私たちの体に何個関節があるか詳しくは知りませんが、その中でタイトルに掲げた四つは、特別重要だと思っています。
還暦を過ぎて、運動能力が落ちて行くのを、もうはっきりと自覚出来ます。
うんと努力して、やっと現状維持です。
例えば、作業台の前でずっと立ちっ放しで作業を続けていると、膝が固まってしまうのが分かります。
何か物を取り落して拾い上げる時など、ついそのまま上半身だけ倒して、手先を伸ばしています。
膝を曲げて、腰を落とすのが基本なのですが、それが億劫なのですね。
そしてまた大方手先の仕事なので、集中すると首は下の方に向けたまま、肩もあまり動かさず、と言う状態になります。
こういう状態が習慣になると、あのぎっくり腰をやってしまう恐れがあるのですね。
私は、その辺を頭で考えて、時々思い出しては、わざわざ大げさな動作をして関節と筋肉を使うようにしています。
幸いなことに、まだ今のところ腰を傷めたことはありません。
と言うか、細身なので最初から無理しないだけなのですが。
それにしても、老化は膝からと言いますが、本当ですね。
そして背中ですね。
私は、若い時から猫背で、背筋力が弱いのです。
背すじが曲がると、首や肩の位置が悪くなって、肩や首筋のこりを誘います。
首と肩が固まると、腕も上がらなくなりますね。
年取って益々背中が曲がって酷いことにならないうちに、一生懸命背筋を伸ばすように気を付けています。
両腕を伸ばしたまま高く上げて、頭の上で合掌出来るか、時々試しています。
40代後半と50代前半の一時期、左右の腕がそれぞれ上がらなくなったことがあり、以来危機感を以て体操をしているのです。
おかげで60代の今の方が、かえって腕は上がります。
肩こりも、ほとんど気にならなくて助かっています。
とにかく一つしかない体、動くうちは動かし続けることで、健康を維持出来ると思っています。
あとは食べ物のこと、あるのですが、また別な機会に。