食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

暖かい日が続きます。

ここ数日、そして明日明後日あたりまで、暖かい日が続くと報じられています。
事実、昨日も今日も暖かで、この時期にしてはといささか拍子抜けです。

それで一つ困ったこと・・・というのは、シュトレンの製造が始められないということです。
まあ11月第一週は、今までにも何回もこういう目に合っていますから、やっぱりそういう時節なのですね。
来週からは、大丈夫・・・でしょうか?


実は今年のシュトレン造りに関して、もう一つ心配があります。
バター不足です。
毎週一回の製造で、1ポンドのバターを10本使います。
現在の入荷状況だと、それで全量使い切ってしまいます。
スコーンやカネリプッラを焼くことが出来なくなります。


何とかして入手するか、上手に割り振って品目だけは確保するか、いずれにしても気が揉める状況です。


明日は、いつも通りのパン焼きです。
みのりのパンもあります。(シュトレンシーズン中、お休みする予定です。)
他、チーズパン、トマト丸、かぼちゃあんぱんなど、午後には焼き揃っています。
皆さまのご来店お待ちしております。

パンだより・完成・公開

印刷バージョンの「パンだより」68号が完成し、ホームページ上に公開いたしました。
ご覧いただければ幸いです。

「パンだより68・初霜号」へのアクセスは、食工房ホームページ<こちら>からどうぞ。


その中でも触れていますが、今度から連れ合いのイラストをプリントしたポストカードを、通販でも販売することになりました。
近々、ホームページ上にサンプル画像を掲載しますので、どうぞよろしくお願いいたします。


★明日は、定休日明け・パン焼きの日です。
★午後にご来店いただければ、焼き立てが揃っています。

美味しそうな形


ライ麦入り角食パン
ちょうど良い角の出具合は、
発酵のタイミングが良かった
ことの証拠というわけです。
これがなかなか難しい・・・。



チーズパン
こんもりときれいに丸まっていて、
微妙に溢れそうなチーズが見える
ように切り目をいれるのが難しい。


外見はどうだっていいじゃないか!美味しければ・・・。
それはそうなのでしょうけど、でもちょっと違うんじゃないかと、最近の私は思っています。

やっぱり、本当に美味しくて質の高いものは、外観も伴っているのですね。
モノづくりをやっていて、それが出来ないうちは、例えば先に申し上げたような台詞が出るわけですね。
素直に振り返ると、この私がそうであったことを認めざるを得ませんから。

それでも少しは努力の甲斐があったのか、この頃外見はやっぱり大切と思うようになったことは、それなりの進歩だと自覚しています。

先日のこと、あるお客さまにかぼちゃあんぱんの試食を差し上げたところ、開口一番「うわーっ、あんこが真ん中に入ってる!」と言われ、ちょっと驚いたのと同時に、「それって、職人が造るんだから当然そうでなくちゃいけないんだよなぁ・・・。」と思ったのでした。
正直、すべてキッチリ真ん中に納まっていなくてはならないと、そこまでは考えていませんでしたから。

その時以来、あんぱんを丸める時の緊張感が違っています。
どうだっていいと言えばそうかも知れませんが、そうはいかないのが食工房病です。
やっぱり、おいしそうに見えてそして本当に美味しいものを造れるようになるまで、食工房の挑戦は続きます。

冷え込む

今週に入ってから、日ごとに冷え込むようになって来ました。
最低気温は、5℃以下です。

今日は、作業場の温度を上げるために朝一番からオーブンを予熱し、予備役のガスオーブンにも火を入れて暖房していました。
そうすると湿度がどんどん下がって来て、喉が渇いてヒリヒリするほどに。


