食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

眠くてたまりません。

今朝は、午前2時過ぎに目が覚めてしまい、4時までもう一寝入りとおもったものの寝付けず、眠気が取れぬまま一日が始まりました。
それでも午前中は気合いが入っていましたが、パンを焼き終えた後は、暖かい春の陽気も手伝って、もう眠くてたまりませんでした。

で、その後の配達が大変でした。
ちょっとボンヤリしていたおかげで、いくつか勘違いが重なり、配達を一軒抜かして別な道を通って帰って来てしまいました。
もう一度出直そうかと思いましたが、ここは冷静に思い止まり、明日お届けする旨お電話差し上げてご了解いただきました。
と言うわけで、あとは寝させていただきます。




慶徳峠より望む。  本当は、ここは通らないはずでした。
霞みがかって、今日の私の頭のようです。

ノーシュガーです。


ノーシュガーだからこそおいしい!
穀物クッキー・パタポンです
 



ドライフルーツの柔らかい甘みで十分
楽しめる、マフィン・シマリス君の朝ごはん
 



 最近売れっ子の、バタービスケット
生地を発酵させるために、少量の砂糖を使っていますがので、
厳密にはノーシュガーと言えないかも知れませんが、
お味はあっさり塩味で、実質ノーシュガー



こちらもサワードゥ(発酵生地)のビスケット
ゴマとスパイスの微妙なバランスで、香りの
パフォーマンス。「わらいごま」の所以です。



 製造効率の悪さで、経営破綻メニューと呼ばれる
ご存じ「山の子クッキー」です。現在、製造封印中。



 すごくいい内容なのですが、こちらも経営破綻メニューで製造封印中。
松の実とチーズ入り塩味クッキー
「ロンサムパイン」です。


 


ご紹介いたしましたのは、いずれもノーシュガー、つまりお砂糖で甘くしていないお菓子です。

草加煎餅のように、もともと醤油味のものは別にしても、お菓子と言えば甘いのが普通です。
業界の中にいると分かりますが、砂糖の量で売れ方に差が出るということが、実際よくあります。
甘味離れと言われるご時世でも、本当にはっきりと甘さを控えられてしまうと、受け入れられるのは難しいのですね。
やはり、甘くないお菓子は売れないことが多いのです。

しかしここできっぱりとノーシュガーとなれば、今度は別なニーズがあるのですね。
健康食愛好家の間では、あらゆる食べ物に砂糖が入ることを拒否する方が、少なからずいらっしゃいます。
ま、それはそれとして、ノーシュガーのお菓子は全く別のジャンルだと受け止めると、それはそれでなかなか味わい深いのです。

特に、離乳が始まっていろいろな物を口にするようになり、お菓子の味も覚える頃の小さいお子さんには、まずノーシュガーのお菓子をあげていただきたいと思います。
お砂糖の沢山入った甘いお菓子の味は、あとからいくらでも覚えられますが、ノーシュガーの素朴な素材そのものの味を分かる味覚は、気をつけていないとすぐに失われてしまいますから。

食工房では、甘いお菓子も沢山造っていますが、ノーシュガーのお菓子も皆さまに満足していただけるよう、いろいろ工夫を凝らしています。


それにしても、山の子クッキーとロンサムパインの成形方法、何か決定的に巧い方法はないかと、いつも頭を抱えて悩んでいます。


以前の「ノーシュガー」の記事も、ご覧いただければ幸いです。  <参照>

都合により・・・

      都合により、明日のパン焼きをお休みします。

明日は、同じパン生地仕立てのバタービスケットを、いつもより沢山焼くことにいたしました。
また、クッキーの在庫があまりにもさみしい状態が続いていますので、そちらにも注力いたします。


      「沼ノ平の小麦麺」 製造完了、入荷しました。

今年の小麦の収穫が確定するまで、今回の製造で終了です。

只今、500g一束一袋入りで約50袋在庫があります。
一袋・500円にて販売します。


予約も入っていますので、すぐに売り切れてしまいそうです。
食べてみたい方は、お早めにご注文ください。
無くなり次第、販売終了となります。

     
「パンだより 43・新緑号」、只今編集中です。


   近日公開します。

先んじて、連休中のスケジュールについてお知らせいたします。
ゴールデンウィーク・連休中、28、29はいつも通り定休日閉店しています。

5月に入って、5、6は営業いたします。
  ※ただし、製造はお休みしますので、焼き立てのパンと焼き菓子は、残念ながらご用意出来ません。

オーバーワークです。

昨日、「自分の体力気力に見合った仕事量を判断するのは、・・・、自分自身の責任・・・。」と申し上げたばかりの今日、早速見積もりを誤ってオーバーワークです。

引き受けた以上は・・・、そちらも責任取らなくてはなりませんが、今日は2品目失敗して欠品となり、配達も一部回りきれないと判断してお断りしたり、日時の変更をお願いすることになってしまいました。

