投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

一段と寒くなりそうです。

今しがた、ちよっと外に出てみました。
ピーンと張り詰めたように、冷たい空気があたりを満たしていました。
空を見上げると、見事な星空。
どうやら夜になって雲が切れたようです。
「すばる」の星の固まりが、東の空高くかかっていました。
星を見るのには最高のコンディションですが、寒さに十分な備えをしていないと、すぐに家の中に飛び込みたくなりそうです。
でもあんまり見事だったので、このあと少し頑張ってみようかなと・・・。
こんな寒さが定着してくれば、いよいよシュトレンの製造に取りかかることになります。
バターがしっかりと固まる寒さが、大切な条件ですから。

さあこれから、今年の終盤に向かってテンションを上げなくてはなりません。。
風邪など引いているわけには行きません。
用心、精進、そして気力でがんばります。

ご来場ありがとうございました。



開店準備が終わったところでワンショット


今日は、会津若松市内へイベント出店に出かけて来ました。
曇り空のお天気でしたが、風もなく意外に暖かかったせいもあるのでしょうか、小さいお子さま連れのかたからご年輩の方まで、大勢のお客様にご来場いただきました。
主催者のカウントで、お昼過ぎの時点で2000人を超していたらしいので、多分3000人近い方がお見えになったと思います。
おかげさまで、お昼前にはコーヒー以外のものは完売してしまい、あとからお見えになったお客さまには申し訳ない状況でした。
他の出店者も相前後して、概ね売り切れ御礼状態になったようで、今後も継続して行く予定のこのイベントにとって、幸先の良いスタートになったことと思います。
食工房には、遥々仙台から駆けつけてくださった方あり、栃木県の日光からおいでいただいた方あり、地元の若松市内は元より会津管内のあちこちから、ご常連はもちろん久しぶりにお顔を拝見する方々も、次々とご来場くださいました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
と言うわけで、今日は一日立ち通しで、いささかくたびれました。

  おしらせ
今週は、木曜日・カネリプッラ、土曜日・クリングラです。
お間違えのありませんように。

ご来場、お待ちしております。

寒くなって来ましたね。
こちらは今朝は、真っ白に霜が下りていました。
霧が晴れて日が当り出した頃、沢庵大根を広げてよく乾くようにして、食工房の仕事にかかりました。
明日のイベントの準備で、何やかや細々と手間取って、今日のブログはお休みかと思いましたが、この一言を申し上げておかなくてはなりませんでした。


明日は、皆さまのご来場を心からお待ちしいたしております。
おいしいコーヒーとスコーン、シナモンロールとクリングラなどなど、沢山用意しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

脱酸素包装品に関するお願い

食工房ではいくつかの品目に、脱酸素包装を採用しています。
脱酸素包装は別名エージレスパックとも呼ばれ、大掛かりな機械設備を必要とせず、効果も安定している優れた長期保存法です。
仕組みは、脱酸素材と呼ばれる薬剤を、製品と一緒に袋の中に入れて密封することにより、中を無酸素状態にして腐敗菌やカビの繁殖を抑えます。
十分な効果を発揮するためには、脱酸素材の吸収能力と袋に使用されるフィルムのガスバリヤー能力(気密性能)が重要になります。
もちろん万全な材料を使用してパックしていますが、、包装後に何らかの理由で袋の密封が解けてしまうことがあります。

一番多いのは、袋の表面にピンホールと呼ばれる微細な穴が開いてしまうケースです。
何しろ相手は酸素分子ですから、目で見て分らなくても、極微量の気密漏れが起こります。

ピンホールは、本当に些細な原因で生じます。
硬いケバだったものや角のあるものに接触したり、他のものと擦れ合ったり、ちょっと取扱いが乱暴なだけでも、製品にとっては大変な脅威です。

また、開封までは効果が持続していますが、一旦開封した後は効果は消滅しますので、一度に食べ切っていただくのが理想です。
残ったものを保存する場合は、冷蔵庫や冷凍庫に入れるなど、十分にご配慮ください。

このように、脱酸素包装は大変デリケートな側面がありますので、あくまでもやさしくお取扱いいただきますよう、お願いいたします。
なおもし、開封前に品質の異常を発見されました時は、お召し上がりにならず、先ずはご一報ください。
誠意を持って対応いたします。


 


11月3日 「あぐりカフェ」 においでください!