先月はまだ暑さが大変だったと覚えているのですが、この一ヶ月の間にいかにも急な気候の変化です。


まあでもパン屋の仕事は、外で仕事している人には申し訳ありませんが、どちらかと言えば寒い季節の方が楽です。
製品の出来も良くなります。


今日のパンも、おかげさまで上々です。


★これから4、5日の間、パンだよりの編集のため、ブログの更新を休むことがあると思います。

思うことあっても・・・

この日本という国、この度の大震災以前からすでに課題が山積しその重さに堪えかねていたのに、地震と津波で広大な地域が壊滅状態、そして原発事故にあっては、壊れた原子炉の後始末と汚染された国土の回復に、数十年から数百年先を見通さなくてはならない途方のなさ、日本沈没の危機が語られています。
いやいや、まだ忘れてはいけません。
今回の原発事故では、多大な海洋汚染に対しても、近隣沿岸各国から損害賠償を要求される可能性があります。


皆それぞれに我々国民一人一人に密接な関わりのある事柄なのに、一つ一つについてじっくり考えている暇もありません。
何もかもが、熟考されないうちにとりあえず表面上の形だけが出来上がって、それで事が済んだ気になって行くのが、何か残念と言うか恐ろしいのですね。


原発対応のことでは、それが特に際立っているような気がします。


もう早や、緊急時避難準備区域は無くなりましたし、来年には、一部警戒区域も解かれるかも知れません。
まだまだそんな段階ではないだろうと、私などは思うのですが・・・。


それがまたここに来て、世の中は放射能よりTPPの話題ですからね。
否、これだって大変なことなのですよ!
こうして次々と降りかかる災難にどうやって立ち向かうと言うか、かわすと言うか凌いでゆく道筋は、もはや一人一人に個別だという気もします。


何処に居て、何をしているか、このことが成否を分ける時が来るかも知れません。
そしていろいろと思うことはあっても、語ってばかりいても仕方なし、思いを込めて私はパンを焼きます。



先日の大収穫祭

百姓市・大収穫祭のご案内


 


すでに一度ご案内していますが、改めてもう一度・・・。

明後日10月23日(日)は、今年度最後の百姓市となります。

この機会に、ご利用くださった皆さまに、感謝の気持ちを込めて大収穫祭を開催します。
当日は、手打ちそば、餅、芋煮などのお振る舞いがあります。
ご家族の皆さま、またお友達の方などお誘い合わせてご来場ください。


野菜の販売も、いつも通り行います。
食工房は、天然酵母パンと焼き菓子の販売。
自家焙煎コーヒーも無料提供です。
そして手打ち蕎麦用に、特製・カレーそばのつゆを用意いたします。


あれもこれも、どうぞお楽しみに。


 

本当にお菓子造りが出来なくなりそう・・・

最近の食工房は、クッキーの在庫が少ない状態が続いています。

それというのも、今までならお菓子造りをしていた時間を使って、ドライトマト加工やかぼちゃアンパンのあんを練ったりしているからです。
コーヒーの悪豆拾いもやっています。

パンのレパートリーが増えて、結果としてこの頃はパンが売れるようになりました。
パン屋としては、本来の目的が達成されているわけですから、それはそれで喜ばしいことです。

でも、お菓子の方も熱心なファンの方がいらっしゃるので、ご注文が入る度に「もう、クッキー造りは止めました。」とは、どうしても言えなくて、ついつい「ありがとうございます。」と承ってしまいます。
そして後になって、いろいろしわ寄せを喰うことになるのですね。

いよいよこの辺で、腹を決めなくてはなりません。
人員確保か、クッキーの休止か、どちらかです。




  今週のクッキーとマフィンのお知らせ


今週は、それでも手間のかかるジンジャークッキーを焼くことが出来ました。
この一品のみ。他、在庫は全くありません。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとそば粉マフィンの二種類です。

明日も百姓市、よろしくお願いいたします。

本当は、昨日のお知らせに入れておけば良かったのですね。
まあとにかく昨日は夜までずっと忙しかったので、頭が回らなくなっていました。

さて今日は、久しぶりの雨の朝になりました。
明日も晴天とは行かないようですが、徐々に回復傾向のようですから、午後にはお日さまも見えるのではないでしょうか。

百姓市は、明日とその次の週もう一回やって、今年の営業を終了します。
明日も皆さまのお出でをお待ちしております。




  本日も多数ご来店ありがとうございます。

本日は、団体さまもいらして、店頭は一時大賑わいでした。

市内塩川町で開催される熱気球の祭典・バルーンフェスティバルにご参加のチームが1組、午前中一度いらしてその後すぐにまたお仲間を大勢引き連れてお立ち寄りくださいました。

