モカ・シダモ/イルガチェフェG2


他の銘柄に比べてかなり小粒です。
でも、粒が揃っており、すごくきれい。



炒りムラも少なく、先ず見た目がきれい。
もちろん、お味がよろしいのは言うまでもなく・・・。


コーヒーの話題です。

最近、品質の良い豆に続けて出合っています。
ハイチ産のマールブランシュ、ケニヤ産のイーガーズ、それから久しぶりに入荷したペルー産のコチャパンパも今までになく高品質でした。

そして今回、エチオピアから届いた豆が「感動的」でした。

この豆は、ドキュメンタリー映画「おいしいコーヒーの真実」に登場する、エチオピア南部のコーヒー産地シダモ地区の豆です。
イルガチェフェは、生産地の地名らしいです。
あの映画に出ていたタデッセ・メスケラさんのお顔が思い浮かびました。

それで気になるのは、もちろんお味の方ですね。

先ず一言申し上げます。
文句の付けようがありません。
おいしいです。アロマが素晴らしいです。
飲んだ後、口の中に残っている香りが、これまた目出度い。

昔、私が二十代の前半の頃、行きつけのコーヒー専門店で良く飲んでいたモカの味わいと店に漂っていた香りの記憶が蘇りました。

今までの食工房テイストにはなかった、しかし大歓迎したいキャラクターです。
ぜひぜひ、お試しください。

550円/100g にて、100gより計り売りいたします。

余談ですが、映画「おいしいコーヒーの真実」のDVDをご覧になりたい方、食工房にあります。
ご希望あれば、無料で貸し出しいたします。
一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っています。

変ってないんですね・・・

先月28日に、県内の田村市で高濃度放射線(40μSv/h)が観測されて、ちょっとした騒ぎになりました。

結局、16時間後に計測器の故障による誤報だったことが判明し、事無きを得ましたが、この時何の報道もありませんでしたし、警報が伝わって来るということもありませんでした。

これって、何事も無かったのだから、いいじゃないか!・・・と言うわけには行きませんよね。

T田先生もブログで仰っているように、誤報かどうか分からない状態では、先ずは警戒するに越したことはないわけで、何らかの手立てがあって然るべきだったのですね。
関係者には、緊張感が全くないと言うか、何だかリアリティーが欠落しているのではないか・・・。

関連が疑われた4号機の解体工事の様子がこれまた凄まじいので、私などは、工事をしている人の間にも、一種緊張感の欠落が常態化しているのじゃなかろうかと、疑っています。
と言うか、ちゃんと放射線に関する基礎教育を受けずに現場に入っている作業員も、実際相当な割合でいるのじゃないか・・・。

水を掛けながらやっているんだけど、十分中まで届いていないのだとか・・・。

いやいや・・・、あの中にはむき出しの使用済みと使用中の燃料棒が水に浸かっているのでしたね。
水に浸かっていない状態では、そばにいる人がバタバタと死んでしまうほどの強い放射線源から至近距離で、あんなに不用心な乱暴な工事をしていて大丈夫なわけはないと思うのですが・・・。

そうしたらやっぱりですよ・・・。
配管を破損したか何かで、冷却が止まってしまいました。
まだその後のニュースがありません。

仮に大事に至らずに済んだとしても、何と言ったら良いのでしょうか・・・、体質は変わっていないのですね。
これではどこかでまたやってしまいますよ。

地震が起こらなくても、津波が来なくても、電源喪失は何でもないことで起こるということは、先日落雷による停電で福島第二原子力発電所の構内電源が落ち、非常用発電機が起動したことでも証明されています。
知りませんでしたが、非常電源は5~6時間しか持たないそうですから。

原発は、停止中でも大電力を必要とする設備であり、そしてもし停電したら大事故に至る可能性もあるというわけで、そんなら動かしたって同じでしょ?なんて冗談にもなりませんが、その程度の認識なのではないかと思ってしまいます。

本来もう少し真面目にやってもらえればいいのですが、対する人間の側の未熟さとお粗末さで、尚更危険が増大しているというのが今の原発です。

これでは、大飯の再稼働などとんでもない、あり得ないことです。
で今夜、いよいよ起動ですか・・・。
どうします?

