高野通信」カテゴリーアーカイブ

芋掘り


/植え付けた面積の割には、少ない収穫だったかも知れません。
これも、高温少雨の影響でしょうか。でも、芋自体はとても良い出来でした。


今日も相変わらず炎天下の暑い日でしたが、午前中、意を決してじゃがいも掘りをしました。

もう何日も雨が降っていなかったので、土は本当に乾き切っていて、しかも触ると焼けるように熱いと感じました。
土ぼこりが立って、もう砂漠のような状態でしたが、その中にじゃがいもが埋まっているのです。

それで動物でも植物でも、命は全く不思議でしかも完璧だと思ったのは、薄い皮一重の中はちゃんと水分を含んだじゃがいも以外の何ものでもないということです。
すごいですね。

あんまり暑いので、一畝掘っては休みまた一畝掘っては休みしながら、午前中いっぱいかかってやっと掘り終えました。
多分、一冬使う分あると思います。

かぼちゃも今日また新たに何個か収穫出来ましたので、60個くらいになりました。
でももうかぼちゃは終わりです。
例年のこの時期にはあり得ないことですが、ツルがすっかり枯れてしまいました。

そんな状態なのですが、見回すと、いつの間にかあたりは雑草だらけになっていました。
野生のものは、本当に強いですね。

今、白菜の種を蒔いて苗を育てていますが、いつ植えられるようになるのでしょう。
苗が大きくなるまでに、雨が降って土が十分湿ってくれないことには・・・。
大根も蒔きたいのですが、こちらは直播きなのでまだ手が出せません。

このあとは、さつま芋が残っていますが、どうなっていることでしょう。
干ばつには強いはずのさつま芋ですが、日中は葉もグッタリしています。
近いうちに試し掘りして見ようと思っているところです。

百姓市、ご来店御礼

今日も暑い一日でした。
それにしても雨が降りません。
このあたりでは夕方、黒い雲が空を覆い雷がゴロゴロ、それでも空振りなんです。

今日カンカン照りの中、百姓市にお出でくださいましたお客さま、本当に「お疲れさま!」と申し上げます。
そしてありがとうございました。

実を申せば、生産者の方でも、この晴天続きに苦悩しています。
畑が乾き切って、野菜が焼けてしまっているのです。
灌水するなどして、やっとのことで最低量の作物を確保している状況です。
品目や量の点で、不足があるかも知れません。

そんな中、皆さまのご愛顧には、特別の感謝を申し上げたいと思います。

百姓市、来週ももちろん開催しています。

☆それで一つニュースです。

一ノ木の「いいでの湯」が再開になります。

震災以後、ずっとお湯が止まっていましたが、汲み上げポンプの改修により、またお湯が出るようになりました。

楽しみが増えたということで、この方面にお出かけいただくきっかけになると思います。

ついでに、百姓市にもお立ち寄りいただければ、ありがたいと存じます。


いいでのゆと百姓市の地理のご案内

百姓市の場所も表示していますので、一度ズームアウトして見つけてください。


 

大切な感覚

先日星空を眺めた時に感じたこと、自分は、大切な何かをまだ失ってはいないようだ・・・と。

山暮らしを離れてもう少しで10年が経ちます。

電気も電話もある便利な暮らし。
今は、光通信でインターネットも快適です。
テレビは見ませんが、それがせめてもの節操のような気がします。

9年前にここに来て、先ず感じたことは、至れり尽くせりの便利さでした。

娑婆は、凄いところだ!

でも、この便利さや快適さに慣れ切ってしまってはいけないと、どこかで戒める声が今でもはっきりと聴こえます。

山の暮らしは暑さ寒さと共にあり、雨風も雪もそれなりにやり過ごし、そして晴れた空に向かって胸を拡げ、大きく息を吸い込む幸せを味わいました。
たったそれだけのことなんですが、それがとても大事なことに思えるのです。