店の前で記念撮影もして行かれましたので、どこかのブログに載っているかも・・・だそうです。
嬉しいご縁、ありがとうございました。


かぼちゃあんぱんが、早速大好評でした。




  山都町みちくさ通り・新そば祭り開催中です。

当地山都町内では、今日と明日の二日間、中心市街地で歩行者天国にして、イベント開催中です。

お知らせ・数件

  青木真知子作品展 「ドコノモリ・あなたの子どもたち」

最終日は、10月16日(日)です。

まだお出でになっていない方、お出でいただければ幸いです。
詳細なご案内は <こちら> をご覧ください。




  シュトレンのご予約・受付中

今年は、原発事故による放射能災害があり、福島発の贈答品はとても微妙な立場に置かれています。
まあ無理のない範囲で、ご利用いただければありがたいと存じます。
もちろん、原材料には常々細心の注意を払っております。

なお、価格は昨年と同じです。 <参照>

1本・2700円 1/2カット・1500円 ギフトパッケージ・+200円 となっております。




  岩手県産小麦の検査結果について

食工房で主原料として使用している、岩手県産南部小麦およびゆきちから小麦の放射能検査の情報が公開されています。
仕入れ先の東日本産業のホームページ<こちら>をご覧ください。




   道路工事のお知らせ

店の前は舗装工事が完了し、すつかりきれいになりました。

この次は、国道459号線の白子地区で水道管埋設工事が始まります。
期間中片側交互通行になります。

10月21日~12月22日

もともと交通量の少ない道路ですので、渋滞になることは先ずありません。




  かぼちゃあんぱん・毎回売り切れにつき増産決定

一週間に12個×2回では、いくら何でも少なかったんですね。
お一人で2個・3個買って行かれる方もいますので、あっという間に無くなってしまいます。

そこで臨機応変に、18個~24個くらいまで増産いたします。
と言うか、すでにそうせざるを得なかったりしてます。

この分では、あん用のかぼちゃがすぐに無くなってしまいそうです。


かぼちゃの後は、さつま芋を使ってスィートポテトあんぱんを造るつもりです。
お楽しみに!

今年のドライトマト


今年のトマトの生産者は、地元のチャルジョウ農場


今年もせっせとドライトマトを造っています。
と言っても、すでに佳境は過ぎ去りましたが、食工房には出来上がったドライトマトのストックが沢山あります。
今年のドライトマトは、何と言っても色がきれい!です。

何故って?それは乾燥の仕方に一工夫も二工夫もしたからです。

ドライトマトはちよっと面白い性質があって、実は少し熱をかけて焼きを入れた方が甘みが増しておいしいのです。
でもそうすると、色が茶色っぽく変色してしまいます。
やはりきれいな赤い色を残したいのですね。

一方フリーズドライという乾燥方法があるのですが、これで造られたドライトマトは、生のトマトがそのまま乾いたような味で、正直うま味に欠けます。
そこで食工房病が始まるわけです。

温度の効果は、今までの経験である程度分かっていましたから、その範囲で低い方の限界を探りました。
そして、その温度である程度の時間内に仕上げるため、扇風機を使って風を送る方法を採りました。
ま、それが功を奏したというわけで、ご覧のように見事なドライトマトが出来上がりました。
そのおかげで今年のトマト丸、一層フルーティーな甘みと酸味を味わえます。


余談ですが、原料のミニトマトは残留放射能検査済み(不検出・検出限界1Bq/kg)です。<参照>






  パンのレパートリーが増えて・・・
ここ一年の間にも、トマト丸・たまねぎパン・チーズパン・かぼちゃあんぱんと4種類もレパートリーが増えました。
お菓子造りも捨て難い魅力のある仕事ですが、パンが忙しくなってなかなか手が出せません。
いつかどこかで割り切らなくてはならない時が来るかも知れません。


突然ですが、食工房で仕事を覚えたい方、いませんか?
ご連絡ください。
今となっては、少しは人に伝えられるノウハウを持てたと思っています。