きが渋くなっていたりするのです。

合格がもらえるかどうか、ハラハラドキドキの一幕もありましたが、何とか無事終了。
合格のシールを貼ってもらえば、もう大丈夫!

いずれにしても、秤は大切な道具です。
重曹やスパイスなど微量原料は、計量が正確じゃないと製品の出来に大きく影響しますから・・・。

本日のご来店御礼

今日も昨日に続いて気持ちの良い晴天に恵まれました。
麦畑は、今日もピカピカ光っていました。

そんな中、以前通販をご利用いただいた方が、ご来店くださいました。
最初そうとは知らずに応対していたのですが、お帰り際にお名前を名乗り出てくださり、うちのカミさんは感激のあまり、商品代の計算を間違えそうになったりしていました。

本日も改めて、ご来店感謝申し上げます。

さて夜は、またIIDEの編集です。
今し方まで作業中、例によってYouTubeサイトで見つけた音楽を流しながらやっていました。

それで偶然見つけて、演奏が始まった途端から終わるまで一時間半、すっかり耳を奪われてしまった私。
何がそんなに良かったんだか、自分でもよく分かりませんが、心の中はとても不思議な充足感に満ちています。

店頭の麦、色づき始めました。

麦

南部小麦です。
家でも種取りをして増やすつもりです。


麦

真ん中の黄色くなっているのが南部小麦。
奥はデュラム小麦、手前は、正体不明


麦

一面の新緑の中にあって、麦畑は目立ちます。

ご来店くださっている皆さま、今、店の前にプランターに植えた麦を並べてあるのにお気づきのことと思います。
ここ数日の間に、まず南部小麦が黄色くなって来ました。
他にデュラム小麦なども並べてあるのですが、そちらも下の方から枯れ上がって来ています。
一方畑の方にはライ麦を植えているのですが、穂の部分の色が少しずつ濃くなって来たと言うか、変化して来ました。

ところで日本国内の麦作は、登熟期から収穫期にかけてちょうど梅雨期になるため、作柄がお天気に左右されやすいのですね。
ここ数年、梅雨期もはっきりせず少雨傾向だったりするので、麦作には都合がいいのですが、これも気象変動の現れかと思うと何だか複雑な気分です。
それでも会津の気象条件は、本来麦作には向いているのじゃないかと思っている私です。

ま、順調に行けば、農家さんにお願いしているライ麦や小麦は、豊作になるのではないかと期待しているのです。
ここ一週間か十日のうちに、他の麦も色づいてくることと思います。
この次は、麦秋の風景を撮影して来たいと思っています。

パン

農家さんご用達の、自給自足パン。
今日はクルミなし。
ピストーラスタイルにしました。

農家さんのご依頼で、自給自足のパンを今日も焼きました。
今日のは特別きれいに焼き上がりましたので、写真を撮らずにはいられませんでした。

これを定番商品化することが、食工房のこれからの課題です。
がんばりたいと思います。

酵母に追われる

今日もいつもの木曜日のパン焼きでした。
季節が進んで、昨日今日あたりは一時的に冷えていますが、それでも確実に暖かくなって来ているのですね。

酵母種の発酵が、保温しなくても尚早まって、追いかけられるように次の工程に進まなくてはなりません。
作業が速く進むので、それはそれでいいのですが、こなすにはやはり体力です。

パン屋って、実は体育系の仕事だったのですね。
改めて分かったと言うか、健康と体力維持をいつも心がけていなくては・・・と思った次第。

おかげさまで今日も、とてもいい具合に焼き上がりました。

さて、あとはIIDE編集ということで。
ではでは。


IIDE編集中

6月になってしまいました。
出来れば5月のうちに仕上げて、6月1日から配布が望ましいのですが、先月は何かと忙しくてとうとう最後まで手が出せませんでした。
これからやっと取りかかるというところで、とっくに尻に火が付いています。

いいじゃないですか、ロケット花火ってことで。
また速攻で仕上げますから。

さて今日は、定休日休業とは言ってもその実明日のための仕込み作業が忙しい・・・。
そこへ、急なご要望にお応えしてスコーン焼きが入りました。
イベント出品用で、焼き上げ後早速出荷発送しました。

来る6月3日(金)から5日(日)まで、イオン浦和美園店にて開催される「会津フェスタ」に出品されますので、この方面にお住まいの方、当日この方面にお出かけの方、よろしかったらご来店ご購入をよろしくお願いいたします。
詳細は、イオン浦和美園店ホームページ・チラシ情報をご覧ください。
※イベントのチラシ情報は、直前になってから公開されます。

自給自足のパン

自給自足のパン

件の農家さんから分けてもらった粉で、家の庭で拾い集めた胡桃を入れて焼きました。


自給自足のパン

膨らみ具合も、そんなに悪くありません。
むしろ私などには、適度な硬さがあって好ましい。
それより何より、麦芽の風味、酵母の風味、皮の部分の香ばしさがたまりません!