そうしたら、似たようなことを考えている人がいました。<こちら>
   ※素晴らしいパン屋さん。ただし、今休業中ですが・・・。

まあ、私は仕事を休むこともなく、フランスにも行きませんが、ここで仕事をしながらバランスをとれるかな・・・と思っています。

食工房も、来年は10年目に突入です。

その前に潰れなければ・・・。

明日もがんばります。

暑いですね

いやはや全く、とんでもないお天気模様です。
日差しは強いし、雨は降らないし、ジリジリと鉄板の上で焼き肉にされているような気分です。

それでも、感心すると言うか感動的でさえあるのは、川の水は相変わらず流れているということです。
山都町を南北に貫いて流れる一ノ戸川、一帯にほとんど雨らしい雨が降っていないにも関わらず、確かに水量はグンと減っているものの、それでも毎分何百トンかの水が途切れることなく下流へと運ばれて行きます。

そしてこんなに地上が暑くても、井戸から汲み上げる水は、手が痛くなるほど冷たい・・・。
自然界の層の厚さ、底の深さを想います。
人間の浅はかな計画で、その妙なる調和を崩すことのないようにと。

本来、暑いなら暑いで、耐えているしかないのですね。
エアコンで室温をコントロールし始めると、夏がどのくらい暑いのか、そのうち忘れてしまうかも知れません。

食工房、明日はパン焼きの日です。
しっかりと暑さ(というより熱さ)を味わっておくことにします。
どの道逃げられませんので。

お昼過ぎ、おいしいパンが焼き上がる頃、どうぞご来店ください。
ポイント2倍は、間違いありません。

お空の大宴会

昨晩は、沼ノ平へ星を見に出かけました。
娘二人も、「行く!行く!」と喜び勇んでついて来ました。

何時だかに、「お空眺め」のお話しをしたことがありましたね。<こちら>
他のどんな楽しみにも代えられない、否、単に楽しみという以上の何かがあると自覚しています。

昨晩は、本当にこの時のためというような快晴で、全天全開の視野でした。
山の中の他に明かりの無い場所で眺める星空は、まさにお空の大宴会と言う言葉がピッタリです。
しかも物音一つしない、静かな大宴会・・・。

銀河が、あれほどくっきりと見えたのは、山暮らしの時の彼の地「獏の空の下」以来久しぶりでした。
地上は、星明りでぼんやりとお互いの顔が分かるほど明るく思えました。

そしてその時思ったこと・・・。
少なくとも私は、星の見えない空の下では暮らせない・・・と。

それにしても私のカメラでは、星空は撮影出来ないのがちょっと残念。
皆さんに、私が感じたことの片鱗でもお伝え出来ないかと。

収穫


かぼちゃは、ことしも本当によく出来ました。



とうもろこしも、上々です。農薬なんか何も使っていないのに、
病虫害の被害はありません。



トマトもピーマンもきゅうりも、食べ切れないくらい採れます。


少し前からかぼちゃが採れています。
もうかれこれ、30個以上・・・40個になっているかもです。

そして今日は、とうもろこしがやっと食べごろになり、何本かもいで来ました。
畑に行ってみると、早や先客が手を付けた跡があります。
獣が出ているのですね。

被害甚大というわけではないので、特に対策はしていないのです。
そこら中歩き回って人間の匂いを付けて来ました。
あとは早食い競争に勝つことですね。

トマトもけっこうやられますね。
キュウリやピーマンは敬遠して、トマトを狙って来ます。
と言うか、奴らも甘くておいしい物が好きなのですよ。

畑になっている物は、危険を冒しても手を出す価値があるってことなんですね。
だったらこっちも・・・。
何をするかですって?
狩猟の心得・・・、今更ながら身につけたいと真剣に思いますね。

話しが逸れてしまいましたが、とうもろこしを孫たちの所へ届けてやらなくてはと思っているジージです。
明日の朝、とうもろこしを収穫して、ジャガイモを少し掘って、トマトも採って、その日のうちに送らなくては・・・。
近くにいる方の孫には、直接届けられるので、何日かあとにまた熟れて来たらにしましょう。

