値上りし続ける材料費

ここ数年間、パン菓子用の原材料価格が値上りし続けています。
特に、オーガニックのドライフルーツやナッツ類は、毎年のように価格更新で値上りが続いており、いよいよ製品の価格に反映させるしかないところまで来ました。
これらドライフルーツ、ナッツ類は、来年に入って間もなく20%前後の値上げになる旨、通知が来ています。
この他、バターも品不足で高値傾向ですし、砂糖もじわじわ値上げが続いています。
石油価格の上昇により、遠い国から運ばれて来る輸入品は、今後輸送コスト上昇の影響をまともに受けて、一段と高くなりそうな気配です。
製パン最大手の山崎製パンが、製品価格を上げたニュースは記憶に新しいところですが、国産小麦の価格にもいずれ影響してくることは、多分避けられないだろうと思っています。
小麦をめぐる農業政策上のしくみは、以前申し上げたとおりです。 <参照>
そのようなわけで、来年は早々から今までの製品価格を維持出来なくなるのではないかと、心配しているところです。

  収穫祭
今日は、ここの集落の収穫祭がありました。
仕事が休めず、私たちは不参加で失礼しましたが、午前中、バザーに寄付するためにシナモンロールとスコーンを持って集会所に行くと、多勢で準備をしているところでした。
感心するのは、男性はほとんど全員、そば打ちが出来ることです。
今日も、会館の講堂にのし台をいくつも並べて、皆さん自慢の腕でそばを切っていました。
そして奥さま方は調理室で、そばの下地と言って、鶏肉やごぼうなど具を沢山入れた汁をつくります。
外では、にわか作りの大カマドに火を焚いて大釜に湯を沸かし、そばが打ちあがるのを待っています。
そばが茹で上がると、水にさらして大ザルに上げ、集会室に運んで行きます。
そうやって出来たそばを椀にとり、熱い汁をぶっかけてすすりながら、酒を酌み交わすわけです。
およそ素人とは思えない、そば粉100%の見事なそばを、腹一杯堪能するまで食べられます。
ちなみに、こんなことを書けるのは、以前すでにごちそうになっているから・・・。
来年は、段取り良く仕事を片付けて休みをとり、ぜひ参加したいものです。

  誕生日
11月23日、今日はまた、末娘の誕生日でした。
本当に忙しい合間に上の娘が、ラ・フランスのジャム入りパイをつくってくれました。
何もなしじゃあんまりさみしいと・・・。
明日はまたしても殺人的に忙しくなるのは間違いなし・・・。
せめて今夜は、おいしいパイを食べて16歳の誕生日を祝ってやりたいと思います。



オーソドックスな丸型パイ


フィンランドの星型パイ