 


すでに告知申し上げましたが、今一度お知らせいたします。

会津の「農」と「食」を結ぶ、ファーマーズマーケット。
販売コーナー、カフェコーナー、体験コーナーそしてミニコンサートもあります。

時間は、午前10時から午後3時まで。

おいしいものに出会いたい方、売り切れる前に、お早めにご来場ください。

食工房は、会場内でパンと焼き菓子、自家焙煎コーヒーの販売をやります。
地元の素材にこだわったメニューとして、山都町沼の平産小麦全粒粉入り・みのりのパン、会津のべこの乳使用・スコーン、同・カネリプッラとクリングラ、その他食工房のおすすめ品を取り揃えて、皆さまのお出でをお待ちしております。
コーヒー一杯200円の他、新銘柄セラードコーヒーの試飲サービスも予定しております。
コーヒー好きの方、お見逃しなく!

☆主催者配布のフライヤーをご覧いただけます。
  <表面><裏面>

シュトレンのご予約受付け開始



毎年ご好評いただいている、オリジナルギフトパッケージ
お味の方も、文旦ピールを使ったオリジナルレシビで、
他では味わえないとご好評をいただいております。


今年も、クリスマスに向けてシュトレンのご注文の受付けを、すでに始めております。
と言っても、クリスマスはまだまだ先のことですし、アドベント(待降節)まででも一ヶ月ありますので、イメージがわかないかも知れませんね。

食工房としては、今年のシュトレンはバターの入荷次第で、どのくらい製造出来るかが決まります。
相変わらずバターは不足気味です。
これから需要期にかかるのでなおさらです。
今のうちから少しずつバターを取り溜めして置きたいのですが、そのためにはどのくらい必要か、皆さまからのご注文も早く知りたいわけです。

ところで今年は、原材料をはじめ、包装材料、水道光熱費などが次々値上げになり、食工房でも6月に製品価格の値上げ改定を実施させていただきました。
そしてシュトレンもその例を免れ得ず、大幅な値上りになってしまいます。
  
  簡易包装で
  1本 2,600円 1/2カット 1,500円 です。
  今年は、1/2カット売りを復活しました。
  プラス200
円で、ギフトパッケージになります。(写真を参考にしてください。)

  ちなみに、食工房のシュトレンは、1本700g くらいのボリュームがあります。


皆さまからのご注文をお待ちしております。

「みのりのパン」の実力

今日は夜明け前、雨が降っていたようですが、朝には晴れて冷え込みました。
日中は晴れていましたが、夕方が近づくにつれて雲が増え、冷たい風も吹いて真冬の雪空のような気配でした。
飯豊山上は雪だったようで、一気にかなり下の方まで白くなりました。

さて、いつものように忙しい木曜日でしたが、今日は「みのりのパン」の実力を実感することになりました。

朝5時過ぎから作業を始めて、7時前にコーヒーと「みのりのパン」1cm厚で5、6枚、紅玉りんご1/4切れを口に入れただけで、お昼前までずっと集中力が持続していました。
少なく食べて、必要な栄養分を補給するという目的に、十分適うことを確認出来たと思っています。

それで「食べる」ということには、実は二つの要素があって、一つは栄養補給であり、もう一つは空腹感を癒すということです。
この二つが一致するのが理想の食事ですが、案外一致しないことが多いのじゃないかと思います。
どちらかと言えば、空腹を満たすためだけのような食事、例えばファーストフーズ、ジャンクフーズと呼ばれる、質的に貧しい食品を量だけ満足するような食べ方が増えていることを、何かにつけ見聞きします。

私は、胃腸が弱いので量は食べられませんから、量より質を大切に考えています。
栄養的な資質が十分な食品なら、満腹感がなくても十分動けるし、むしろ快適です。
そしてその「栄養的価値」を語る時、それは一概にカロリーのことではないということは、どなたもよくお分かりだと思います。
私が注目しているのは、繊維質とミネラルの働きです。
カロリー分を効率良く、しかも持続的に燃焼させるために、一番重要な働きをするからです。
如何でしょうか。

