暑い、暑いと、百篇

今日は朝からグングン気温が上がって、会津ではこの夏一番の猛暑となりました。
まあでもその気温の下、200℃超のパン釜で次々とパンを焼いている作業場の暑さを、どうぞご想像ください。
今日はもう口をついて出るのは「暑い、暑い。」の一言。
喉が渇いて仕方がないので、水ばかり飲んでいました。


そう言えば今日は、広島デ―でしたね。
64年前、今日の会津みたいに朝から暑い日だったそうですが、史上初めて実戦兵器として核が使われたのでした。

それにしても、人が人に対して何と恐ろしいことが出来るのだろうと、ヒトという生き物の不可解さを思います。
原爆投下を決定したのは、かのポツダムの議場だったそうですが、広島から遠い外国の卓上で広島の運命を決めた人たちは、果たしてどの程度その結果の悲惨さを想像出来たでしょうか?

エノラゲイのパイロットは、高度10,000mの上空で投下スイッチのボタンを一押ししただけ。
別な飛行機に乗ったスタッフは、史上初の核爆弾の炸裂の様子を撮影していました。

10,000m下でどんな恐ろしいことが起こっていたか、想像することは不可能と言って良かった。
近代兵器の真の恐ろしさは、及ぼす被害へのリアリティーが希薄なことだと、私は思います。


オーブンの何百倍何千倍の熱に焼かれた人々の苦痛には遥かに遠く及びませんが、手袋をしていてもなお熱くて長い時間開けていられないオーブンの中に手を入れながら、これでも何千分の一のリアリティーかも知れないと想像していました。


 


さて、夜になってずい分気温も下がって、過ごしやすくなりました。
東の空に月が上って来たのが見えただけで、すっかりなごんでしまう私です。

どこかの山の中では、夏のフェスティバルに大勢の人が集まり、ひと騒ぎしているらしいと、風のうわさ。
その昔、私もそんなイベントに参加して大いに盛り上がったことがありますが、今は夏の夜は静かに過ごしたい気分です。

星を眺めながら、この世の行く末に想いを巡らせましょうか。
だって、世界がこのまま無事に過ぎて行くとは、とうてい考えられませんもの・・・。


明日から開催される「市民平和まつり」に、どうぞお出かけください。
二日目からは、食工房もミニカフェを出店します。


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