今日は、三年ぶりに飯豊山の麓の、御沢の大滝に行って来ました。
行くか行くまいか、朝になるまで決まっていませんでしたが、いざ起き出したら出発の準備をしていました。
私にとって今日の山行きはレジャーではなく、山の水の恵みに感謝するための儀式なので、山が呼んでくれない限り足を向けることはしないつもりでした。
熊が出没するような場所でもあるし、お天気が悪い時は危険な場合もあるし、また他に人出があることも出来れば避けたかったので、その時の計らい次第と思っていました。
今朝の感じは、自分が動けば状況は協力してくれるというインスピレーションだったので、迷わず出かけることにしました。
おかげさまで無事に行って帰って来ることが出来ました。
先ずは、飯豊山登山口の大杉に詣でます。
行く先々で、老木には必ず手を合わせて挨拶をします。
途中にある、長滝を過ぎたあたり。
この沢の奥に大滝があります。
最後に沢の中を上って行くと、
山ひだの間に忽然と大滝が姿を現します。
急斜面を一気に登って、滝を見下ろす位置から
いよいよ大滝の上段直下へと接近して行きます。
ここは一の戸川の源流大白布沢の最奥。
私は、ここを竜の頭だと思っています。
今日は、竜の頭の上に乗らせていただき、
みのりのパンをお供えして、
そのあとその場で口に入れました。
静かに静かに時間が過ぎて、神々と交わることが出来ました。
また来年もここに立てるよう、一年間の精進を誓いました。
それにしても日頃の運動不足のせいか、三年前より上りがきつく感じられ、少し疲れました。
急ぐ必要はなかったとは言え、ペースも落ちていました。
これから冬に向かって、さらに運動が不足がちになる時節柄、うんと気にして体を動かしたいと思っています。
おしらせ
今週は、木曜日・カネリプッラ、土曜日・クリングラです。
みのりのパンは、相変わらず土曜日です。
大いなるものとつながる儀式、ある意味、禊ぎの行ですね。
読んでる私まで、しゃきっとしました。
takさん、コメントありがとうございます。
一年のうちに何回か、こういう時間を持つことは、大切なことだと思っています。
今日は、本当に行って良かったです。
体は疲れましたが、気持ちはすごく元気になりました。