今後は、こんな事の無いよう、気をつけたいと思っています。
そんなわけで、これからまた残業です。


今日のサプライズ・・・。
カネリプッラをつくっているところを、動画に撮りましたので見てください。
映画「かもめ食堂」を思い出す方も、きっといらっしゃることでしょう。


 




刷毛で塗っているのは、メイプルシロップです。


 




最初、この切り方を知って、思わず唸ってしまいました。

悪豆拾いの哲学

食工房の一週間最後の日の今日は、ジンジャークッキーとわらいごまを焼いて包装して後片付けをして、それでもう十分働いた実感でしたけれど、それで終わりというわけには行きませんでした。

実は今週は、食工房にお付き合いいただいているお店が、イベントに出店されるということで、大量のコーヒー豆を焙煎してお送りしなくてはならないのです。
本当に、このようなありがたい展開に感謝せずにはいられませんが、あの悪豆拾いが待っているわけですね。  <参照1>  <参照2>

昨日のうちに、必要な量を計って用意しておきました。
それを、夕方も近づいた時刻から、3人で手選別作業にかかりました。
おしゃべりしながらやれるのが、せめてもの救いです。

正直に申し上げますが、悪豆拾いは、やっていて楽しい仕事ではありません。
何かを造るわけではないし、達成されるのは甚だ目に見えにくい結果でしかありません。
後で焙煎作業をする私は、まだしもその結末を承知していますから、やったことの意義を感じて満足することが出来ますが、一緒にやっている娘たちはどうなんでしょう・・・?

「悪豆拾いって、まるで坊さんの修行みたいだね。」「千日修行で、三年間毎日悪豆拾いやらなければいけないとしたら、大変だねぇ。いやだねぇ。」と私が言うと、「坊さんになるか、頭がおかしくなるか、どっちかなんじゃない?」と娘。

「悪豆拾いの苦労を知っているのと知らないのでは、コーヒーの味も違うかも知れない・・・。」と上の娘が言えば、「私なんか、コーヒーの味を覚える前から悪豆拾いやってるよ。どうします!?」と下の娘。
ああ、そんな小さい時から仕事の手伝いをさせていたんだっけ・・・。悪い親だなァ・・・。

そんなやりとりをしながら、閉店時間まで頑張りましたが、やっと1/4が終わっただけでした。
どうやら明日の定休日は、全休というわけには行かないようです。
でもでも、うちらは、絶対によそ様よりおいしいコーヒーを飲んでいると、自信を持って言えます。

麦畑見学会のご報告

今日は穏やかな晴天に恵まれ、青空の下にいるのが本当に気持ち良い日でした。
心地良いそよ風が吹く中、沼ノ平の麦畑を見に行って来ました。
今日の見学会、残念ながらお一人もご参加がなく、私と上の娘二人で出かけました。

先ずは、生産者の岩橋さんのお宅にお邪魔して、お話を伺った後早速麦畑にご案内いただきました。
小麦もライ麦も、一冬越してやっと育ち始めたところで、教えられなければ何が植わっているのか分からなかったかも知れません。


先ずは、「上向き」という場所へ。



沼ノ平で一番標高の高い畑だそうです。
霞んでいますが、遠くに会津平が眺められます。
 アオバ小麦が育っています。



 こちらは同じ場所の別の畑
ライ麦が育っています。


しばらく気持ちの良い風に吹かれた後、もう一か所の畑に移動。



 こちらは、沼ノ平の有名な桜がある場所です。
今でもまだ真っ白に雪をいただいた飯豊山が見えます。
アオバ小麦が育っています。




もう盛りを過ぎていましたが、畑のすぐ下には、
カタクリの花が咲いているのが見られました、





 同じ場所の別な畑には、ライ麦です。




こちらも同じ場所のまた別な畑、アオバ小麦です。
田畑が棚のように段々に配置されている風景は、本当に美しい。
何と言っても、実際に歩いてみるのが一番です。



それにしても、写真を見ていただければわかるとおり、とても気持ちの良い場所です。
もう二か月もすると、グンと丈が伸びて穂が出て来るはずです。
そして7月に入ると、周りの緑の中で、麦畑だけが黄金色に枯れて来ます。
「麦秋」と呼ばれるとても感動的な風景です。

