投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

商売の基本はサプライズ

このところ趣味の話題に流れてしまっていて、本業は大丈夫なのか?と、お叱りの声も聞こえて来そうなところ、あるお客さまが「食工房は、こうやって時々番外の企画をしてくれるのが、とても楽しみだ。」と仰るのが耳に入りました。
ああ、それはよかった!と、胸を撫で下ろした私です。

パン屋の本業はもちろん一番大切にしていますが、その他のことでも機会があれば、多くの方の喜び楽しみに奉仕することは、同じくらい大切だと思っています。
それが直接的利益につながらなくても、先に行けばきっと何か良い結果となって返って来ると思っているのです。
何より、他ならぬ自分も楽しめるのですから。
サプライズは、商売人の心意気、基本だと思っています。




山の子クッキー
どろんこクッキー

袋は、底の方が開いています。
中身を入れてから、底を閉じます。





1g目盛りのシビアな台秤。 検査済みです。
シール機は、もう30年近く使っている古いもの。
 


今日は、本当に久しぶりに「山の子クッキー」を焼きました。
カレンダーを調べてみたら、何と3月以来です。
経営破綻メニューだと、そのころのブログで申し上げた覚えがありますが、今日の山の子クッキーもある意味サプライズかも知れません。
どうせならついでだと、同じく手間のかかるどろんこクッキーも焼きました。
軽量包装の後、残ったものを口に入れた時、自画自賛ではしょうがないとは言え、しみじみ美味しくて胸がジーンとしてしまいました。

何にせよ、造って幾ら、喜んでいただいて幾ら。
商売の基本は、サプライズにありと心得ている私です。

隅田川フォークフェスティバル

昨日、思いがけなく訪ねて来てくれたtakさん、初めて出会ったのが東京両国のフォークロアセンターでした。
  <参照>
私にとっても、takさんにとっても、その後いろいろと関わりの深かったフォークロアセンターです。


そうしたら今日、そのフォークロアセンターから「第一回 隅田川フォークフェスティバル」の案内が届きました。
早速内容を拝見すると、何だかとても興味をそそられる企画です。
いやー、面白い動きになって来ました。
昨日そして今日です。こんな風に、ものごとはシンクロするものなのですね。

私は、残念ながら参加は叶いませんが、お近くの方あるいは当日東京にいらっしゃる方で時間の都合のつく方は、ぜひぜひ訪ねていただきたいと思います。



 



 



 


ポスターがまた、とてもいい感じです。
手描きの地図をベースに必要な情報をレイアウトしていて、イベントのタイトルとマッチした秀作だと思います。
第一回ということで、代表の国崎さんはじめ関係者の意気込みが伝わって来るようです。


そうしたらそこへまた!
昭和村から、いつもわざわざパンやコーヒー豆を買いに来てくださるSさんの奥さまがいらして、CDを一枚手渡されました。
ご主人がやっている「なかよしバンド」のアルバムでした。
今度6月26日(金)、昭和村の「織り姫歓迎コンサート」で演奏するそうです。
詳しいことは <こちら> へお問い合わせください。
ああ、この日も私、行かれないのです・・・。残念!


このところ音楽の話題でシンクロしている私の身辺です。



藤島晃一ライヴ @ 風街亭 もお忘れなく!


あと一つ!
明日、6月14日(日)
風街亭にて、石川二三男&小出斉・ブルースライヴがあります。
チャージは、ワンドリンク付きで2500円。


石川君は、昔私が関わっていたマッドブルースバンドのベースマンの弟です。
こちらは都合が付きそうなので、駆けつけます。楽しみです。

まずはお知らせから

「パンだより 」が間に合いそうになくなって来ましたので、急ぐ情報のみ、この場にてお知らせいたします。
インターネットをご覧になれない方のためには、別な方法を考えなくてはなりませんが・・・。


  会津若松市方面、戸別配達のお知らせ

今月は、6月26日(金)になります。

ご注文は、二日前午前中までにお願いいたします。
当日は、午後3時頃からの巡回になります。
配達時間の厳密なご指定はご容赦ください。


  マフィン、製造休止のお知らせ

6月中を目途に、夏場の暑い時期、マフィンの製造をお休みいたします。

対象となるメニューは、
シマリス君の朝ごはん・ココリス・スィートハート・そば粉マフィンの四品目です。

スコーンは、二種類とも継続します。

お間違えのありませんよう、よろしくお願いいたします。


 



このポスターのpdftファイルを公開しています。<こちら>



藤島晃一ライヴ @ 風街亭 チケット販売開始!