明日は人足、そしてスパイス屋

これじゃ、何の話しだか分かりませんね。

明日は先ず早朝5時から、この集落の全世帯から一人ずつ人を出して、河川の清掃ボランティア作業があるのです。
毎年やっていて、このブログでも触れていますので、詳しく申し上げるのは止めておきましょう。
<こちら>をご覧ください。

それが終わったら、その後道路沿いの花壇に花を植える作業もあります。
これも毎年の恒例で、近隣でもちょっとないくらい見事な紫陽花ロードになりました。
これもよろしかったら<こちら>をご覧ください。

一方、食工房は明日と明後日の二日間、カリーマサラの調合と袋詰めをやります。
スパイス屋というのはそのことです。

実は今日のうちから、仕入れておいたスパイス類を確認して明日に備えています。
これももう何度か取り上げた話題なので、新鮮味がないかも知れません。
ちなみに「カリーマサラ」でGoogle検索してみてください。出て来ます。トップに。

変化と言えば、年々製造量が増えていることでしょうか。
昨年は20kg余りで200袋出来ましたが、一年でほぼ完売、残りはあとわずかです。
今年は、34㎏ほどで340袋になる予定。

使い勝手の良い融通の利く、カレー用辛口調合スパイスです。
今年の真夏のカレーパーティーの私のカレーにも、もちろん使います。
と言うわけで、ホームページの「Close up 食工房」は、カリーマサラです。
<こちら>





パンだより、あと少しで・・・

今月中にと思っていましたが、ちょっと間に合いません。
明日か明後日には、出来そうです。

新しいAdbe のツール、使い手の宮下さんが絶賛。

私も早く習熟しなくては・・・。

社会は畑のようなもの

消費税の10%への増税が、ほぼ決まったも同然です。
法案可決の顛末の異常さについては、すでに多くの人が語っています。
その事には、今敢えて触れずに進めたいと思います。

消費税が上がると、どうなるでしょうか。
先ず、実質消費が減ります。

消費税が上がると同時に所得が増える人は先ずいませんから、財布の中が同じなら、消費税を多くとられる分だけ消費は目減りせざるを得ません。
ますます物が売れなくなるということです。

そうすると、産業は振るわなくなりますから、給料も上がりません。
法人税も所得税もジリ貧ということになります。
そうして社会はますます活力を失うことになります。

税収が増えるためには、本来、所得が増えてその分納税額が増えるという道筋のはずなのですが、今政府がやっていることは、逆方向に悪循環を作っているようなものです。

そして、一部の高額所得者に有利な税制を敷いて、富裕層に所得が集まるようにして来ていますから、国民はいよいよ窮乏するしかありません。
金持ちがいくら贅沢をしたところで、消費の程度は高が知れています。
国民は、ますます倹約するしかないのですから、消費税を増税した分ほど税収は増えないでしょう。

さて前置きが長くなりましたが、社会と畑は似ているという話しです。

つまり、社会を畑に例えるなら、税収は農作物です。
国民の生産や消費の力は、地力に例えられるでしょう。

農業者なら誰でも知っていますが、地力が無ければ何も取れません。
地力を上げるためには、ただ肥料を与えるだけではダメで、それこそ生態系レベルでの層の厚い土壌作りが肝要です。

即効性の化学肥料を多用して、一時的に良い結果が出たように見えても、結局は地力を消耗しています。
病虫害の発生が頻繁となり、遂には土壌崩壊の事態に至ります。
(いつだかの地域振興券とか、各種補助金制度を連想してしまいますね。)

良い圃場というのは、ただ単純に効率良く作物を収穫しようという発想では実現しません。
一見無駄な雑草や周りの環境までもが、皆何らかの役に立っています。

社会もこれと似たようなものではないでしょうか。

今大きな利権を手にしている人たちが、自分たちの利権を失わないだけのためにこの社会から収奪し続けるなら、この社会は最後には土壌崩壊に至った畑と同じことになると思います。
そこまで行かないと止まらないでしょうか・・・。
この愚かしい選択は。

第二次世界大戦敗戦以降、徹底して工業立国を目指して来た日本、今や農業など一次産業従事者は極限まで減ってしまっています。
本当は足りないのは、金でもなければ電力でもない、食糧なんだということが直に分かる時がやって来ます。

