文学系理論家と工学系ロマンチスト

こんな例に当てはまる人が、案外いるものだと思っています。
もちろん、人間にこの二種類しかいないということではありません。
でも、私の記憶の中では、ああ、あの人は・・・、うん、この人は・・・、とほとんどどちらかに当てはまります。
ここで言う文学系とは、文科系と言ってもいいですし、工学系は理工系と言ってもいい、そんな意味合いです。
物理学的興味にのめり込んでいる人が、裏ですごいロマンチストで直感的な人だったり、人文学的興味に没頭する人が、一方ですごく堅い持論を持っていたりするものだと言っているわけです。
で、私はどちらかと言うと、間違いなく工学系ロマンチストだと自覚しています。
どちらかと言うとモノと向き合っていた方が気が楽、ものごとに精緻さを追求する傾向が強い、人付き合いが苦手で、恋愛となるともう全く気が利かない・・・、こうして並べてみると分かるでしょう。
裏返せば、すごくシャイでナイーブ、さみしがり屋なんです。
モノに興味が行くのは、肩代わりさせているんだって分かっていただけますよね。
これがロマンチストの下地だって理解出来るでしょう。
でもおかげさまで、一方で私は、何でも知っているとか、何でも出来る人だと言われて、羨まれたりするわけです。(本当は、ただ浅く広く、芸達者に見えるだけなんですが・・・。)
若い頃の私は、私とは逆のキャラクターの友人知人を、ことごとく羨ましいと思ったものです。
彼らには逆の悩みがあったか無かったか、それは知りませんが、この歳になって思うことは、どっちも一長一短、そしてお互いに無いものねだりをするものだということです。
どうしてなんでしょう?というより、それがバランスというものなんでしょうね。
「天はニ物を与えず。」と言いますが、全くその通りです。神様は、公平なんです。
あとは、それを自覚出来るかどうかだけですね。

文学系理論家と工学系ロマンチスト」への4件のフィードバック

  1. tak

    「なるほど!」 と膝を叩きました。
    一見正反対の結びつきが、実は人間なんだなと。
    私は、文学系理論家ですね。
    「コト」 の取り扱いはなんとかなっても、「モノ」 となると、からきし苦手です。

  2. オリオリ

    お嬢さん 運転免許取得おめでとうございます。
    私もたまにタクシーに乗ると思います。ブレーキは惰性でスピード落としてふんわり踏んだあと少しもどすのか、スルスルと止まって、ちっともカクンといいません。
    昨日助手席の足元にスイカを置いて実家に届けたのですが、ゴロンゴロン。。。
    いかに運転が下手か、思い知らされたばかりなので興味深く記事を読ませていただきました。
    明日はお世話になります。

  3. Mikio

    takさん、コメントありがとうございました。
    なんたって、貴方のブログを初めて読ませてもらった時にひらめいたテーマでした。
    その時、私も思わず膝を叩いたんです。
    人間って面白いね。

  4. Mikio

    オリオリさん、コメントありがとうございます。
    助手席にすいかですか・・・。
    いや、いかに運転が上手でも、こればかりはどうにもならないんじゃないでしょうか。
    あすの準備を今もまだやっています。
    どうぞお楽しみに。

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