食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

ふくラボ、来訪


これぞ、ふくラボオフィシャルカー。
キャラクターは、ロボ山・・・アレッ何だっけ?
にょろ子さん、コメントしてくださーい。



こちらは、福田桃太郎君
フロントの写真は、フィルムで撮ったので、現像待ちです。


ふくラボって何?と仰る方は、まず<こちら>をご覧くださいね。

今年の2月、ふくラボに紹介ページが出来た時、お店の写真は雪に埋もれた風景でした。
何しろ会津では、雪の季節の最中でしたから。
「春になったら、また撮り直しましょう。」ということになっていたのです。
そしてもうすっかり暖かくなって、お店の前もお花や緑であふれて来ましたので、撮影をお願いしておいたのです。

約束どおり今日の午前中、あの私がしびれてしまった真っ黄色のオフィシャルカーが到着。
取材の時と同じ方が見えました。
正直、代金を払っているわけでもないのに、こんなに丁寧にフォロウしていただいて、ありがたい限りです。

それでちょっとお話しを伺ったのですが、会員の口コミを元に情報を集めているふくラボ、最近では寄せられる口コミに対応しきれないほどだそうです。
実際に足を運んで丁寧に取材した上で記事を書くという、基本中の基本を外さないようにしているからなのですね。


こうして信頼に足るデータベースを構築して、社長は次にどんなことを目論んでいるのでしょう・・・。
ますます目が離せない、ふくラボです。


それはそうと、食工房が掲載されるきっかけをくださった、ワン五郎ポチさん(とお呼びして良かったでしょうか?)、今頃になって申し訳ありませんが、あなたのお計らいのありがたさに改めて理解が及びました。
この場を借りて感謝です。


さてさて皆さま、よろしかったら「ふくラボ」の中を歩き回って見てください。
おいしいもの、楽しいこと、興味深いことに、きっと出会えますよ。
一般の方はもちろん、これからお店を始めようと思っている方なら尚のこと、注目の価値あるサイトです。
ちなみに食工房の紹介ページは
<こちら>


業務外ですが・・・、おしらせ

近々、ビールを仕込みます。
今度は夏に向けて、チェコピルスナーを。
興味のある方、見学OK。

先ずはご連絡を。

パンの売れ方が変わって来たような・・・



堅焼き黒パン ・ プンパニッケル

麦畑通信・136 ・ みのりのパン


最近、パンの売れ方が変わって来たと感じています。

開店当初から数年間、初めていらしたお客さまは、たいてい「おすすめのパンはどれですか?」とお尋ねになったものです。
そして「あんパンとかないの・・・?」「うわーっ、ズッシリしてるねぇ・・・。」等々、驚きの表情と共に、少しがっかりされたような雰囲気が伝わって来ることもありました。
要するに食工房のパンは、まだほとんど認知されていなかったのですね。


それが今年になって、それも最近になって、何だか様子が違って来ました。

初めてご来店くださる方が、「ライ麦のパンって、どれですか?」「プンパニッケルはありますか?」等々。
かと思うと、「ああ、これだよ、これだよ!」と言いながら、堅焼き黒パンを手に取ってお買い求めくださったり。
そして少なからぬ方が、その後も二度三度ご来店になり、お目当てのパンを買って行かれるのを目の当たりにして、「嗚呼!やっと食工房のパンも認知されたのか・・・。」と感慨も一入の私です。


開店7年目、やっとこれから元が取れて行くのかな・・・と、「継続は力なり」の言葉を噛み締めているところです。
それにしても、来年はもう還暦ですよ!私。
どうしましょう・・・?
否、どうもこうありません。一生、死ぬまで現役で行くしかありませんね。


明日も明後日も、そして来週も来年も、おいしいパンとお菓子を焼き続けますので、どうぞよろしく。

少し余裕で終えた一週間


カツラの新緑・どうしても小判に見えてしまう私です。2006年春


にぎやかに連休で始まった5月も、今日でおしまいです。
おかげさまでこの一週間も、みっちりと中身が詰まっていたような気がします。
それでも体の調子が良かったせいか、最後の今日は少し余裕で仕事を終えました。
それで閉店前の2時間くらい、なかなか手が出せなかった道路向かいの空き地の草刈りをしました。
それも終わってまだ明るかったので、犬の散歩も行ってきました。


