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本日の食工房

 この記事は、2013年4月16日に更新いたしました。

 食工房はこんなところです。<再編集>



現在の看板です。



店から相川郵便局方向を望む


所在地は、現在(2013年4月)も変わりありません。
バス路線は、廃止となっております。


グーグルマップでは、国道459号線の食工房への道筋のストリートビューが表示されますので、ぜひご活用ください。
山都駅前方面からお出でになった場合、まず相川郵便局を目指します。
そこまで来たら、国道から右折して集落の中に進入してください。
郵便局、駐在所を左に見ながら進みますと、100m足らずで食工房に到着いたします。

駐車場は、店の向かいの小屋の前、または店の脇の敷地内です。
 ※向かいの小屋前に留める方は、畑に入る農道を塞がないようにご注意ください。


 



ストリートビューをご覧になるためには、より大きな地図で食工房を表示の部分をクリックして、大きなグーグルマップを表示してください。








 以下、過去記事です。 


今日もパン屋
今日も朝からパン焼きでした。
シナモンロールも、もちろん焼きました。
そして、ホームページに載せるためにパンの写真を撮りました。
造りながら自分で撮影するのは無理なので、写真に経験のある近くに住む友人夫妻に撮ってもらいました。
三脚立てて、照明を当てて反射板を使ったりして、気分はスタジオでした。
うちのパンがどんな風に写っているのか、明日までに編集して来てくれることになっているので、今から楽しみです。
シナモンロールの写真も、早速お見せ出来ると思います。

 食工房はこんなところです。




赤い屋根の蔵づくりの建物が店、後ろは住まい、家賃4万円で借りています。
この写真では分かりませんが、店の真ん前がバス停になっています。
でも一日に6往復。
バスに乗ってパンを買いに来るお客様は、まず滅多にいらっしゃいません。
「何でこんな田舎でお店を始められたんですか?」いつも皆さんに訊ねられてしまいます。
そう訊ねられても明確に答えられないんですが、この場所が気に入っています。



  ご連絡先
969-4107 福島県 喜多方市 山都町 相川 字高野 甲413‐3
                        食工房
                     TEL 0241-38-3102     FAX 0241-38-3104





なぜかフィンランド 高野通信10号より

「世界一、政治家の汚職の少ない国。」それを知った時、いろいろ比較すれば何だってどこかが一番になるのは当たり前だけど、フィンランドってどんな国?かと思ったら・・・。
子どもの学力が世界一、一方で授業時間数は世界最低。
経済競争力が世界のトップクラスで2001年から4年間は首位。
自然環境保全指数が世界一で世界一水のきれいな国。
国民一人当たりの年間観劇回数(コンサートや映画などに出かける回数)、図書館の利用率、それぞれ世界一。
他にもまだまだあるみたいですが、要するに、なりたい世界一をほとんど独占しているってことなんですね。
それでは、国を挙げてスローガンを掲げて競争心を煽っているのかと思ったら、それがどうも全く逆のようなんですね。
そんなフィンランドの人々は、自分の国をSuomi(スオミ~沼地、沼の国)と呼んでいますが、おとなりのスウェーデンの人々は、Fin‐Land(フィンランド~美しい国)と呼んでいるのです。
そしてそこに暮らす人々は、Finsk(男)、Finska(女)、つまり皆さん美男、美女というわけです。
今わが国では、首相自ら「美しい国日本」などとブチ上げていますが、そんな言葉はよその国から言ってもらいたいものですね。
フィンランドという国を知れば知るほど、今の日本は逆の方向に突っ走っているような気がしてなりません。
本当の世界一は、実は、競争に勝ってなるものではないのかも知れません。

高野通信10号 配布中  食工房のパンだより・春4月号 出来ました。
ご希望の方には、どなたにでも無料で差し上げています。
直接ご来店いただくか、郵送ご希望の方は、ご氏名ご住所を入れてコメントしてください。
コメントは、原則非公開に設定しています。
公開しても良いコメントは、公開可と付け加えてください。