「みのりのパン」の実力を、ちょっと宣伝させていただきました。
※みのりのパンの記事 <参照1>  <参照2>

ブラジルコーヒー大研究



すでに定番のジョアキンもいっしょに並んで、
5銘柄のブラジル豆がオンパレード。


ブラジルはコーヒーの一大生産地で、1900年代には世界のコーヒーの70%以上を、1960年時点でも60%を生産していたそうです。
現在は産地が多様化したため、占める割合は減ったとは言え、それでも世界市場の34%を超えるシェアを持っているそうです。
ブラジルという国を除いて、コーヒーを語ることは出来ません。

ブラジルコーヒーの一つの特徴は、脱果精製が自然乾燥法(ナチュラル)であったことです。
であったと、過去形で申し上げるのは、現在では急速にそれ以外の方法(ウォッシュド・水洗法、セミウォッシュド・パルプドナチュラルとも言います。)に取って代わられつつあるからです。
ナチュラルの豆は、次第に貴重品になりつつあります。
品質的にはウォッシュドの方が安定していますが、ナチュラルの豆には捨て難い味わいがあります。
あっさりしていて、ほのかな甘みがあります。
ブレンドのベースに使うと、個性の強い豆同士を仲良く調和させてくれます。
私の勝手な思い込みかも知れませんが、ブラジルの豆の本当の良さがそこにあると思っています。
しかし、良質のナチュラルの豆を生産するためには、収穫後に晴天が続く気候風土であることが不可欠です。
良好な生産地は、限られることになります。
そんな願いに適うコーヒーを、やっと見つけました。
それが「セラードコーヒー」です。
※セラードコーヒーのwebサイトを、<こちら>からご覧ください。

先日すでに一度サンプルを取り寄せた2銘柄と新たに2銘柄、今日4つの銘柄の焙煎を終えて、一部を試飲してみました。
雑味の全く無い、とげのない軽やかな苦み、控え目で心地良い酸味、深呼吸して胸の奥まで吸い込みたくなるロースト香。
強烈な個性はありませんが、とても納得の行くコーヒーです。

今後、この中から2銘柄を選んでメニューに加える予定です。
新しいブレンドも出来ますので、どうぞお楽しみに。

なお、11月3日のイベント「あぐりカフェ」で、お披露目をしますので、コーヒー好きの方はお見逃しなく!

冬支度・第一弾



この夏、お世話になった畑、今残っているのは、大根と白菜だけです。


一昨日当たりから気温が下がり、冬の訪れを思わせます。
東北の秋は短く、あっという間に冬がやって来ます。
今はまだその一歩手前、このあともう一度か二度、小春日和と呼ばれる暖かい晴天があるはずです。
その間に、保存野菜の収穫や雪囲いの準備をしたり、じっとしている暇はありません。
定休日の今日は、久しぶりに畑に出て沢庵大根を抜きました。
私の好みで、もう少し太らせてもいいかなというくらいで収穫しました。
その方が早く良く乾燥しますので、自然な甘みと旨みのある沢庵が出来ます。
実は、三畝蒔いたつもりでいましたが、沢庵用は二畝だけであとは全部青首大根でした。
こんな記憶違いをするのは、やっぱり歳のせいでしょうかね。
青首大根でもおいしい沢庵を漬けられるので、もう少し追加しようかなと思っています。
残りはもう少し太らせてから、冬用に保存します。




 あと白菜ですが、追肥と手入れをする暇がなかったので、ちよっと生育が遅れています。
上手いこと巻いてくれればいいのですが・・・。
きっちりと結球していないと、寒さに耐えて長持ちしないのです。

それでも、しばらく畑に手を出せなかった間に、さつまいもは息子が掘ってくれましたし、じゃがいもはすでに収穫済みだし、本当はもっともっといろいろな種類の作物を作りたかったのですが、まあまあ今年はこれで良しとしましょうか。

このあとは、年末に向かって食工房の仕事が佳境に入ります。
体力勝負です。
健康が何より先ず一番の元手だと実感する季節、自分で作ったものを食べられる、本当にありがたく幸せなことだと思っています。

  イベントのおしらせ
昨日もちょっと触れましたが、11月3日(月)会津若松市内で開催される、「あぐりカフェ」というイベントに出店します。
食工房は、コーヒーとパンと焼き菓子などを販売します。
コーヒ豆の販売もします。
その場で、お好みに合わせたブレンドもいたします。
新しく入荷した銘柄の試飲もあります。
皆さまどうぞお誘い合わせの上、多数ご来場くださいますよう、よろしくお願いいたします。
詳しいご案内は、チラシの画像をクリックしてください。
拡大画像をご覧いただけます。