否、薄々それが分かっているから、今頃は農業振興がやかましく言われています。
新規就農者に対する支援は、なかなかのものです。

しかし私は思います。
経済的支援は、案外功を奏しないだろうと。

年収〇〇万円以上の農業を目指す!などという発想では、結局待ち受けているのは土壌崩壊だと・・・。
米や野菜を作る意欲も本当の地力も、本来金では買えないものだと申し上げておきます。

同じく、本当はこの社会も経済だけで成り立っているわけではありません。
哀しいことですが、金で動くところしか見えないように、見せないようになってしまっているのです。

こうして自然の懐に居て、畑に大きなかぼちゃが育って行くのを見ながら、全くその通りなんだと拳を握りしめる私です。






参考・関連記事

「政権交代の果実は、今日ついに潰えた」

パンだより、製作中

印刷版のパンだよりを製作編集中です。

思えば創刊号を出したのが、食工房開業2年目の2005年7月でした。
覚えたてのMicrosoft Word でテキストだけを編集し、一旦印刷してそれにイラストを描き込んでもらい、それをコンビニでコピーしました。

この時はまだ、画像を挿入してレイアウトすることを知りませんでした。
全くその程度のレベルで、印刷物の編集をしていたのですね。

その後間もなく画像の挿入の仕方を覚えて、自宅でPCから直接印刷するようになりました。
以前ワープロでやっていた時は、画像の挿入はおろか、レイアウト編集さえ思うに任せませんでしたから、新しいことを覚える度に、PCの能力の大きさに一々感激したものです。

そして7年経った今は、製作ツールはAdbe Illustrator と Adbe Photoshop 。

まだまだ使いこなしているうちには入りませんが、創刊当初では考えられないようなことが、全く易々と実現しています。
そして時間さえ許せば、幾らでも凝った体裁のものを作ることが出来ます。

これも思えば、30数年前ガリ版印刷で私信を発行していた頃、空想の世界で夢見ていたようなことが、今自分の机の上で実現しているという不思議に、ただただ驚くばかりです。

あとは、中身ですね。

今日は、創刊号の画像をご覧に入れます。
これを、発刊当時手に取られた方もいらっしゃることでしょう。




「パンダより、パンだより」
  画像クリックで拡大表示します。
 




ではでは、明日はまた忙しいパン焼きの日というわけで、皆さまのご来店をお待ちいたしております。

お疲れさま・・・


気持ちのいい朝でした。我が家のじゃがいもです。
奥に見えるパイプの棚は、大ちゃんの畑です。


今日は、否今日も、よく動いた一日でした。

午前中、畑作業の後用足しに外出、午後は小屋立てを遅くまでやって、夕食あとは百姓市オープンに向けての打ち合わせ会議、いやそれがバドミントンをしながらという予定で集会所付属の体育館を借りておいたのでしたが、皆さんお疲れさま・・・というわけで、会議だけになりました。

来週の火曜日はもっと忙しくなりそうな予定で、・・・まあそれでもいいのです。
楽しくやっていますから。

百姓市の小屋、本当にあと一歩で完成というところまでやりましたが、誰も写真を撮る暇がありませんでした。
というわけで、本当に疲れましたので、本日はこれにて。

一言 : 消費税増税法案が可決ですって! 詐欺師の決めたことは、無効だ!(これ以外に、言葉が見つかりません。)

忘れないようにしましょう。

この頃、政治がおかしいですね。
茶番だと言う方が沢山います。

私も、全くその通り!と思いますが、忘れてはいけません。
その茶番をやっている人たちに、権限を与えたのは他ならぬ私たちだということを。

上の人たちの決定で、この先どんな不利益を被ることになるのか、全く分かったものではないというこの理不尽を、どうしたら解決出来るのか、本気で考えなくてはなりません。

世の中は元々不条理だらけ、上が上なら下も下、という見方もあるでしょう。
庶民の私たちも、威儀を正さなくてはならない局面があることは確かです。

しかしだからと言って、今のこの政局と言うか政治家の方々の動きは何なんでしょうね。
選挙になっても、このままでは投票に意義を感じられません。
だって、当選したら当然のように嘘を実行するんだから・・・。

