食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

お知らせ2件

「食工房のパンだより vol.25 2007.09 秋思号」 が出来ました。

☆ご来店のお客様には、直接差し上げています。
☆食工房のホームページ・ダウンロードのページにpdfファイルをUPしました。
ダウンロードしてご覧になれます。
pdfファイルへのリンクは<こちら>
※ダウンロードがうまく行かないというご報告を何件かいただいていますが、今のところ原因が分かりません。

☆メール便または郵送でもお届けします。
ご要望いただいた方、食工房に度々ご注文いただく方などにお送りしています。

「奥会津アイリッシュコンサート」

2007年10月13日(土) 午後2時開演(午後1時開場)
場所 会津金山町 沼沢湖畔 妖精美術館にて
出演 ショーン・ライアン、守安 功、雅子
主催 会津愛蘭土音楽会

アイルランド随一のティンホイッスルの名手、ショーン・ライアンをゲストに守安功のアイリッシュフルート、守安雅子のアイリッシュハープのアンサンブルで、アイルランドのルーツミュージックをお楽しみいただきます。
また当日は、会場にて食工房によるミニカフェが開店します。

チケット(前売り) 大人2000円 子ども1000円限定100席で締め切りになります。
前売りで定員に達した場合は、当日券(大人2500円・子ども1250円)は販売しませんのでご注意ください。

お問合せ、ご予約はお早めに!
昨年、開催されたアイリッシュコンサートの、録音の一部を試聴出来ます。(mp3形式)
音源へのリンクは<こちら>
コンサートのホームページがあります。<こちら>


本日の食工房

ここニ三日、ずい分涼しくなりました。

作業もグンと楽になって、仕事がはかどっています。
無くなってしまっていた在庫も、少しずつ回復して来ています。

食欲の秋、パンもおいしくなる季節です。
皆さまのご来店、ご注文をお待ちしています。

夏バテ?

この夏は、危うく夏バテするところでした。
一歩手前で持ちこたえましたが、原因は、日頃の運動不足による体力の減退だと自覚しているところです。
パン屋の仕事で毎日忙しく働いていて運動不足?と思われるかも知れませんが、実はそうなんです。
パン屋の仕事は、大方手先の仕事です。
粉の袋は25kgありますが、それを持ち上げるのは時々のことで、こねる方も手でやるには量が多過ぎるし、時間も節約したいので結局機械を使います。
作業場は狭いですから、どんなに忙しく動き回っても、歩く距離は知れたものです。
結局、大した運動量にはなっていないのですね。
一方で汗だけはいっぱいかきますが、体を動かしてかいた汗ではないので爽快感に欠けますし、第一とても消耗しますね。
そして、神経は細かく使っていなくてはなりませんので、そちらの方で疲れます。
それでも毎日、おいしいパンや焼き菓子が焼けるので、充実感がありますし報われているという気持ちにはなります。
しかし、運動不足だけはこのままではどうにもなりません。
先日4日間休ませてもらいましたが、初めの2日間は体が動かなくて大方寝ていました。
体操などするとちょっと気持ちが良いのですが、その後すぐに疲れを感じて横になっていました。
3日目になってから、少し体を動かしたくなって歩き回ったりしましたが、暑さがこたえて貧血状態でフラフラしていました。
それでも夕方涼しくなると、動ける感じがしてまた散歩に出たり・・・。
4日目の夕方、思い切ってゆつくりと8Kmほど歩いてみました。
これがとても良くて、お腹がすいて夕食も進みましたし、夜もグッスリ眠れてずい分回復しました。
8月ももうすぐ終わりというところまで来て、もう大丈夫とは思いますが、仕事が忙しければ忙しいほど運動不足になってしまうこの商売と、これから先どう付き合って行くか、私の健康維持上大きな課題であることを思い知らされた一夏でした。

真夏のカレーパーティー ・ Vol.3



三週連続のカレーパーティー、本日、最後の集いが大成功のうちに終わりました。
これで三回とも、予定人員満席でした。
三回全てにご参加いただいた方が数名、二回の方も数名いらして、皆さんのこのイベントに寄せる期待が、けっこう大きかったのだなと思い返しています。
さて今回のメニューは、前二回が本格的なインド流だったのとは打って変わって、タイカレー、さわやか山都カレー(オリジナル)そしてキーマカレーと、全く個性の異なる三種類のカレーを味わっていただきました。
料理主任は、喜多方在住の豊原さんという方です。
肉も魚もありで、旨みの濃い味だったせいかも知れませんが、皆さん大変旺盛な食べっぷりで驚きました。



タイカレーは、魚ときのこと野菜の具で、ベースになるペーストから手づくりしたものでした。
グリーンがかった乳白色のソースは意外な印象ですが、ナンプラーの旨みがココナツミルクのまろやかさとバランスして、とてもおいしかったです。



