投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

お日さまの力


 イチョウの木・冬枯れの姿もまた美しいですね。



光の当たるところ、必ず緑あり!
自然の営みの力強さを感じます。


今日は朝から気持ちの良い晴天でした。
本当に雲一つ無い紺碧の空の下、木々は久しぶりに眠りから覚めて思いっ切り背伸びをしているように見えました。
足元に目をやると、雪の合間に覗いた土には早くも緑がありました。
それもこれも皆、お日さまの力のおかげです。


眺めているだけで、はつらつとして背筋がシャンとして来ます。


こんな日にはカメラを提げて、遠くの山や田んぼの中の祠なんかを撮りに出かけたいなァと思いを馳せつつ、実は家の中でコーヒー焙煎の煙に咽ていました。

   ちなみに上の写真は、仕事を始める前の束の間に外に飛び出して撮りました。


 


でも、いいんですよ。
一方では、私のコーヒーを喜んでくださる方々のお顔も思い浮かんで、元気が出ましたから。


今日には間に合いませんでしたが、近々ブラジル産の新しい豆が仲間入りします。
昨年、取り扱いが終了してしまった彼のホアキン豆に代わって、彼女たちのコーヒー栽培の師匠でもあった、パウリーニョさんという方のコーヒー豆が入荷することになりました。


テイスティングはすでに終えていて、風味は把握していますが、ホアキン豆とは大分違うキャラクターです。
後は皆さまに評価していただこうと思っています。
どうぞお楽しみに。


さて明日は、定休日明けのパン焼きの日です。
焼き上がりは、お昼前から午後にかけてになります。
皆さまのご来店、お待ちしております。

空洞化

空洞化という言葉が使われだしてから、もうずい分時間が経っていると思います。

この時代、もういろいろなところでこの空洞化が言われていますが、私はここに至って今度は、人間そのものの空洞化が起こり始めたのではないかと思っています。
人一人の全人格と言うか、パーソナリティーの空洞化です。


例えば一つ今思い当たっていることは、こんなことです。


まず人間の一番の特質は何かと言われたら、それは智恵を持っていることだと答えるでしょう。
人間は、智恵のおかげでこの地上世界での優位を獲得し、以後その地位はますます揺るぎなく繁栄を誇って来ました。


そして智恵の行使によって私たちが得ることの出来た、この世界の様々な事象に関する知識は、もはや膨大な量に達しています。


私たちは、大方それを共有しており、生存のためのありとあらゆる局面に利用出来るのですね。


ところでその智恵の尤もたるところは、何かを発見したり考えついたりする能力(賢さという言い方もありますね。)だと思うのですが、最近それが怪しくなって来ているのではないかと思うのです。


私たちはもはや、その膨大な知識つまり知的資産のおかげで、新たに自分で考えついたり発見しなくても、日常の生活に不自由することは無いのですね。


それどころか、すでにある知識の恩恵ですら、全てを受け取ることは不可能なほど膨大です。
私たちは、先ずすでにあるものを知ることに、人生の大半の時間を割かなくてはなりません。
教育と言う名のそのプログラムは、幼少期から成人に達するまで延々と続きます。


記憶は、人間の脳の持つ能力の中で大変重要なものに違いはありませんが、その記憶もコンピューターの出現によって、アウトソーシングが可能になったのですね。
つまり一々自分の記憶力に頼らなくても、必要な情報にいつでもアクセス出来るわけです。


しかしです。
ただ情報としての知識の量を増やすことが、発見する能力や発案する能力に結びつくかと言うなら、それはNO!です。


発見や発案には、感性と直感力が欠かせませんから。
そしてそれらを養うには、とても間接的な方法しかないということです。
何故ならそれは、その人が出生直後からこの世界でどのように過ごしたか、どんな物事に触れたか、つまり体験からしか出て来ないものであり、しかもどんな体験が何の役に立つか、そこには決まりきった法則など存在しないからです。


最近の私たちは、いろいろなことを知っているという、人間として外側に見える部分が肥大化する一方で、何も知らなくても自分で考えついたり発見したりする能力は、逆に痩せ細る一方のように見えます。
本来、智恵という人間の一番の資質の中心に備わっているはずのそれが、どんどん貧弱になっている・・・、つまり空洞化たる所以です。


これから先を生きる子ども達のこと、とてもとても気になります。
一時代前を生きて来た私たちの世代が果たさなくてはならない役割と責任は、思っている以上に重大且つ緊急性を帯びていると思っている私です。