今日は参加者がありませんでしたが、もうあと二回くらい、穂が出た直後くらいと刈り取り直前に、また見学会を催したいと考えています。
その時は、ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思っています。


それで、今食工房で使っているこの沼ノ平産の小麦の在庫が、実はもうあと僅かしかないことが、今日分かりました。
先日、60kg分を製麺所に加工委託しましたが、もう少し少なくしておけば良かったかも知れないと、ちょっと心配になって来ました。
今年の作も、ほぼ間違いなく全量消化して足りないくらいだと思っています。
来年は、確実に作付けを増やしていただくことになりそうです。


そしてこの小麦やライ麦を使って、純粋な地元産の原材料だけで造られた、特別限定品のパンを焼く予定です。
どうぞご期待ください。


 



昨日まではまだ花があったというこの桜、今日は葉桜に。
この桜に名前を付けてくださいと募集中です。
すでに相当数の応募があったそうです。
今日も、道路脇に何台か車が停まっていました。


 

ネットの力



http://shokuko.com


最近、食工房にご来店くださる方々の顕著な傾向として、インターネットで食工房を見つけてくださったと言う方が多くなっています。
東京など遠方から遥々会津に遊びにいらして、ちょっと一休みしたくなった時、「コーヒー」や「焼き菓子」「パン」などのキーワードで検索して、沢山のお店の中から食工房を見つけてくださることが結構あるみたいです。
あるいは、出かける前からすでに食工房のホームページやこの「飯豊の空の下から・・・」をご覧になっていて、会津に行ったら食工房に寄って来ようと、目指して来てくださる方もいます。


今、世の中は否応なくインターネットが、生活に深く関わるようになりつつありますね。
それを裏付けるように、ここ1、2年、PCユーザーの数がどんどん増えているように感じます。
私の周辺でも、今までPCに縁遠かった人が、新たにPCユーザーになる例が次々と後を絶ちません。
PCを持てば、インターネットに接続するのは必須ですから、そうして受け手が確実に増えている以上、これから情報発信の主力として、インターネットの右に出る物はないと思います。
そうなると、ホームページやブログをどれだけ使いこなせるか、どんなサプライズが出来るか、私たちのような小規模事業をやっている者にとっては、それが運命の分かれ道になると言ってもいいほどの影響力があると思っています。

二年前にブログとホームページを立ち上げた時は、正直そこまでの認識はありませんでした。
せいぜい、コストをかけずに宣伝になるかも知れないくらいの、さほど頼りになる手段とも思っていませんでした。
しかし、「継続は力なり」の諺が示すように、ブログの毎日更新は、確実にインターネット上で存在感を増して来ました。

今、「食工房」をキーワードに検索すると、ほとんどの検索サイトでうちがトップに挙がっています。
これは、ブログ「飯豊の空の下から・・・」に、毎日一定数のアクセスがあるおかげで、大したアクセス数ではありませんが、食工房のホームページにも毎日そこそこの数のアクセスがあるからだと思っています。
また、毎日の様々な記事の中の語彙が、検索の対象としてアクセスにつながる度に、ブログのネット上での存在が大きくなって行くのですね。


そのおかげも大きいと思いますが、一面識もない方からメールでお問い合わせやご注文をいただくことが、少しずつですが増えて来ました。
そういう出会いから、少しでも固定客になってくださる方があれば、やがて他の方法では得られない集客力を発揮するはずだと、大いに期待しています。

食工房のホームページも、shokuko.com と、短くて覚えやすいドメインを取得出来て大成功だったと、今また改めて喜んでいる私です。

毎度ありがとうございます。


沼ノ平産アオバ小麦全粒粉10%入り、飯豊山食パン
以前のバージョンより、格段に食感、風味共に良くなっています。


定休日が明けて、本日はまた早朝からパンこねに精出していました。
ご覧の通り、とても気持ち良く「飯豊山食パン」が膨らみ、いい焼き色に焼けました。
今日は開店早々から、この飯豊山食パンが次々売れました。
それはそうと、一つお詫びしなくてはなりません。
今週の初め4月13日のブログで、木曜日の今日カネリプッラを焼くと告知していましたが、ローテーションを勘違いしていました。
今日は、クリングラの日でした。
ブログを見てカネリプッラをご注文くださった方と、いつものローテーションをご承知でクリングラをご注文くださった方があり、両方は出来ませんのでどちらに頭を下げようかと大変悩みましたが、結局クリングラを焼きましたのでご了解願います。



クリングラの形を造っているところ、初公開!