予約の受け付けもしています。
前売り・2000円(ワンドリンク付き) 当日・2200円
40名限定となっておりますので、ご予約お求めはお早めに。


 


  今日のビックリ!!

今日の夕方突然、思いがけない人が訪ねて来ました。
35年来の友人、このブログでもご紹介したことのあるtakさんです。<こちら>

何でも、会津若松に取材の仕事で出張だったそうで、時間が取れたので回ってくださったとのこと。
十数年ぶりの再会でしたが、このところ毎日お互いのブログを見合っているせいか、あまりそんな感じがしませんでした。
それでも、直接顔を見なければ出て来ない話の数々に、コーヒーを飲みながら旧交を温めました。
急ぎの道中故、あまりゆっくりしていただけませんでしたが、再会を約束してお別れしました。

今年は、何か流れが違って来たような気がしています。


 


本日のサプライズ ・ 「麦秋」




こちらは、配達の途中見かけた、会津坂下町内の小麦畑です。


 

雨降って一息

昨夜から今朝まで、そして今日午前中、断続的に雨が降りました。
昨日の晩、久しぶりに雨蛙の鳴き声を聴いた時、ああこれで何もかもが一息つけると、妙にうれしい気分で眠りにつくことが出来ました。
結構まとまった雨量になったと思います。

一夜明けるとあたりは湿気を帯びて、昨日までとは別世界のようでした。
普通、雨が降ると「お天気が悪い。」と言いますが、今日ばかりは「いいお天気だね。」と頷き合いました。
本当に晴ればかりだったら、砂漠になってしまいますからね。


それにしても夜聴く雨蛙の声、何だか不思議な気分に捕われる私です。
そう・・・、目に見えない世界から誰かが訪ねて来たことを、知らせてくれているように聴こえるのです。


やれやれ、やっと忙しい木曜日が終わりました。


今また、外で雨蛙の声です。

コーヒーを飲みながら・・・

あなたは、コーヒーを飲みながら、何をしていますか。
コーヒーや一緒に出されるお菓子などを味わうことに、集中しているということもあるでしょう。
でも、たいていの場合、何か他にしていることがあるのじゃないでしょうか。
新聞雑誌、テレビ、インターネットなどを見る、あるいは読書文筆、また何か考えを巡らせるということもあるでしょうね。

近頃すっかり肩身の狭くなった喫煙ですが、一杯のコーヒーに一服の紫煙というのは、これも一種お似合いの風景かも知れません。
40年近く前、うんと若かった頃の私にも、コーヒーと煙草の煙で至福の時間を味わっていた時代がありました。


ところで前にも申し上げたと思いますが、コーヒーの香りにはリラックス効果があるそうですね。
一方、コーヒーの微量成分の代表であるカフェインには、覚醒効果があります。
つまりコーヒーを飲んだ後は、ゆったりした気分の中で頭が冴えている状態だということになります。
自ずと、頭を使うのに都合のよい環境が出来ているのですね。
道理で、コーヒー片手に突然いいアイディアが浮かんだりするわけです。


 



コーヒーに生クリームが私の定番
今日は、アプリコットケーキが付きました。


今日の私は、午後のコーヒータイムに、届いたばかりのミニコミ紙を拝見していました。
「じねんと」というこのミニコミ紙は、奥会津の昭和村の方が発行している、なかなか秀逸な読み応えのある紙面が魅力です。