何と言っても体調を維持するには、十分な運動が欠かせないと実感します。
明日は朝から、畑と草刈り(まだまだあるのです。)と、やることはいっぱい。


でも一つも嫌な気はしないのです。
こうして動き回るのが性分なんですね。
動けるうちは精一杯動いて、願わくは少しなりとも人の役に立てればと思います。


 さてさて、今週のクッキーとマフィンのお知らせをしておきます。


今週は、バタービスケットとくるみびすけっととパタポンがございます。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとスィートハートの予定です。


  最後に一つおわびです。


一昨日、昨日と大勢のご来店を賜り、本日は開店早々から売るものがほとんど無く、せっかくご来店くださった方には、全く申し訳ない状況でした。
こんな場所まで足を運んでいただいたのに、ガラガラの商品棚にがっかりされたことと思います。
この場を借りて、今一度おわび申し上げます。

うわーっ、かわいい!


どれも、指の先ほどの大きさです。


本日は予定通り、カフェクラブの集いを開催しました。
4名様のご参加をいただき、コーヒー抽出大研究でした。

明日からカフェ開業でもOKと言う内容で、みっちりと学んでいただきました。

さすが皆さんコーヒー好きの方ばかりで、的を突いたご質問もあり、こちらもやりがいがありました。
きっと明日からコーヒーのお味が変わることでしょう。
それでちなみに、最後にやったエスプレッソコーヒーが一番ウケたのですが、それもそのはずで、皆さん、イタリア、スペイン、ポルトガル方面に海外経験がおありの方で、エスプレッソに親近感があったのですね。
いろいろ貴重なお話しも聞けて、私の方こそ勉強になりました。


そして今日も、新潟方面から数組のお客さまが見えました。
新潟から会津へ、意外に遠くないと感じる方が多いのですね。
ちょうど良い日帰りドライブコースになっているようです。
食工房にとっては、全くうれしい地の利です。


最後に、今日一番うれしかったこと。
久しぶりに南会津町からご来店くださった h さん、手作りのかわいらしいネズミちゃんとうさちゃんを、そっと商品棚の品物の陰に置いて行ってくださいました。

発見した時のうれしかったことと言ったらありません。
思わず歓声が上がりました。


皆々さまのご厚意に支えられて、今日も元気に仕事を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

ご来店ありがとうございました

今日は先ず朝一番パンの仕込みをしている最中に、この前喜多方市街のご自宅からランニングでご来店くださったYさんが、再びランニングでお見えになりました。

一度経験するとペースが掴めるそうで、前回初めての時よりずい分楽にいらしたそうです。



いやー、すごいですね!


私の歳では、いくら訓練してもあの距離を走れるようになる前に寿命が来てしまいそうです。


何と!Yさんは、帰り道も走って行かれました。


脱帽です・・・。


 


さてその後、午前中から次々とご来店のお客さまが続きました。


それで今日はまたどうしたことでしょう・・・?


実は、新潟の情報誌「月刊キャレル」の今月号(4/28発売)の一角に、食工房が紹介されていたのですが、今頃になって、それをご覧になって「来よう、来よう・・・」と思っていたと仰る方が、何組か相次いでいらっしゃいました。


その他、webを見て以前からマークしていたと仰る方、昨日のブログをご覧になって今日のパンを確認済みの方、今日のお客さまは何だか不思議にシンクロナイズしていましたね。


 


それで一つ、初めてお出でになる方には、やはりこの場所は分り辛いらしく、何度も迷って行きつ戻りつしたあげく、近所で人に尋ねてやっと探し当てたと仰る方も・・・。


大きな看板でも出しておけば良いのですが、それも出来ないまま7年経ってみたら、何と言うか覚えてくださった方が増えて来て、ついこれでいいかという気になっていました。


いやはや全く、申し訳ございません。


 


明日も皆さまのご来店を、お待ちいたしております。


 