さわやか山都カレーは、柑橘系の香りをアレンジしたカレーで、これがまたいいマッチングでした。
みょうがの茎も入れたと言ってましたが、これも違和感なくバランスしていましたね。
私は、今回一番の傑作と折り紙をつけたいと思います。



そして食工房のは、玉ねぎとナスとトマトをベースに、鶏の挽き肉のカレーでした。
三種類のカレーは、二種類のライスと一緒に召し上がっていただきました。
白い普通のご飯とターメリックでまっ黄色に着色したバターライスです。
これに付け合せにピックルスが付きました。
食事の後は、小川農園の4種類のメロンを試食。(中でも「飯豊メロン」というのが秀逸なお味でした。)


そして最後は私から、高知のゆずドリンクを提供して召し上がっていただきました。



途中、皆さんに自己紹介をしていただきましたが、その中で早くも来年への期待を口にする方もあり、多分、来年もさらに盛大にやることになるのじゃないかと思います。
山都を楽しく、会津を楽しく、日本を楽しく、そして世界を楽しく、夢はそのくらい大きく持っていたいと思っています。

 お知らせ
明日から5日間、ブログを休みます。
脱パソコン休暇をいただきます。
メールチェックもしませんので、急用の方はお電話またはファックスでお願いします。

ご来店ありがとうございます。



いつもいつも皆さまのご来店には感謝申し上げております。
加えてお盆期間中には、遠来のお客様のご来店を賜り、更にうれしくありがたく、この場を借りてお礼申し上げます。
今年は、3月にネットデビューを果して以来、インターネット上で食工房を見つけてご来店くださった方が何人かあり、今までとは違った新しい出会いに今後を期待しています。
そしてご来店いただいた方の多くが、その後も何度となくお訪ねくださっていることが、私たちには何よりうれしいことです。
遠くは、東京、神奈川から、また新潟からもご来店いただいています。
ゴールデンウィークやお盆などのお休みに、食工房へのご来店をスケジュールに入れてくださった方もあり、ただただうれしく頭が下がるばかりです。
こうした出会いを一つずつ積み重ねて行くことで、やがて食工房ファミリーみたいな人の輪が出来たらいいなと私は思っています。
そして、それがまた他の輪につながって行くこと、ささやかながらそれが私の平和運動です。

 ホームページのお知らせ
食工房のホームページのダウロードのページには、パンだよりやメニュー表などのPDFファイルをダウンロード出来るよう、リンクを設定してありますが、もう何人もの方からうまくダウンロード出来ないというご指摘をいただいています。
逆に何の問題もなくダウンロード出来た方もあり、今一つ原因が分かりません。
通信速度の遅い環境の方にこのトラブルが多いことから、一つ考えられることは、サーバーの方で一定の時間内にダウンロードが終わらない場合に一方的にタイムアウトにしているのではないかということです。
今、マイクロソフト社の無料のwebホスティングサービスを利用しているのですが、いろいろ制約が多過ぎて使いにくいので、サーバーの変更を検討しています。
ドメインの移管も伴うのでちょっと面倒な引越しになります。
経験豊富な方がおられましたら、アドバイスをお願いいたします。

能率、上がりません。

また今日も最高気温を更新したらしいですね。
会津では、昼頃から雲が出て来て、昨日に比べれば外はずい分過ごしやすかったと思いますが、逆に食工房の作業場は妙に蒸し暑くなり、自分でもはっきり分かるほど頭が回らなくなりました。
暑さには慣れて来ていたはずですが、今日は仕事が捗らないうちに、時間ばかりがどんどん過ぎて行きました。
結局、いつもより少なかったはずの仕事を、いつもと同じ時間かかって終わりました。
思い出してみると、8月に入ってからずっと暑かったのですが、自分ではそんなに耐え切れないという感じはなかったのです。
でも、在庫を見て分かりました。
ちっとも能率が上がっていなかったんですね。
クッキー類が、またしても全部品切れ状態になってしまいました。
この暑さの中をせっかくご来店いただいた方には、選んでいただける品物が限られてしまい、大変申し訳ありませんでした。
この後少し涼しくなってくれるようなら、どんどんペースを上げて在庫の回復が図れると思います。
話が脇にそれますが、夏から秋へ、この季節の変わり目の体調は一年の健康の要だそうです。
この時期を元気で迎えるためには、夏の過ごし方が大切なんですね。
私は、いつものことながら、ただでさえ暑い夏をなお一層暑い場所で過ごしています。
皆さんは、どのように過ごされていますか?