畑はいいです!本当に。

自分で食べる楽しみだけでなく、人に差し上げる喜びも味わえますからね。

今夜はこれから、ある方のサプライズで、星を見るのです。
望遠鏡を持って来てくださるとか・・・。
楽しみです。

ではでは。

真夏のカレーパーティー・ご来場御礼


これだけの方々が席に落ち着かれる前、場内に行列が出来て、ちょっと大変でした。
それでも慌てず騒がず、淡々とこなしていたスタッフの力量に脱帽でした。



私が食べる頃には、ナンもサイドメニューも売り切れでした。
最近少食の私には、これでもなお多い。



タブラを演奏するディネーシュさん
実は、料理もこなします。



こちらは、エスニック雑貨のコーナー
東京のお店がそのまま引っ越してきたような異空間
女性方は、どなたもしばしこの部屋を出られなかったみたいです。


本日は、真夏のカレーパーティーでした。
約100名のゲストの方と25名のスタッフ、総勢120人を超える参加者で、会場は少々窮屈な状態になるほどでした。

ご来場いただいた方々には、概ね満足していただけたようです。
仕かけた側としては、先ずはそれが何より一番のご褒美のようなものです。

おいしいものが食べられて、めずらしい音楽が聴けて、エスニック雑貨も手に入る・・・、それはそれで楽しみには違いありませんが、私にとっては人と人が交流してお互いに元気になれることの方が、ずっとずっと大きなご利益です。

料理人もスタッフもゲストの方も、それぞれの立場で無理なく楽しめる、そんな真夏のカレーパーティーをこれからも続けられたらいいなと思っている私です。

今日は、皆さまありがとうございました。

満員御礼

真夏のカレーパーティーのお申し込みが、定員に達しました。

申し訳ありませんが、この後のお申し込みをお受けすることが出来ません。
どうぞ、悪しからずご了承ください。

本日は、この後も仕込みで余裕がありませんので、以上お知らせのみ申し上げて失礼します。


 

初心忘るべからず

休んでいます。
と言っても、何もしていないわけではありませんが・・・。

いつもならパン焼きで忙しい木曜日です。
パンを焼かないと、もう限りなくテンションが緩い・・・、そんな感じの今日一日でした。

それだけいつもは気合が入っているということなのですね。
そうでなくてはそれだけの仕事は出来ませんし。

まあでも、だから、休息は必要ですね。
ただ休むためにではなく、大切な何かを思い出すために。

この地球の上で、生ある者として過ちを犯すことのないように。

それからもう一つ、初心を思い出すために。
多くの方のご声援に後押しされてこの店が始まった時、皆さまのご期待に違わぬ良い仕事をしようと誓ったその初心を。
そして度重なるご愛顧のおかげでこうして今に至っていることも・・・。

ところで昨日は、連れ合いの実家のある茨城県牛久市まで出かけていました。
朝のうちに出発して、深夜に帰って来るという強行軍でしたが、運転の出来る娘二人を伴っていましたので、交代で運転しながら楽に往復することが出来ました。

今日はさすがに寝坊して、それでも午後から緩々とタマネギの皮を剥いて、大鍋で時間をかけてソースベースを造りました。
カレーパーティーの仕込みです。
まあ、こちらはレクレーションみたいなものですからね。
楽しみながらやっていましたけど、おいしいカレーになりますよ、きっと。
どうぞお楽しみに。

というところで、カレーパーティーの宣伝です。





じわじわとお申し込みが増えて来ました。
でもまだ余裕があります。
よし!それならと思われたら、すぐにお電話を。
ご案内は<こちら>です。

なお、食工房は、明日から営業再開です。
ただし、明日はまだパンを焼いておりません。
あるのは、一部の焼き菓子のみです。
ご了承ください。

明日には


うわーっ!やめろ!



おにいちゃんに水をかけてやれ! 得意そうなこの顔



パパに抱っこ。ご機嫌です。りさちゃん


あっと言う間です。
明日には、もうそれぞれの棲家へ帰って行きます。

今日は、昼間はずっと外で、バーベキュー宴会でした。
途中子どもたちは、水遊びをしてご機嫌でした。

大人たちは、飲んで飲んで、肉や野菜を焼いて食って食って、その後は太鼓を叩いて大騒ぎ!と行きたかったのですが、ちょうどそこへ、ご近所で不幸があり盆踊りも中止になるというお触れが回って来ました。
これでは大騒ぎするわけにも行かず、あとは静かに家の中へ。

いろいろなことがあるものです。

我が家も、孫たちが帰ったら今度は、連れ合いの実家へ行きます。
先月亡くなった母上の四十九日の法要があるのです。

私は、とんぼ返りしてカレーパーティーの準備にかからねばなりません。
その合間に、その不幸のあったお家のお葬式にも出なくては・・・。
いやはや、落ち着きません。

でも今夜は、もう一晩孫たちと過ごします。

これからまた花火をやると言うので・・・。