子どもは、遊びの中で実は物理や化学の法則を学んでいる。

クッキー揃って、一週間の終わり

先日の、ちょっと意味深な一言のおかげで、あちこちに要らぬご心配をかけてしまったようです。
今日も、わざわざご来店くださった方があって、恐縮の至り・・・。


不用意な発言は、以後重々慎むべしと肝に銘じます。


さて、食工房の仕事の方は、滞りなく一週間のスケジュールを終えて、明日明後日は定休日です。
それで今日、本当に久しぶりにクッキー類が全品、商品棚に並びました。
この前が一体何時のことだったか、ちょっと思い出せないほどですので、写真を撮りました。
ただし、この中の「わらいごま」だけは、写真に写っている一個だけです。


 



 



 



 



 


コーヒークッキー、ナッツクッキー、どろんこクッキー、昨日今日で焼き上げました。
生地の練り方、焼き方を工夫して、また一段と良い食感に焼き上がり、加えて焦がすなどのロスも少なく済みました。





  今週のクッキーとマフィンのおしらせ


クッキーは、コーヒークッキー、ナッツクッキー、どろんこクッキーを焼きました。
他に、全種類少しずつですが在庫があります。


マフィンは、ココリス、スィートハート、そば粉マフィンの3種類を焼きます。





  コーヒー豆、新銘柄登場します。

近々ご紹介。乞う、ご期待!

滞りなく仕事しております。

ブログをお休みしているからと言っても、それ以外のことは別段変わったことはありません。
滞りなく、仕事はしております。


ある方から、わざとこんな風に空白を作って何か狙っているのかと深読みしとしまったと、冗談めかして言われましたが、そんなことは思い付きもしません。


さて本日は、これまた久しぶりに雪の朝を迎え、朝一の仕事は駐車スペースの除雪でした。


そして日中も時折風をともなって雪が降り、かと思うと突然日が差して青空が覗いたり、目まぐるしく変わるお天気模様で季節の変わり目を感じました。


今日は、前回思いがけないトラブルで挫折してしまったコーヒークッキー製造に、新しい絞り袋を用意して臨みました。


思い立って、生地を練る時の水分量を増やしてみたところ作業性が良く、焼き上がったものも今までに増して食感が良かったので、前回の無念の思いも晴れました。


コーヒークッキー、一段と食感が良くなっています。


ちなみにこのコーヒークッキーですが、多くの例はインスタントコーヒーのパウダーを使うもので、レシピから想像出来るのは、油っこくてボロボロ崩れやすい食感だろうということです。
食工房のコーヒークッキーは、深炒りした自家焙煎コーヒー豆を手回しのミルで微粉にして入れています。

まず、文句なしに香りがいいです。
そして直にコーヒー粉が入っているのに、粉っぽかったりザラついたりしていません。
そこそこ硬さもあって、しかもサクッとした歯ごたえです。


まあとにかく一度ならずお試しください。


すでに固定ファンになった方も少なくありません。


それから只今キャンペーン中<参照>の「どろんこクッキー」ですが、おかげさまですでに150袋を完売いたしました。
明日また追加製造いたします。
「エルフの焼き菓子」も、今日までに40本ほぼ完売で、追加製造いたします。
まだこの先今月いっぱいキャンペーン継続中ですので、どうぞ奮ってお買い上げのほどよろしくお願いいたします。


今日はまた、仕事が終わった後、会津若松市内に在住の四男夫婦の所へ、食工房で用意した内祝の品を届けがてら、孫の顔を見に行って来ました。
一ヶ月半のうちにも、すっかり育ってたくましさを感じる元気な赤ちゃんの様子に、こちらも元気をもらって帰って来ました。


思わせぶりなこと書いてすみません

要らぬご心配をかけてしまった向きがありましたので、簡単にご説明申し上げておきます。


この場合、日々の思いとは何も自分のことではありません。

日本というこの国の行く末、あるいはこの世界、地球の未来、ひいては子や孫たちの将来のことです。


それを思ってちょっと憂鬱になった・・・だけ、というほど軽くはありませんが・・・。


「言葉になりません。」ということなのです。


また書きますので、もう少しお休みをください。

二つのおいしさをどうぞ


香の良さが先ず一番、そして甘酸っぱい味わい。
スパイスも、密かに仕事をしています。


アプリコットケーキです。
ドライアプリコット、サルタナレーズン、ドライクランベリー、そして文旦ピール、それぞれ魅力的なフルーツをたっぷりとちりばめました。
なお且つ、生地は卵を使ったスポンジ仕立てですが、べこの乳で造った自家製ヨーグルトを加えて、チーズケーキに似た味わいを出しています。
つまり、フルーツケーキとチーズケーキの二つのおいしさを楽しめるというわけです。
食感は決してフワフワではありません。
しっかりとした質感と濃厚な味わいを持たせています。
甘さとおいしさは違うということ、納得していただけると思います。
ケーキの「固まり」の意味のそのとおり、アプリコットケーキはおいしさの固まりです。