今のところ、この坊やが目印です。

お知らせ3件+

その1

今月のパンだよりの紙面でお知らせしたきり、何の告知もしておりませんでした。
明後日日曜日午後2時より、当食工房にて「カフェクラブの集い」を開催します。

コーヒー飲み放題、お菓子もいろいろ楽しんでいただきます。
参加費はお一人1000円

今回のテーマは、「コーヒー抽出・大研究」です。
コーヒー抽出のノウハウをお伝えします。
ドリップフィルターの濾過の物理学についても、詳しく解説します。
時間の許す限り、ドリップ、サイフォン、フレンチプレスなどなど、色々な種類の器具を使って試してみます。
ふるってご参加ください。


その2

「食工房のパンだより 53 ・ 2010年6月 新緑号」が出来ました。
すでにお手元に届いた方もいるはずです。
本日、ホームページへも掲載しました。
ダウンロードしてご覧になることが出来ます。
<ここ> をクリック。


その3

開催予定のイベントです。
6月26日(土)夜 「千の響き・vol.3」アコースティックギターの夕べ

お二人の出演者による、ナイロン弦とスチール弦の響きを、それぞれ楽しんでいただきます。
詳細は、只今調整中です。
決定次第、詳しくご案内いたします。



そして食工房明日のパン焼きは・・・

食パン3種、みのりのパン、麦畑通信・136、ピストーラの予定。
その他、サワードゥビスケットの森のパン屋のビスケットを焼きます。
堅焼き黒パン、プンパニッケルは、木曜日焼きのものがあります。


皆さまのご来店、お待ちしております。

酵母、絶好調!


型上5㎝近く伸びて、危うく袋に入らなくなるところでした。


今日は外は、これからまた冬に戻るのかと思うような冷たい風が吹きましたが、それでも作業場の中は30℃近い温度になり、酵母の発酵は特に保温しなくてもどんどん進みました。

酵母の熟度と与える糖分の量とタイミング、最近また一つ掴んだ実感があります。
おかげで、ちよっと暴れ気味なほど盛んに発酵してくれます。
前にも言いましたが、自家培養天然酵母で焼くパンは、酵母の状態如何で味も食感も全て決まってしまいます。
それで手短に言うと、その暴れ気味なくらいの酵母を、過発酵すれすれの一歩手前くらいまでコントロール出来ると、最高のパンが出来るのです。
このところ連続して結構いい線まで行っています。


イーストのようにマニュアル化出来ない不確定な要素が沢山ありますので、逆にそれが難しくて面白いと思っています。
そして季節を追って変化し続ける酵母の状態に付き合っていると、人は自然の計らいに対してどのくらいまで手を出せるか、そのあたりの加減が見えるような気がします。
さらにはパン造りに限らず、コーヒー焙煎も畑で作物を育てるのも、皆似たような勘どころがあるような気がします。

あれもこれもといろいろ手を出して来た私ですが、自分のやって来たことは実は一つだったのじゃないか、うまく言い表せる言葉が見つかりませんが、最近そんな実感を深めつつある私です。
パン造りが面白い=コーヒー焙煎が面白い=畑が面白い=人生が面白い・・・みたいな。

夏を思い起こす一日


タンポポの綿毛が目に留まりました。
自ら光を発しているかのように輝いていました。


今日は朝からグングン気温が上がり、あの夏の作業場の灼熱地獄を思い起こす一日でした。
それでもまだ涼しい朝のうちに一っ走りして来たのですが、もう汗をかいていて、作業場は殊更に暑く感じられました。

おかげで酵母の発酵が速く、今までなら待っていなくてはならない状況でも、逆に追いかけられるほどになって来ました。
今日は、パンの仕込みが少なかったので、サワードゥビスケットの「わらいごま」も焼きました。
そしてみのりのパンと新製品の麦畑通信・136も。


 


さてそれではここで、今日のうちの夕食用にこしらえた豆のスープのレシピをご紹介しましょう。
忙しくて写真を撮ることは出来なかったので、画像はありません。 ご容赦。


材料は、レンズ豆(皮むきのもの・オレンジ色をしています。)1カップ・鶏挽き肉100g・玉ねぎ1個(中玉)・トマトペースト0.8カップ・鶏ガラスープストック4カップ・カリーマサラ少々・バター、オリーブ油、塩


