Peace Cafe オールスタッフ
今年も手間暇かけて製作された展示が沢山ありました。
「焼き場に立つ少年」 今年も入り口付近に飾られました。
高校生の団体、ご婦人の団体、その他、沢山の展示を詳細に見るためには、一日かかることでしょう。
一昨日、昨日の二日間、会津若松市内で開催された、2010市民平和まつりにカフェコーナーを出店して来ました。
一昨年、昨年に続いて今回で3回目の参加でした。
昨年まで8月のお盆の時期だったのですが、今年は7月中の開催でご来場者の動向がどうなるか、主催者の方でも量りかねていたようです。
結果は、少なめのご来場者ということで、ちょっと残念でした。
実は昨年も、私のブログの記事で平和まつりに参加した時のことをご報告しているのですが、こんな有意義なイベントをやっているのに、もう少し関心があってもいいのじゃないかと思うのですね。
表向き平和を願わぬものはいないと言うことになっていても、その実相変わらず戦争はなくなりません。
どこかに戦争を喜んでいる者がいるに違いないと、思わずにはいられない私です。
というより、私たち一人一人の心の中にも、必ずしも戦争を否定しない感情が潜んでいたりすることを、正しく認識しなくてはならないのだと思います。
そういう意味でも、このイベントの趣旨でもある「平和のための戦争展」は、今も世界の片隅で起こっている不正義のことを知り、多くの人々の苦しみや悲しみや怒りを感じ取るために、とても貴重な機会だと思うのです。
今回、イラクの現実をずっと取材し続けている、フォトジャーナリスト森住卓さんの写真展と講演会があり、私は残念ながら講演は聞けませんでしたが、書籍を販売しているコーナーでイラクの子どもたちの写真ばかりを集めたアルバムを開いた途端、次々と純粋な目で微笑みかけてくる子ども達の顔また顔に、思わず胸が詰まり目頭が熱くなるのをどうすることも出来ませんでした。
もうほとんどニュースに上ることもなくなってしまったイラクのことを、私たちは自らもっと知ろうとする努力をしなくてはならない、そのための手段はいっぱいあるのに・・・、そのことをとても強く思いました。
講演を聞いた方が真顔で、世界の片隅でまだこんなことが起こっているのだ・・・と、呟いていたのが印象的でした。
多くの方々の奉仕によって開催された「2010市民平和まつり」、少ないながらも熱心なご来場者のおかげで、イベントそのものは成功であったと思います。
また来年も開催されるはずです。
さて最後にご報告です。
今回も大変多くの方に食工房カフェをご利用いただき、二日間で昨年を上回る113.745円の売り上げがありました。
この中から、すでに申し上げている通り、2割相当額22.750円を事務局に寄付させていただくことを、ここにご報告いたします。