先日、町内のカフェにて、前福島県知事の佐藤栄佐久氏のお話を聴く会が催されました。
私は、仕事が忙しい最中で聴きに行かれませんでしたが、参加した友人知人たちが異口同音に感銘を受けたと報告してくれました。
またブログ上に報告している知人もあり、概略ではありますが、私も内容に触れることが出来ました。<こちら>
その話のいろいろある中で、「敵を間違えるな。」ということを再三言われたそうで、「原子力行政は国策であり、全ての責任は国が負うべき。」と指摘されたそうです。
以前、武田邦彦氏のブログでも、そのことが取り上げられていたことを思い出します。<こちら>
こと原子力発電に関しては、事業者の電力会社は、万一の事故が起こった時でも、一定以上の責任を免れることになっているのですね。
今回の場合、原因は天災であるとされていますから尚更です。
だから東電は、悪びれる風もなくあんなに威張っているのでしょう。
事故後退職した前社長は、高額な退職金をちゃんともらいましたね。
それはそれとして、原子力の利用が国策で最終責任は国にあるということなら、国民の前にはっきりと姿を現し、釈明しなくてはならない人たちがいるはずですね。
しかし、その人たちも電力会社以上に、全く反省する様子もなく威張っているように見えます。
ここで国民の私たちが自覚しなくてはならないことは、そういう人たちを選んで権限を持たせたのは私たち自身だということです。
民主主義の社会では、とどのつまり最終責任は国民一人一人だということになりますから。
失敗でしたね!
国民として、政治を監査するという一番大切な仕事をさぼっていたツケですね。
問題の根は深いと言わざるを得ません。
内輪もめなどしている場合ではありません。