そうしたら、最後のページの最後の一角に、「コーヒー」の文字があって目が留まりました。
曰く・・・「毎朝、A店と食工房のコーヒーを楽しんでいるが、違いが今一分かりませんが・・・」
うーん、微妙ですねぇ。

Sさん、自嘲的に「俺は違いの分からん男」だと茶化して笑いを取ろうとしておられるのか。
それとも、A店も食工房も甲乙つけ難いと、褒めてくださっているのか。
まあいずれにしても、同じ味がするのだったら、値段が安い方がいいですよと申し上げるしかありませんね。



  「じねんと」

購読料 2000円


お申し込みは郵便振替で


加入者名 昭和ボランティア協会  口座番号 02110-3-3937

働き者


私のことではありません。
昔の人は・・・、という話です。

今朝は、定休日としてはいつもより早起きして、畑に飛び出して行きました。
当然のことながら、ここらのおばあちゃんはもう一仕事終えたところです。
だいたい朝の4時とか5時くらいから畑にいるみたいです。

機械力のない昔は、ただもう時間を働くより他に方法がなかったのですし、それだけ働いてもちやんと喰えるという保証はなかったのですね。
私の古い知人(農家)のお母さんは、朝暗いうちから起きだして、「お天道様が出て来るのが遅い!」とブツブツ文句を言いいながら、駒ネズミのように動き回って働いていたそうです。

今日午前中畑仕事をしていて、もうやることはいっぱいあって時間はいくらでも欲しいところでしたが、さすがに暑くなって来て降参。
午後から娘たちと、用足しに出かけました。

長女の運転に任せて助手席でウトウトしていたら、本当に眠り込んでしまっていました。
いろいろ手間取って帰りが遅くなりましたが、外はまだまだ明るい時間、くたびれていても夕方の水やりをしないままでは、ご飯も喉を通りません。
結局、暗くなるまで畑にいました。
もし具合よく月が昇って来たら、本当にそのまま夜間作業に及んだかも知れません。

昔の農家の暮らしを聞き及んでいるのですが、月が明るい夜はずっと畑で夜を明かして、疲れたら畔にぶっ倒れて眠ったとか・・・。
また、夜真っ暗になるまで働いて畑からの帰り道、畑に向かって来る人がいるのでおかしいなと思いながらも、「お疲れ様!」と声をかけると、相手は「おはようございます!」と、つまり俺はもう次の日の仕事に出て来たところだと、そうやって働き者を競い合ったという笑い話です。

いつも、すっかり腰が曲がって車を押しながら歩いて行くおばあちゃんの姿を見る度に、お気の毒に思う私ですが、いつだったか畑で鍬を振るっている姿を拝見した時、合点が行きました。
もう体が、それ向きになってしまったのですね。

今日は、働き者の気持ちを、少しだけ垣間見たような気がする私です。



本気で雨乞いをしたくなっています。
それでも、敷き草をしたり、水やりをしたり、
細かく世話をすれば、多少の収穫は間違いありません。


 

田舎暮らしは忙しい!


一昨日、ご近所の方々に手取り足とり教わって、何とか格好がついた「じゃがいもくるめ」


今日は、サワードゥビスケットを二種類、わらいごまとバタービスケットを焼きました。
それからコーヒー豆の選別も。

それで終わりなら楽勝ですが、畑が私を呼んでいます。
じゃがいもの土寄せ、ネギの土寄せ、トウモロコシの間引き、大根の間引き、その他細々とやることにキリはありません。
今世話をしなかったら、せっかくのこれまでの労が水の泡になってしまいますから、暗くなるまでとにかく頑張ろうという気になっています。

今日の夕方まだまだ明るいうちに、連れ合いが夕食の支度が出来たと呼びに来た時は、思わずカッとなってしまいました。
腹が減っていても止められないテンションというのは、本当にあるのですね。
気を取り直して、「すまん、すまん。」と心で詫びながら、少し遅れて連れ合いの後を追いました。

明日は定休日でも、きっと早起きするぞ!とこの場に宣言して、引っ込みがつかないようにしておきます。

そして明日の午後は、半日用足しに出かけなくてはなりません。
会社勤めとは質が違いますが、忙しいことに変わりはない田舎暮らし。
あとは好みの問題です。
もちろん、私はそれなりに納得しています。