シナモンロール

「かもめ食堂」という映画をご覧になりましたか?
パン屋をやっていてこれまで菓子パンを造ったことのない食工房、何か一つくらい・・・、そうだ!シナモンロールなら好みに合っているし、と思っていたところ、ちょうど映画「かもめ食堂」のことを知り、早速レンタルビデオショップで借りて来て見ました。
そんなわけで、今食工房でご好評いただいている「カネリ・プッラ」は、「かもめ食堂」の中で出て来るシナモンロールを、ほぼそのとおりに真似て造ったものです。
「カネリ・プッラ」(Kaneli Pulla)のKaneliは、フィンランド語でシナモンの意、Pullaは丸くて可愛らしいもの意、たいていはロールパンのこと
を指しています。
あの映画の中で、食堂のカウンターの上のバスケットに盛り上げられたシナモンロールの前に小さな札が立ててあって、Pullaと書かれてあったのにお気づきの方がいらしたでしょうか。
ところがフィンランドでは、シナモンよりカルダモンが好んで使われているようです。
Pullaのレシピを検索してみたら、どれもカルダモンだけを使っているんですね。
でも、カルダモンは結構クセが強くて日本人の私たちの好みには合わないような気がしましたので、私はシナモンとカルダモンを混ぜて使っています。
そしたら、意外にもシナモンが苦手だという方にも受けが良かったりして、思わぬ効果に気を良くしています。



 

本日の食工房

昨日、今日と食工房は定休日なんですが、休み明けの明日のパン焼きに備えて、今日は昼頃から酵母の培養を始めています。
大きな容器ごと冷蔵庫で休ませていた酵母種を出して来て、温水と糖分と少量の塩分とそして小麦粉を加えて良くかき混ぜ、33℃で保温します。
途中必ず2時間に1度、よくかき混ぜて酸素を供給します。
明日の早朝まで約16時間、さすがに寝ている間は2時間毎というわけには行きませんので、少し温度を下げて時間を稼ぎます。
醗酵が最高潮に達して来ると、底からかき混ぜても全部「泡」という状態になります。
蓋を開けた瞬間、ジュワーッと音がします。
この酵母は、私が以前暮らしていた同じ福島県内の阿武隈山中で、沢の水を使って自然発酵でスタート以来14年間かの地で培養し続けた酵母です。
会津に引っ越してからは、飯豊の水で養っています。
もう17年余り付き合っていますが、酵母は正直で私を裏切ったことは一度もありません。
パンの出来が悪い時は、それは私の対応の方に問題があるということです。
さてさて、明日の朝はどんな具合でしょうか。
何度繰り返しても、しっかり気合を入れていないと必ずどこかで失敗してしまう自家培養酵母のパンづくりです。


 

マイブログ事始め

2007年3月下旬、春を迎えるこの時期、雪をいただいた山々の姿が一年のうちで最も美しい飯豊の空の下から、先ずはごあいさつ申し上げます。


プロフィールにも書きましたが、私は、福島県喜多方市内で小さなパン屋をやっています。
国内産の小麦粉と自分で培養した天然酵母を使い、無添加でパンの他焼き菓子も製造販売しています。
また、コーヒー豆の自家焙煎もやっています。
こちらも、オーガニックの生豆のみを仕入れて、少量ずつご注文に応じて焙煎しています。個人のお客様の他、一部営業用にもお使いいただいています。
さて私は、かれこれ28年余りずっと小さな通信(印刷物)を発行して来ました。
インターネットの時代に入って、自らもインターネットを利用するようになってからも、紙に印刷された手触りのあるものにこだわり、実際自分のメディアはこれで十分だと思っていましたが、最近ちょっと違った考えになっています。
と言うのは、私がインターネットを通じて大変貴重な情報を度々いただくようになったからです。
今の世界は、良くも悪くも急激に動きます。
それは、一つには情報が高速かつ広範囲に流布されるようになったからです。
結果、取るに足りないような、あるいは真偽の程も分からないような情報に振り回されることも少なくありません。
何が真実かは後の世に明らかになることだとしても、今、社会の一員として自分の意見を主張するのに、私もインターネットを使わせてもらおうと思います。


このブログの中では、私が刊行している「高野通信」の記事や紙面の都合で書ききれなかったこと、後日談や関連のあるお話などを盛り込んで行こうと思っています。
また、店の営業のために毎月出している「パンだより」の中からも、タイムリーなお知らせ記事なども載せて行きます。



このブログへのご意見、ご感想、お問い合わせ、また印刷されたものをご覧になりたい方、ご連絡は当面コメントとしてお寄せください。
コメントは、非公開で一時保留する設定にしています。


この後、食工房のホームページを製作しますので、そちらで所在地、電話連絡先、メールアドレスなどを公開いたします。


※4月現在、コメントは全部公開しています。