先日の放射性セシウム汚染牛の話、今後まだまだ出て来るだろうとの指摘があちこちから出ていましたが、その通りになりました。
中でも、我が喜多方市内の畜産農家2軒から汚染が確認されたことは、私としてもかなりのショックです。
問題の稲藁の出所が何処なのか、まだ公開されていませんし、もし近隣だとしたら喜多方市内の土壌の汚染も軽微では済まないということになります。
遅れ馳せながら今後、行政は詳細な土壌のモニタリングをせざるを得ないでしょう。
それ自体は良いことですが、出て来た結果にどう向き合うのか、責任の所在は明らかになるのか、これまでの経過を見る限り、あまり大きな期待は出来ません。
いよいよ以て、自分の暮らしは自分で守るしかない、そんな気がします。
それにしても農家は大変です。
全てを土に依存しているのに、その土が損なわれたのでは、生きて行くこと自体が難しくなります。
もし農家が避難するとしたら、その時点で農業は止めるということです。
代わりの土地を得て農業を続けることは、頭で考えるほど簡単なことではありません。
無策のツケが、ますます被害を大きくしている、それが分からない政治家や役人どもに、有効な解決策が練れるわけがないと思います。
たった一度の大地震と津波で原発が壊れ、それによって我が福島県が失ったものがどれほど大きいか測り知れませんが、政治の無策によってまだまだ多くを失い続けている私たちは、この先一体どのようにして救われるのか、道筋は全く見えて来ません。
こんな話があります。
今回の牛騒ぎで、全頭検査が決まりました。
牛は、ちゃんと内部被曝を計ってもらえるのに、福島の子どもたちも大人も、未だに内部被曝の検査はありません。
これでは牛以下の扱いだと、各方面から怒りの声が噴出しています。
当然ですね。
もう一度言います。
誰が「さすけねぇ。」なんて言ったんだ!