消費税を上げることに命をかける・・・ですって!心からお願い・・・ですって!、忘れないで下さいよ!「増税なき財政再建」とぶち上げたのは、他ならぬ民主党だってことを。
まだまだ他にやるべきことがあるでしょう。

・・・で、大阪の橋下さんあたりがえらく威勢がいいようですが、これだって茶番じゃないかと私は思っていますよ。
大飯の再稼働に対するあの動きは、ちょっと苦しいと言うか、らしくないと言うか、やっぱりね・・・でしょう。

いやいや、人材がおりません。この日本には・・・。
O沢さんも、結局茶番だったのじゃありませんか。

さあ、どうする・・・?まいりました・・・。

茶化してる場合じゃないんだけど、笑うしか他にしようがないのが、今の日本なのではないかと。

と言いつつ、考え込んでおります。

日が長いので・・・

今日のカフェクラブは、二名さまのご参加をいただき、アイスコーヒーをいれて楽しみました。
少人数だったので、大方おしゃべりして過ごしましたが、途中パソコンを出して来て、ちょっと珍しい音楽の動画をお見せしました。
このブログでもご紹介したことのあるものでしたが、改めて見ると新鮮でした。

さて、夕方が近づいてお一人お帰りになったところで、私は失礼して畑作業に。

今頃は一年でも一番日の暮れが遅い時期なので、本当に遅くまで作業が出来ます。
じゃがいもの土寄せついでに畝間の雑草を取り、キュウリとナスの支柱を立て草取りをしたところで切りが良かったので上がりました。
まだまだ明るくて、もうしばらくやれそうなほどでした。

本当に夏の間は、一日に二つ仕事が出来ますね。
体を動かして汗もかいて、気持ち良い疲れを感じています。

そしてこの後は、少しデスクワークも・・・。
そうです、パンだよりを。

今、Adbe Cleative Cloud 使い始めています。
そのうち、詳しくご報告に及びます。

ではでは。

ずっと変わらないこと


2007年8月9日撮影 その時の記事もご覧いただければ幸いです。


ずっと変わらないことの大切さ、重さというものを、この頃特に思います。

画像は、2007年の夏に撮影した、地粉角食パンです。

今日の地粉角食パンも、まったくこれと同じでした。
もちろん、味も香りも変わっていないと思います。
長年・・・と言ってもまだ10年になりませんが、それでももうすでに私のパンの一つの完成した姿です。

もちろん、研鑽は怠りません。
自分のパンよりおいしいと思う味に出会った時は、徹底的に研究し納得の行く結論を出します。
それでも、今の自分のパンをおいしいと言って支持してくださる方がいるなら、その方の満足に応えることも大切にしたいと思います。

そして、そうやって考えているうちに思い当たることがあります。
嗜好品ならともかく、パンのような基本的食糧のおいしさには、何か一つ心理のようなものがあるのではないかと。
それは、最終的に命を裏切らない食べ物ということに尽きるのではないでしょうか。
その理想を求める姿勢を、ずっと変わりなく持ち続けたいですね。
その結果として、ずっと変わらぬおいしさというものがあるとしたらあるのではないか、そんなことを思います。

目新しさを必要としない、定番だけでやっていけるパン屋になれたら、本当はそれが最高かも知れません。
まあでも・・・、皆さんに喜んでいただける仕事ということで考えれば、サプライズもあった方がいいですよね。
私もその方が楽しいし・・・。

確かなものに、時々思いがけないものを加えて、皆さまに喜びを差し上げられるパン屋でありたいと思います。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

食工房・カフェクラブの集い

今月も、またいつものスタイルで集いをやります。

明後日24日午後、特に開始時間は定めません。
一人でもお出でになったら、そこから始まりです。

皆さんがお帰りになったら閉会です。

ご参加費用はお一人1000円です。
コーヒー飲み放題でスィーツいろいろ試食付です。

今回は、アイスコーヒーをテーマにする予定ですが、当日涼しいお天気模様の場合は、それに限らずホットメニューに切り換えることもありです。

ちょっと変わった珍しい音楽や楽器の話しもあるかも知れません。

事前のご予約等不要です。
気が向いたら、フラッとお出でください。

ご参加、お待ちいたしております。