暖かい日が続きます。

ここ数日、そして明日明後日あたりまで、暖かい日が続くと報じられています。
事実、昨日も今日も暖かで、この時期にしてはといささか拍子抜けです。

それで一つ困ったこと・・・というのは、シュトレンの製造が始められないということです。
まあ11月第一週は、今までにも何回もこういう目に合っていますから、やっぱりそういう時節なのですね。
来週からは、大丈夫・・・でしょうか?


実は今年のシュトレン造りに関して、もう一つ心配があります。
バター不足です。
毎週一回の製造で、1ポンドのバターを10本使います。
現在の入荷状況だと、それで全量使い切ってしまいます。
スコーンやカネリプッラを焼くことが出来なくなります。


何とかして入手するか、上手に割り振って品目だけは確保するか、いずれにしても気が揉める状況です。


明日は、いつも通りのパン焼きです。
みのりのパンもあります。(シュトレンシーズン中、お休みする予定です。)
他、チーズパン、トマト丸、かぼちゃあんぱんなど、午後には焼き揃っています。
皆さまのご来店お待ちしております。

パンだより・完成・公開

印刷バージョンの「パンだより」68号が完成し、ホームページ上に公開いたしました。
ご覧いただければ幸いです。

「パンだより68・初霜号」へのアクセスは、食工房ホームページ<こちら>からどうぞ。


その中でも触れていますが、今度から連れ合いのイラストをプリントしたポストカードを、通販でも販売することになりました。
近々、ホームページ上にサンプル画像を掲載しますので、どうぞよろしくお願いいたします。


★明日は、定休日明け・パン焼きの日です。
★午後にご来店いただければ、焼き立てが揃っています。

フクシマ・内と外との非対称というテーマ

少し前からですが、偶然の成り行きから発見したある方のブログを、ずっと拝見しています。

福島に対する想いのその誠実さに打たれるところがあり、以来目が離せなくなりました。
静岡県に在住のこの方のブログ、昨日10月30日のエントリーは、「フクシマ・内と外との非対称」というテーマでした。

記事の中身は、<こちら>のリンクからご覧いただきたいと思います。
他にも、今回の原発事故に関する記事が沢山あります。

私は、この方のように、遠く離れた地から福島に真剣な想いを寄せてくださる方の言葉に、とても力づけられるような気がします。
巷には心無い人もいると噂が絶えませんが、そうばかりではないはずだと、こうした方の文章に触れると、希望が湧いて来ます。


さて一方、やはり私が目を離せなくなったブログの一つが<こちら>です。
福島在住のこの方の記事は、今渦中にある者の偽らざる心境を、とても的確に表現していると思います。


そして会津という場所に居る私。
何とかしてフクシマの苦悩から切り離れようと足掻く姿に、正直ついて行けない気がしています。
どんなに平静を装ってみても、放射能に割り引きはないと思い知るべきだと、私はそう思っています。


前述の方が仰るように、フクシマの内と外に非対称があり、同時にこの福島の中にも地域による非対称があるのです。


日々そのようなテーマに苛まれつつ、想いを込めて先ずはパンを焼くことだと、思い至った私です。

晩秋の本木上堰散策ツアーのお知らせ


秋深まる、本木上堰

2010年・浅見彰宏さん撮影


百姓市の出店者仲間であり、森の案内人の資格をお持ちの「ひぐらし農園」の浅見さんが、秋深まる本木上堰沿いの自然散策をガイドしてくださいます。
当日のお天気だけが心配ですが、この時期、素晴らしい紅葉を楽しめると思います。

以下、浅見さんからのメッセージです。

秋深まる本木上堰の散策ツアーを企画しました。
本木上堰周辺は豊かな雑木林に囲まれ、コナラやクリ、カエデ、タカノツメなど美しい紅葉や黄葉が楽しめます。
今の時期、水が流れていない堰は絶好の散策路。

散策後は食工房さんと茶房千さんのご協力で軽い食事をご用意します。
本木集落を見下ろせる峠でゆったりとした時間を楽しみましょう。
(新米)森の案内人がご案内いたします。






日時 11 月6 日(日)午前11 時~午後2 時(雨天中止)