      

炒り玄米

今日は、「パタポン」を焼くつもりでした。
昨日のうちに支度をしていれば、気がついたところだったのですが、今朝、材料を計ろうとして炒り玄米粉がないことに、初めて気がつきました。
全くとんでもないポカです。
急きょ予定を変更して、炒り玄米粉を造ることになりました。



 


そうです。
こうやって基本的な材料も、なるべく自家製するのが食工房の方針です。
玄米を炒るのと、コーヒーを炒るのとは、ほとんど似たような作業で道具立ても同じです。
どちらにも共通のノウハウがあって、パン屋とコーヒー屋二つの仕事をかけ持ちしていることにも、妙に納得している私です。




炒った玄米は、次に製粉機にかけて粉に挽きます。
こちらも、ライ麦や小麦の全粒粉を自家製粉しているので同じ機械で出来ます。
そして、一回分ずつ小分けして脱酸素包装して保存しておきます。
こんな作業をしょっちゅうやるのは大変ですから、ある程度の量を造っておくために、脱酸素包装はとても重宝です。
手間暇かかりますが、オリジナル原材料を使うことで、食工房にしか造れないものを造ることが出来ます。

ところで、パタポンにはこの炒り玄米粉ともう一つライ麦コーヒー粉を使います。
どういう仕掛けかと言うと、先ず炒り玄米粉は、コーヒーで言うとミディアムローストで、甘みがあります。
これだけだと香ばしさが物足りないので、ライ麦コーヒーを入れます。
こちらは黒焼きで、コーヒーで言うとフルシティーロースト。
ほろ苦さと深いロースト香を持っています。
これをブレンドするところは、食工房のコーヒーのブレンドのノウハウと同じです。




さてこのパタポン、召し上がった方はすでにご承知ですが、ノーシュガーの焼き菓子です。
穀物のほのかな甘みと香ばしさだけが身上です。

甘党の方には、全く物足りないかも知れませんね。
いつだったか忘れましたが、このお菓子は味がしないと、酷評をいただいたこともあります。
しかしこのパタポン、食工房のメニューの中では、意外に売れっ子なのです。
何人かの方から伺いましたが、何か乗せて食べるのもいいけど、そのままでもおいしいし妙に後を引くそうです。

でしょ! でしょ!
 
小さい子ども達に、ぜひともこういう味を好きになって欲しいと思って造っています。

 おしらせ

今週は、木曜日・クリングラ、土曜日・カネリプッラです。

11月3日(月)は、会津若松市内でイベント出店の予定です。
追ってご案内申し上げます。

寒くなりそうです。

ここ何日間か暖かい日が続きましたが、今日一日の間に急に気温が下がって来ています。
明日は、グッと寒くなりそうです。

ところで我が家では、今のところ暖房をしていません。
灯油があまりにも高くなってしまったので、どこまで耐えられるか挑戦しています。
食工房の作業場だけは必然的に暖かいのですが、そちらでは薄着で袖まくりしていますから、用があって作業場から出る時は物凄い温度差を味わいます。
すぐに戻ってこられる時は、敢えて無防備なまま飛び出して行って、体の対応を鍛えているつもりです。
ある程度長い時間になる時は、しっかりと上着を着込んでいます。
仕事が終わってから事務仕事をする時などは体が冷えるので、セーターの上にジャンパーを羽織って、外出する時と同じ格好です。
そうやって調整すれば、まだまだ暖房は不要のように思います。
そして、風呂に入って体を温めたら、冷え切る前に布団に入って寝ることにしています。
たまたま夜更かしして体が冷えてしまった時は、もう一度お湯に浸かって温まり直すこともあります。
それで気がついたのは、暖房しない方が、風邪をひかないらしいということです。
寝る時も、一旦湯たんぽやアンカや電気毛布などに頼り出すと、それなしでは寝付けなくなりますが、ずっと無しで通していれば、体が対応してくれるので平気です。

さて、自分の体はそうやって調整が効くわけですが、どうしても融通の効かないものが一つあります。
パンづくりに使っている酵母です。
全くこれほど温度に敏感な生物も、そういないものだと思います。
この時期体は寒くないのに、酵母の醗酵が遅くて、そこで初めて気温が低いのに気がつくことがあります。
作業場は、温度計とにらめっこしながら、保温に気をつけなくてはならない季節になりました