ホットな一日



今日は、「真夏のカレーパーティー」第2回、会場が我が家だったので、通常の食工房の作業は全部キャンセルして、イベント一色に・・・。
お昼までにはこちらの準備が整い、間もなく、本日のメインシェフのマイケルさんが、出来上がった料理を持って到着。
盛り付けをしている間にも、お客様が次々にご来場になり、さあ、熱々に予熱しておいたオーブンで、ナンを焼き始めます。
早速皆さんに召し上がっていただきながら、横で七輪に炭火を起こしチャパティー焼きの実演もやりました。
本日のテーマはインドの精進料理ということで、肉魚とにんにく玉ねぎを使わないメニューでした。
ベイガンバルタ(茄子を使ったスパイシーな煮物と言う感じ)・ライタ(ヨーグルトにドライフルーツ、クルミ、人参などの具を入れ、酢とスパイスで味付け)・タルカリ(ズッキーニ、アーモンドの荒引粉、スパイスと塩で調味)・アーチャル(チャツネ)・バターナッツとパプリカのバジ・きゅうりとクミンシード、以上の6品が仕切りの付いた一枚の皿に入っています。
私が造ったダルスープだけは、勘違いで玉ねぎのベースを使ってしまいました。
これらをナンとチャパティーで食べていただきました。
またお水の代わりに、「フェンネルウォーター」というスパイシーな飲み物が出され、とても好評でした。
デザートには、パイナップルとバナナが、またひよこ豆をシナモン味で甘く煮たものとバニラ風味のミルクゼリーも出されました。
盛り沢山な内容で、皆さんお腹がいっぱいになったんじゃないかと思いますが、私の方は忙しくて一口も食べられませんでした。




おまけに暑くて、あと片付けが終わった頃、残っていたフルーツを先ずいただいて一息つきました。
料理もけっこう沢山用意していたので残っており、夕食にゆっくりといただきました。
かくしてホットな一日は終了。
さてさて、この次の日曜日も、
 「真夏のカレーパーティー」第3回ですよ!
今度は、豊原料理人が腕を揮います。
メニューは、タイカレー(魚と夏野菜、ココナツミルクを使うそうです。)とさわやか山都カレー(鶏肉と野菜を使うそうです。)、それに食工房からは、なすと挽き肉のカレーです。
飲み物は、南国高知から「ゆずドリンク」を取り寄せました。
まだ定員まで少々余裕があります。
どうぞ皆さん、奮ってご参加を!
お申し込みをお待ちしております。

食パンの思い出



角食パンを仕込んでいる時、毎回条件反射のように思い出していることがあります。
それは、私が子どもの頃、よく父が大きな食パンの塊を買って来ていたことです。
私が育ったのは四国の山奥の小さな村で、父は製材所に勤めていました。
月に二回、営業のため木材市場のある、香川県の多度津という町へ出張していましたが、いつも大きな三斤の塊の四角い食パンを抱えて家に帰って来ました。
思い出す限り、我が家はどうもパン好きの家庭だったらしく、この三斤食パンを楽しみに待っていたことを覚えています。
当時の父の収入などを考えると、この食パンはかなり奮発して買っていたはずです。
また、パンにつけるバターやジャムなども、大抵いつも家にありましたが、これは母方の親戚が食品卸販売会社に勤務していたおかげだったようです。
夜遅く父が帰宅して、その食パンを目にすると、夕食が終わった後でも、とにかく一切れ食べたくなったものです。
しかしそれも、勤めていた製材所の廃業による父の失業で、途絶えてしまいました。
やがて村の中にもスーパーマーケットが進出し、食パンはいつでも買えるようになった代わりに、何の感激もなく美味しくもなくなってしまいました。
そして今度は、息子の私が今頃になってパン屋を始めたというわけです。
時々思うのですが、当時のそのパン屋さんは、毎月二回決まった日に、三斤食パンを一本買いに来るありがたい客を、きっと覚えていたことでしょう。
食パンがきれいに四角く焼けた時はいつも、今は亡き父を想いながら、「さあさあおいしいのが焼けたよ!買いに来てよ。」と呟く私です。

停電!