 


さて午後配達に出発したところ、間もなく途中の見頃街道の山道で、次々と春の芽吹きの風景に出会いました。
もう気もそぞろで、よそ見したくなって仕方がないので、道端に寄って停車し二三枚写真をとりました。
でも、落ち着いてじっくり向かい合う余裕がないので、どうにもなりません。
一枚だけ、こんなのがあってソワソワしたという証拠に、キブシの写真を一枚入れて置きます。
今日という今日は、パンを焼いているだけでは人生は終われないぞ!と思うことしきりでした。




まだすこし時期が早い感じでした。
こんなのか゜ザランザランいっぱい
ぶら下がって目を引くのです。


 


明日は、スコーン、マフィンを焼きます。

いよいよ暖かい一日



春らしい霞んだ空気と水面のきらめきが、心を騒がせます。
私は、この季節の柳の緑が好きです。


今日は、またさらに暖かい一日でした。
この暖かさに促されるように、桜も咲き始めました。
そして平日にも関わらず、心地良い春の日差しに誘われるように、お客さまも次々と・・・。

定休日前で、焼き立てのパンが無いのが申し訳ありませんでしたが、その分いつものように二割引きで差し上げました。
売れ残りがいかに少なくて済むか、この商売にとっては死活問題ですから、今日のお天気は本当にありがたいと言わなければなりません。

明日は定休日で、食工房の営業日で言うと今日が週末です。
この一週間もずっとハイテンションで、疲れが溜まってしまいました。
明日をどう過ごすか?お天気次第ですね。
ただし、用足しに会津若松市方面に出かけなくてはなりませんので、畑をやりたい気持ちとどのくらいのところで折り合いを付けるか・・・、結局早起きするしかないですね。

正直、たまにはボーッとして過ごす時間が欲しいと思いますが、なかなかその機会に恵まれません。
とは言え、体の状態に不足はありませんし、こうして病気もなく元気にしていられることは、何よりありがたく幸せなことだと思っています。


  おしらせ

今週は、木曜日にカネリプッラを焼きます。
土曜日にはクリングラを、それからみのりのパンも焼きます。

「沼ノ平の小麦麺」 只今、加工依頼中です。
ご注文予約を受け付けています。


  麦畑見学会のお誘い

来る 4月19日(日)午後1時 までに食工房に集合してください。

そこから現地へご案内いたします。
参加費用等は無用です。

事前のお申し込みは不要ですが、参加人数を把握したいと思っていますので、ご参加の意向がはっきりしていらっしゃる方は、出来れば事前にご連絡ください。
当日参加、もちろんOKです。

なお当日は、生産者の方もお顔を見せてくださいます。
大勢の方のご参加をお待ちしております。
小雨決行といたします。
迷われる方、お出かけ前にお問い合わせください。
  食工房 0241-38-3102 

さすがにくたびれました。

おかげさまで、「パンだより 42・若草号」の編集が無事終了しました。
すでに食工房のホームページ上に公開していますので、ご覧いただけたら幸いです。
   <こちら>からご覧いただけます。

それで、先にブログでもお知らせいたしますが、「麦畑見学会」を4月19日の日曜日に開催する予定です。
ご参加いただける方は、お早めにご連絡ください。


本日は、昨日にも増してさらに暖かい一日でした。
ご来店くださる方も、三々五々。
特に慌ただしいということもなく、時々作業の手を休めるくらいでありがたい計らいでした。
それよりどうしても眠くて、作業が一段落した時に、後を娘たちに頼んで仮眠しました。
熟睡したのは正味30分くらいだったと思いますが、ずい分回復して楽になりました。


明日は、この集落で「人足」<参照>があり、朝から手をとられます。
クッキーづくりが抜かせない状況なので、途中で連れ合いと交替して時間のやりくりをしようと思っています。
娘たちにも、また頑張ってもらうしかありません。
それでも、こうして皆さまからのご愛顧に促されて、毎日忙しく仕事が出来ることは、とてもとてもありがたく幸せなことだと思っています。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。