   イベント告知

藤島晃一 ライヴ @ 風街亭  詳細決定


ポスター公開しました。 <こちら> からご覧いただけます。

雨が欲しいこの頃

ここ会津では、もうずい分しばらくの間、まとまった雨が降りません。
畑の土はパサパサで、野菜の苗もなかなか育ちません。
水分が回らないと肥やしも効かないのだと、農家の方のお話です。

確か去年も、雨が降らなくて困った記憶があります。
そう思って一年前のブログを調べたら、6月30日に3週間ぶりに雨が降ったことが書いてありました。
その時の写真には、しっかり育ったジャガイモが写っていましたが、今年のジャガイモはこれから一か月足らずでそんなに大きくなるだろうか?と思えます。
作物はもちろんですが、野の草花たちだってやっぱり水分に飢えているのが分かります。
お年寄りたちは、昔とは気候が変わってきたことをもうはっきりと分かっていて、この頃は何だかおかしいと言っています。

もっとずっと昔には、この日本でも飢饉で餓死者が何万人も出たことがあるのですから、今年みたいなお天気だと先行きを案じて気を揉んだであろうことは、今の私たちの比ではないと思います。
目の前の畑で何もとれなくても、喰うに困るようなことにはならない、私たちの今の暮らしです。
だからと言って、緊張感を失っていていいとは思えません。
畑をやっていると、そういう感覚がちゃんと働くようになることが、もう一つの大切な収穫だと思っている私です。



昨日のポスターは、めでたく完成にこぎつけました。  近日公開します。
チケットは途中まで。
チラシはこれからです。

「パンだより」が、まだまだです。
困りました・・・。

ポスターとチラシ、作ってました。


まだ未完成ですが、雰囲気が伝わるでしょうか。
A3のプリンターがないのに、A3のファイルを作ったところ、
そのままではA4に印刷出来ないことが分かり、もう一度
A4設定で作り直しました。いい勉強にはなりましたけど・・・。


今日は夕方から、例のブルースライヴのポスターとチラシを作り始めたら止められなくなり、おまけに設定ミスをしてしまったため、同じものを二度作る羽目になりました。
たっぷり3時間以上はかかってしまいました。
そういうわけで本日のブログは、ちゃんと記事を書く時間が無くなってしまいました。
まあまあ、たまにはこんな滅茶苦茶な時間の使い方をしてしまう私です。
明日は正気に戻って、朝からパタポンを焼きます。
コーヒー焙煎の準備もあるし、いやはや大変大変。

パン屋は、菓子製造業


食工房の売れ筋四役


パン屋は、食品営業許可上何に分類されているかと言いますと、これが「菓子製造業」なのですね。
あるいは「パン・菓子製造業」と呼ぶ場合もあるようですが、うちの営業許可証には、菓子製造業としかありません。

初めの頃、この菓子製造業という名称が、妙に頭にひっかかってムカついていました。
「パンは主食であって、お菓子のような間食品ではない。」と一人で憤ったりしていました。
でもこれはよく考えてみると、やってる方にするととてもいい分類なんですね。
だって、パンを焼くのはもちろん、その他焼き菓子全般何でも造れるわけですから。

実際食工房だって、本当にパンだけに限られたら、とうてい売り上げが達しません。
マフィンもスコーンも、クッキーもケーキも、クリスマスにはシュトレンも焼いて、それで何とかやれているわけですから、やはり菓子製造業というのは正しいのです。

その菓子製造業・食工房も、今年の11月には6年間の期間が満了となり、営業許可の更新をしなくてはなりません。
長かったような、それでいてあっという間のような6年です。
何より良かったことは、この間幸いにして一度も事故を起こさずに済んだことです。
もちろんこれからも、油断せずにキッチリと衛生管理して、良い仕事を続けて行きたい・・・。

今日は、壁に貼ってある許可証の「菓子製造業」という名称に、とても納得した私です。