今日は、開業以来初めて、オーブンにモノが入っている最中に停電しました。
その少し前から空模様が怪しくなって来ていましたが、まあ大丈夫だろうと、ケーキを10本釜に入れていました。
ちょうど膨らみが始まる手前の、一番熱の欲しいタイミングで、何の前触れもなくプツンと切れました。
停電はあり得ることとして、いつも頭の片隅に意識しているはずでしたが、いざこの状況での停電で、「ああ、これでケーキ10本ダメにした。」とあきらめが先に来ましたね。
でもまあ、余熱でどこまで焼けるか、このまま置いてみることにしました。
少し冷静になって、小型ながらガスオーブンがあったことを思い出し、すぐに点火して待機しました。
でも、移し替えはリスクが大き過ぎるので、とにかく見極めがつくまでは余熱で焼くことにしました。
いつもより少し時間が延びましたが、意外にも「うーん、この次からは途中からわざと電源を落とそうか。」と冗談が出るほどいい具合に焼き上がり、拍子抜けの気分でした。
まあ、今回はうまく行きましたが、はっきり言って停電はたとえ10分間でも、場合によってはその日一日の製品を全部ダメにする可能性があるのです。
無事に一日の作業が終わると、やっぱり「これは奇跡だ!」と、少し大げさですが手を合わせたい気持ちになります。
こんな気持ちになるのも、私たちが、電気の引けない山の中で14年間暮らしていたからに違いありません。

さて、昨日の「真夏のカレーパーティー」、皆さんに喜んでいただけましたようで、主催者としても大変ありがたく幸せな気持ちです。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
この次の日曜日には、続いて第二回目があります。
参加受け入れにまだ少し余裕がありますので、どうぞ皆さま奮ってご参加ください。
メニューは、マイケルシェフによるインドの精進料理カレー。
デザートも飲み物も凝っています。
食工房からは、レンズ豆とひよこ豆のダルスープを。
チャイのアイスクリームにも挑戦します。


  そして今日は・・・
「広島デー」でしたね。
こんな時だけ戦争のことを思い出して、あとの一年忘れていてはしょうがないと思ったりしますが、逆に一年に一度でもそのきっかけがあることは大切なことかも知れないとも思います。
「戦争を語ってくれた人たち・その2」を、いつ書こうかなと思案しています。

灼熱の日々



まだ梅雨明けは発表にならないようですが、もうすでに暑さを感じています。
とにかくパン屋の夏は暑いのです。
オーブンの熱というのは、焼いている最中もさることながら、終わってから後が効くのです。
電源を落としてから24時間経ってもまだ十分熱い。
扉を閉めておいてもなお、全面パネルからものすごい熱気が放出されていますので、焼き仕事が終わったら、すぐにわざとオーブンの扉を開けて放熱させています。
これがまた凄いんです。
開けた直後は、熱気を吸い込んでいる換気扇が壊れないかと心配になります。
写真の温度計は33℃を指していますが、オーブンの周りにいる私の体感温度は、優に40℃以上の実感です。
8月ともなると、この温度計が40℃より上を指すこともあります。
水分を補給しながら、たまに梅干などをかじって塩分も切らさないようにしながらやっています。
でも、結局最後には、体が慣れてどうってことはなくなるのですから、身体の機能はうまく出来ているんですね。
ところで、オーブンの余熱で突然思い出したのが、先日の地震で急停止した原発です。
こちらは、ちっぽけなオーブンなんかの比じゃありません。
通常の停止では2週間位はかかるのではなかったですか?
地震で壊れたかも知れない原子炉の中に、大量の水を注ぎ込んで緊急停止させると言ったって、本当にちゃんと核反応が収束しているか、未だに正確に確認出来ていないのじゃなかったですか?
冷却に使って、放射能に汚染された水や蒸気は、どう処理されたんでしょう。
チェルノブイリの時もそうでしたが、現場では作業員が命を賭けて必死に防護の作業をしているに違いありません。
でも、外にいる私たちは何も分からない。
全ては、後になってから分かることになるのでしょうが、その時に私たちは何を知らされることになるのでしょうか・・・。

目、やられました。

パソコンは目に来るって分かっていましたので気をつけていたのですが、寝不足が重なったりして、ここニ、三日目が真っ赤です。
パソコンの画面でやられると、同じ充血でも様子が全然違うんですね。
何か気持ち悪い斑模様に、真っ赤になりますね。
パソコン止めていれば、どうってことなく自然に治るんですが、そうも行かなかったりして、まだ治っていません。
私のは、モニターがCRTなので、余計効くのでしょうね。
コントラストを限界まで落として、明るさも限界まで暗くして使っていますが、それでも時間が経過すると確実に目に負担がかかっていることが分かります。
テキストだけなら、白黒反転させて使うとずい分楽ですが、画像が混在しているとかえってストレスになりますので、それも出来ません。
そんなこともあって、パソコンに触る時間を短くしたいので、この何日間、ブログ書きも今一つ意欲をそがれています。

 本日の食工房
自動車教習所に通っている娘が、今日は休校日で食工房の仕事が出来るというので、せっかくの休みをちょっとかわいそうでしたが、クッキーを3種類焼きました。
それでも、明日は定休日ということもあり翌日の支度はありませんので、程々の時間には終わることが出来ました。
おかげさまで、娘も先週末に仮免許試験に合格し、毎日路上教習中です。
来月の初めには卒業になりそうです。