パンに関して自給自足を考えた時、パンを造ることは食工房の本業ですから先ずいいとして、小麦を作るのは地元の農家さんにお願いしていますから、これもまあいいでしょう。
今のところただ一つ、製粉の部分だけが自分たちの手に負えない工程です。

製粉会社というところは、とにかく仕事の規模が大きくて、小麦粉の場合は10トンくらいの量にならないと取り合ってもらえません。
食工房にも小型の製粉機がありますが、製粉会社のそれとは基本的に構造が違っていて、あのようなきれいな微粉は挽けないのです。

一方、あのように精製度の高い白い粉でなくても良いというのであれば、食工房にもあるような家庭用または農家用の製粉機で挽いて出来るだけ細かい目の篩を通せば、そこそこパンが焼けそうな粉が採れます。
その一例が、このところ何度か引き受けて焼いている農家さんの自給自足のパンというわけです。<参照>

伺ったところでは、製粉はそれほど大変ではないのですが、篩の作業はとにかく時間がかかるもののようです。
ですから、今のところ商売にはなりません。
もし、この篩の工程を効率良く出来るそれほど高価でない機械があれば、自家製粉のパンが現実味を帯びて来ることになります。

で、どうしてまたここに来て「自給自足のパン」なのかと言えば、それはもう美味しいからだ!と申し上げるしかありません。

今年は、地元の農家さんの小麦も量が確保出来そうですし、全粒粉だけでは使い切れないかも知れません。
たとえ簡易な方式でも、製粉工程が自前で出来るようになれば、これで自給自足が完結するのです。

いや、次々とやるべき事と言うか、やってみたい事があって、これはもう元気で長生きしていなくては始まりません。

ちなみに、ライ麦は全粒粉を自家製粉しています。
プンパニッケルは、ライ麦全粒粉100%ですから、これだけが今のところ自給自足が完結しています。

六条大麦

麦畑

新緑とコントラストを成す、麦秋の眺め
黄金の輝きに勝るとも劣らぬ素晴らしい色合いです。


麦畑

穂を真上から見たところ
ノゲが、きれいに六方向に伸びているのがよく分かります。


麦畑

まさに豊かな稔り!

今日は、微風快晴の空の下、山都町のすぐお隣の地区高郷町の農家さんを訪ねて、刈り取り間近になった大麦の圃場を見せていただきました。

食工房でいつもご好評いただいている大麦パンに使用される大麦は、こちらで生産されたものです。
品種的には、六条大麦でうるち種だそうです。
麦にも、うるちともちの二種あるというのは、今まで知りませんでした。
少し離れた圃場では、もち種の試験栽培も行われていました。

それにしても先ず感激したのは、いち早く麦秋の風景になった大麦畑の美しさでした。
六条というのは、真上から見ると良く分かりますが、茎の周りに六列実が付いているのですね。
ちょうど六角形をなしていて、ノゲも六方向に長く伸びて幾何学的な形状です。

とにかく見た目がにぎやか!
今日は、明るい日差しの下でノゲが光って、まさに最上の麦秋の眺めでした。

こんな素晴らしい風景を見せてもらったのですから、その麦で最高においしいパンを焼かなくては・・・という気にならないわけがありませんね。
本当にありがたい自然の営み!
パン屋も、がんばります。

さつまいもの植え付け

70本の苗を植えました。 すべて順調に育って、1本あたり1.5kg採れるとして105kg!? 獲らぬ狸の何とやら・・・。そううまく行くかどうかは、分かりません。

70本の苗を植えました。
すべて順調に育って、1本あたり1.5kg採れるとして105kg!?
獲らぬ狸の何とやら・・・。そううまく行くかどうかは、分かりません。

今日は良いお天気に恵まれ、畑はあれもこれも植え付けを待っている状況、先日入手したさつまいもの苗も、早や植え頃を過ぎてしまいそうです。
そこで、パン焼き仕事が終わって夕方が近付く時間から、上の娘と二人畑に出て植え付け作業をしました。

畝立てまでは、娘が終わらせてくれていましたので、植え付けのための穴を掘って肥料を入れ、少し埋め戻して良くかき混ぜ水を注いで、それからやっと苗を植え付けます。
丁寧に土をかけて埋め戻したら、もう一度今度はジョウロで水やりして完了です。

今年は、周期的に雨が降っていますので、昨年のような乾燥対策のための敷き草は、とりあえずしていません。
もしこの後少雨傾向になった場合は、青草を刈って敷き詰めます。

順調に育っても、収穫は10月です。
生育期間が長いので、間に除草作業を何回かしなくてはなりません。
ちゃんと収穫しようと思ったら、それなりに手をかけなくてはならない、それが畑の掟です。
でもそれは、ちっとも嫌なことではありませんし、面倒くさいと思ったこともありません。
畑が出来上がって行くのって、楽しいですよ。

さて、柚子きんとん丸まであと何日?
その前にこれから植えるかぼちゃが、さつまいもを追い抜いて先に収穫になります。
ですから、かぼちゃあんぱんの方が先に再開になります。
かぼちゃの植え付けも、実はもう間もなくです。
今、苗床で小さな苗が育っています。

麦がきれいです。

麦

ライ麦です。
穂の高さは、大人の目線よりやや上です。


麦

ノゲの長さが特別長くて、見た目の派手さは一番です。
これは、畑の隅に植えておいた、デュラム小麦です。

漉乃あん丸、製造休止

このところ夏のような暑さが続きます。
これでは、小豆あんは持ちません。
それに、暑くなると、あんぱんは売れなくなります。
そんなわけで、明日を最後にしばらくの間、漉乃あん丸(小豆あんぱん)の製造を休みます。

この次は9月から、ご好評いただいている「かぼちゃあんぱん」が再開となります。
突然のお知らせになりますが、どうぞご了承ください。

たまねぎパンが旬です!

たまねぎパン

たまねぎパン 1個 320円

ただ今、ひかり農園産の新玉ねぎを使っています。
甘くておいしい新玉ねぎをいっぱい入れて焼いています。

そのままでも十分おいしいですが、バターを絡めて食べると最高です。
あと、カレーに合います。
お試しください。