店の前の見慣れた風景も、朝もやの中では
どこか別の場所のように見えます。
夜間の冷え込みが強くなるこの季節、朝は一面の霧の海です。
会津は水量豊かな大きな水系があり、これらの川から発生する霧があたり一帯に立ち込めて、私は見たことはありませんが、上空から見ると霧の海の中に飯豊山や磐梯山やその他の山々が、まるで島のように頭をのぞかせていることでしょう。
朝霧が立つ日は、必ず晴天と相場が決まっていて、陽がさして気温が上がって来ると、白い炎のように空に向かって上りながら消えて行きます。
そのあと、青い空と暖かい日差しの下には、まだ少しひんやりとした空気が残っていて、そんな時私は、もうたまらなく興奮して、ピョンピョン飛び跳ねたくなってしまいます。
このところ何日間かずっと、そういうお天気が続いていて、どうやら明日も晴天らしいです。
定休日だし、休日返上する必要もなさそうだし、久しぶりにお山の精気に触れに行って来ようかと思っています。