ご来店ありがとうございました。


ホウの新芽・「飛び出せ、春のロケット」


今日は気持ちの良い晴天の中、次々とお客さまがお見えになりました。
いつもいつも思い出すことですが、7年前、それまで14年間の山暮らしに見切りをつけて久々に人の暮らす場所に出て来た私たちは、すぐ隣に家があることや電柱が立っていることにも一々、分かってはいても改めて驚いたものです。
都会からすれば、この辺りは大変な山の中らしいのですが、私たちにはここは立派に町だと思えたのですから、その落差は相当なものですね。
そんな場所で商売を始めることに何の迷いもない私たちでしたが、ご来店くださった方々からは異口同音に、どうしてこんな山奥でパン屋を始めたのかと訝られたものです。
7年やって来て、今改めて思います。
こんな場所までよくお出でくださったと・・・。
でもこの環境だから、空気も水もきれいだから、酵母も元気でおいしいパンが焼けるのです。
だから私は毎日毎日、この場所に出会った縁とご来店くださる方々とのご縁の両方に、感謝を忘れずにいようと思います。


今日もいい仕事をさせてもらいました。
ありがとうございます。


おかげさまで新作の「麦畑通信・136」が、早々から好評です。
試食を召し上がった方が、大方このパンを手に取られたことからもそれが分かります。
もう残り1本になってしまいました。


沼ノ平の小麦の方も、在庫が減って残りわずかになって来ました。
今年の収穫に期待せずにはいられません。