おすすめは、熱い紅茶と一緒に。


小パウンド型1本 1700円 にて販売中


 

週末のお楽しみ

このところずっとはまっている音楽の話題です。

今は、You Tube という強力な手段があって、映像付のライブ演奏風景を楽しめるのですね。

一昔前には、知ることさえなかったこうした種類の音楽は、私にとっては何と言ったら良いのか、前世の記憶に通ずるほどのインパクトがあります。


今の日本に氾濫している商業音楽とは完全に異質ですが、私にはこちらの方が性に合っています。
もう最近は、この手のものばかり聴きあさっています。


まあ好みは分れるでしょうが、良かったら皆さんにも興味を持ってほしいと思い、紹介したいのです。


Mara Aranda  & L’ham de foc


この歌い手さんの音源を始めて聴いたのは、かれこれ5年以上前です。
知人からもらったMDでした。
一番最初にはまったのが、末娘でした。
そして昨年のクリスマスに、新作のCDを私にプレゼントしてくれたという話は、この前申し上げました。
<こちら>

以下の画面で、その初めて耳にした音源に入っていた曲のいくつかの、当時のライブ演奏が見られます。


ではでは、どーぞ!


 



 


 



 


 



 


 まだまだありますが、あとはご自分で検索してください。

走行注意!

今日は午後から、会津若松市方面の取り引き先へ納品に出かけていました。
ちょうど立春に合わせたかのように、全国的に気温が高かったとのこと。
道路に残っている雪も融けて無くなり、もうほとんど走行に支障はありませんでした。


しかし、まだ路面が雪融け水で濡れている箇所も多く、夕方の帰り道は凍結を心配していました。


案の定、日が暮れるとすぐにあちこち凍り始めました。


まあそれでも、こちらは四駆ですし、雪道や凍結路は山暮らしの時にさんざん鍛えられていますから、特に不安はありませんでした。


私は、とにかくスピードは控えめに、なお且つ安全を確認した上で時々ブレーキテストや急加速をして滑り具合を把握しながら走ります。


順調に途中まで来たところで、交通事故を目撃!


関係車両5台(だと思われる)の多重衝突事故でした。
現場は、どうしてこんなところで事故が起こったのだろう?と思える見通しの良い直線の下り坂です。
確かに下り坂は危ないですが、ずっと先まで見通せる直線路ですから、やっぱり油断でしょうか・・・。


多分、ほんの数分前です。
巻き込まれなくて良かったと思うと同時に、関係者の落胆を思いました。
私も、過去には交通事故の苦い経験が何度かあるのです。


走行注意!と、自分のためにも銘記しておきます。

パンだより編集中につき・・・

毎月発行の「パンだより」の編集のため、昨夜はブログの更新をする時間がありませんでした。
今夜もこれから、続きをやるのです。
楽しみにしていてくださる方が少なからずいらっしゃいますので、こちらとしても意欲は十分です。
ただいつも、時間だけが足りません。


ところで最近は、このパンだよりの編集に Illustrator というソフトを使っています。
もうずっと以前に、知人からプレゼントされたものですが、長い間使いこなせずにお蔵になっていたのです。
そしてすでにお話ししたように、我が食工房のスタッフのМさんがその道の専門家であったことから、にわかに習得への道が開けたというわけです。

Illustrator は、大変高性能でそれだけ難しいソフトですが、六十を前にしても、こんな技能を習得する意欲と好奇心は、全く失っていないと自覚する私です。


若い頃は体を使ってすることを沢山覚えて、歳をとったら頭を使う方にシフトして行くのが、理に適っているというか自然な流れのような気がします。


PCも、インターネットを見たりメールで連絡し合うだけのための道具に終始するのでは、あまりお勧め出来る道具ではありませんが、何かを産み出すために使うなら、こんなに有能で興味の尽きない道具は他にありません。

もっとも、体の動きを必要としない安楽な操作で動きますから、子どものうちから虜になるのは絶対に避けたいことです。


それはそれとして、毎月毎月、少しずつでも新しいスキルを身に付けていることがお分かりいただけるでしょうか・・・。


さて、これからまた編集作業に戻ります。


  出来ました

食工房のパンだより・60・立春号 pdf ファイルを公開いたしました。

 表面・カラー<こちら> からご覧ください。
 
 裏面・モノクロ<こちら> からご覧ください。