使わぬ道具は錆びつくという話

長い間使わないで放ったらかしにしたおいた道具を、久しぶりに使おうと思って出したら、錆びついて使い物にならなくなっていた・・・、よくあることですね。
人間の体でも、実は同じようなことが起こります。
本当に些細なことから、生命を左右するような重大なことまで、現れ方は様々ですが基本はすべて同じです。
「使わぬ道具は錆びつく。」つまり「使わない機能は衰える。」です。
もちろん歳をとれば、何事によらず衰えは来るものですから、それはそれとして、日頃の心がけ次第で何十年という時間が過ぎて見ると、時には生命を左右するほどの大きな差が出来てしまうということを、50代も後半に入った私などは、しっかり認識しておかなくてはならないと思っています。


若いうちから、寒暖の差に耐えること、細々とした動作に労を惜しまぬこと、時々は自分の体力に負担をかけるくらいの運動をすること、そして一方で休息を大切にすること、ものを食べる時はよく噛んでゆっくり食べること、日頃は美食を避け極力粗食にすることなどなど、その時はもちろんですが、これらは将来の自分の健康への投資だということを忘れないようにしていたいものです。
50代後半の私でも、この先あと何十年あるかないかそれは分かりませんが、生きている間は健康で、なるべく病気をしないように気をつけていたいと思っています。
それは、自分のためはもちろんですが、家族のためにも、同じ時代を生きる自分以外のすべての人のためにもなるにちがいないでしょうから。


そのために私が日頃やっていることは、例えば、冬の寒い朝も冷たい水で顔を洗う、どんなことでも細々とよく体を動かすこと、玄米飯や黒パンを食べていること、そしてよく寝ることなど・・・、何も特別なことはありませんが、これでも十分ご利益があるということは、何となく体で分かります。
これが私の健康法です。