先週はオープン初日で、お客さまが多いのはむしろ当たり前、今週からが本番と思っていました。
今日は先ず、お天気の予想が外れて晴れました。
それが良かったのかどうか、そこそこ沢山の方がお見えになったようです。
「・・・ようです。」と申し上げるのは、今日は私は百姓市の方には出ていなかったからです。
店番は、スタッフの宮下さんにお任せして、私は食工房でクッキー焼きをしていました。
それでも、「今、百姓市に寄って来たところです。」と、何人かの方が食工房にも回ってくださいましたので、それで察しが付いたというわけです。
後で聞いたら、「結構来ましたね。」との報告。
はるばる郡山から、ご常連さんもお見えになりました。
お帰り際に「じゃあまた来週!」と。
いやいや、ありがとうございます。
何と言ったら良いのでしょう・・・。
この頃益々混迷を極める日本の社会、そんな状況の中で打ち捨てられたボロ切れのように風化して行くフクシマ。
でも、これまた何と言ったら良いのでしょう・・・。
悩みもがきするうちに、次第に吹っ切れてすっかり覚悟が決まったような、清々しいと言っても良いくらいスッキリした気持ちで過ごせる自分に気がついた私です。
逆に、これから先福島で生きて行こうと思ったら、その心境に辿り着かなかったら苦しくて生きていられません。
あえて一言で換言するなら、怖いのは放射能なんかではない、ということがよく分かりました。
そしてこんなにも私が百姓市に一生懸命になれるのは、共有すべき大切な何かを携えた方々にお会い出来るからです。
コーヒー一杯、無料で差し上げています。
どうぞお気軽にお立ち寄りください。
ETV特集「除染と非難のはざまで~父親たちの250日」
件のNHKの番組です。
放送されたのは、2012年5月20日。
私は、地デジを受信出来るテレビを持っていませんし、第一ここは難視聴地帯です。
放送があった事さえも知りませんでした。
でもインターネットのおかげで、こうしてその番組の事を知り、スタッフの方のブログにも辿り着き、今日は違法とは知りつつ、ネット上に配信された放送内容そっくり視聴しました。
早晩削除される可能性がありますが、もしまだ見ていない方は、<こちら>からご覧になってはいかがでしょう。
そして私は、これからNHKオンデマンドを契約して、間接的ではありますが気骨ある製作者を応援したいと考えています