 つくり方

レンズ豆をざっと洗って、そのまま水に浸けておきます。
玉ねぎをみじん切りして、バターで炒めます。
玉ねぎの甘みが十分出たら、鶏がらスープストックを加えて一煮立ちさせます。
同時進行で、レンズ豆をたっぷりの水を加えて煮ておきます。

レンズマメが柔らかくなったところに(20~30分煮れば十分)、玉ねぎとスープストックを合わせます。
鶏挽き肉を、オリーブ油でほぐしながら炒めます。
すっかり火が通ったら、これも一緒にします。
トマトペーストも加え、少し煮込みます。
焦げることがあるので、時々気を付けてかき混ぜてください。

最後に、塩とカリーマサラで味付けします。
薄味に、そしてスパイスも微量で結構。


インド風かあるいはスペイン風か?分かりませんが、国籍不明のおいしいスープが出来上がります。
今夜は、これにじゃがいも入りのオムレツ(スペイン風だそう・・・)、パンはピストラでしたから、やっぱりスペインでしようかね。
まあそんなことはどうでも良くて、とにかくおいしかったです。
皆さまも、ぜひお試しください。

モノの売れ方

モノが売れるのに、大まかに二つの売れ方と言うか、理由があると思います。

一つは、そのモノの質の良さ故。
もう一つは、売り方の巧みさ故。

モノが良ければ売れて当然と思いますが、世の中そんなに単純じゃないのですね。
折角良いモノを造っても、人に知られる努力を全くしなかったら、売れるチャンスは巡って来ません。
そこで販売戦略なるものが必要となってくるわけです。
いわゆるプロモーションというやつですね。
それで今の世の中、どちらかというプロモーションだけで売れると勘違いしている向きもあるような気がします。
ある著名な方が、ご自分の著作を、書くことよりも売ることの方に5倍の努力をしていると仰ったそうですが、これをどう受け取ったらよいのでしょうか・・・。

良いモノがあって、そのために的を得たプロモーションが役に立つというのが本筋でしょうからね。


ところで、誰でも情報発信出来るインターネットのこの時代、プロモーションも自前で出来る可能性が開けているのですね。
もちろん、その道に長けている本職のプロモーターほどのことは出来ないとしても、素人のミニプロモーションは、人の目には案外新鮮に映るかも知れません。


ホームページ、ブログ、ミニプレス(機関誌)など色々な手段が、誰にでも手の届くところにある、こんな時代は今までありませんでした。


食工房は、先ずは皆さまに喜ばれる丁寧な製品づくり、そして皆さまの心に届くプロモーション、この両輪をバランス良く転がして、続けて行きたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


「パンだより 」編集中です。近々公開
今しばらくお待ちください。

ライ麦入荷で、ご注文増

先週末、待ちかねていたライ麦原穀が届き、早速一部のライ麦入りのパンを再開。
そして今週は、プンパニッケルも含めて全メニューが揃いました。

このブログでライ麦入荷のお知らせをしたのを、皆さんちゃんとご覧くださっていたのですね。
堅焼き黒パンやプンパニッケルのご注文を次々いただいて、先週に比べて一挙に仕込み量が多くなりました。
全く食工房は、ライ麦で売れているパン屋なのだと、改めて自覚することになりました。
まあ、それはそれで大変うれしいことです。


今までにもう幾人もの方が、食工房の堅焼き黒パンを召し上がって、こういうパンが他では手に入らないと仰います。
全国には、もう数えきれないほど沢山パン屋がある中、そんなことはなかろうと思うのですが、それならそれで今後なお一層研究して、他の追随を許さないくらいの味わいの極致に到達したいですね。


そのためにも、ライ麦そのものの品種や出来具合にもこだわって、農家の方と共に研究心を燃やそうと、今また決意を新たにしているところです。


そして私自身、今更のようにパンがおいしい毎日の食卓を楽しんでいます。
また折を見て、パンごはんの記事を書きますのでお楽しみに。


    雑貨コーナーより


 Blue Lace の服、新作入荷しました。



イラスト・Machiko