集合場所  相川・百姓市

参加費  1000 円

装備  動きやすい服装・防水の靴・軍手

申し込み先  喜多方市山都町早稲谷 ひぐらし農園  浅見彰宏
TEL 0241-38-2985      higurasifarm@yahoo.co.jp






  食工房からお知らせ


今週のクッキーとマフィンのお知らせです。
今週は、どろんこクッキーとジンジャークッキーを焼きました。
マフィンは、4種類すべて焼きます。

今週は、他にケーキを3種類焼きました。 エルフの焼き菓子・アールグレーティーケーキ・アプリコットケーキ


★シュトレン・ご予約受付中です。

美味しそうな形


ライ麦入り角食パン
ちょうど良い角の出具合は、
発酵のタイミングが良かった
ことの証拠というわけです。
これがなかなか難しい・・・。



チーズパン
こんもりときれいに丸まっていて、
微妙に溢れそうなチーズが見える
ように切り目をいれるのが難しい。


外見はどうだっていいじゃないか!美味しければ・・・。
それはそうなのでしょうけど、でもちょっと違うんじゃないかと、最近の私は思っています。

やっぱり、本当に美味しくて質の高いものは、外観も伴っているのですね。
モノづくりをやっていて、それが出来ないうちは、例えば先に申し上げたような台詞が出るわけですね。
素直に振り返ると、この私がそうであったことを認めざるを得ませんから。

それでも少しは努力の甲斐があったのか、この頃外見はやっぱり大切と思うようになったことは、それなりの進歩だと自覚しています。

先日のこと、あるお客さまにかぼちゃあんぱんの試食を差し上げたところ、開口一番「うわーっ、あんこが真ん中に入ってる!」と言われ、ちょっと驚いたのと同時に、「それって、職人が造るんだから当然そうでなくちゃいけないんだよなぁ・・・。」と思ったのでした。
正直、すべてキッチリ真ん中に納まっていなくてはならないと、そこまでは考えていませんでしたから。

その時以来、あんぱんを丸める時の緊張感が違っています。
どうだっていいと言えばそうかも知れませんが、そうはいかないのが食工房病です。
やっぱり、おいしそうに見えてそして本当に美味しいものを造れるようになるまで、食工房の挑戦は続きます。

冷え込む

今週に入ってから、日ごとに冷え込むようになって来ました。
最低気温は、5℃以下です。

今日は、作業場の温度を上げるために朝一番からオーブンを予熱し、予備役のガスオーブンにも火を入れて暖房していました。
そうすると湿度がどんどん下がって来て、喉が渇いてヒリヒリするほどに。


先月はまだ暑さが大変だったと覚えているのですが、この一ヶ月の間にいかにも急な気候の変化です。


まあでもパン屋の仕事は、外で仕事している人には申し訳ありませんが、どちらかと言えば寒い季節の方が楽です。
製品の出来も良くなります。


今日のパンも、おかげさまで上々です。


★これから4、5日の間、パンだよりの編集のため、ブログの更新を休むことがあると思います。

個展終わる

今月は、連れ合いの作品展が二つあり、先日のFM喜多方の後、神奈川県の大磯町へ一週間出かけていました。
中四日間21~24日、Living Art Share に出展し、後片付けを終えて本日夕方帰って来ました。


私はその間ずっと忙しい毎日で、ブログの更新もままなりませんでした。


この後は予定もありませんので、落ち着いて食工房の仕事に向かい合うことが出来そうです。
明日は、またパン焼きの木曜日。
早速、かぼちゃあんぱんのご注文がラッシュで、一部お断りする状態になっています。


パンだよりの編集もしなくては・・・。
ではでは。



森のお母さん

思うことあっても・・・

この日本という国、この度の大震災以前からすでに課題が山積しその重さに堪えかねていたのに、地震と津波で広大な地域が壊滅状態、そして原発事故にあっては、壊れた原子炉の後始末と汚染された国土の回復に、数十年から数百年先を見通さなくてはならない途方のなさ、日本沈没の危機が語られています。
いやいや、まだ忘れてはいけません。
今回の原発事故では、多大な海洋汚染に対しても、近隣沿岸各国から損害賠償を要求される可能性があります。


皆それぞれに我々国民一人一人に密接な関わりのある事柄なのに、一つ一つについてじっくり考えている暇もありません。
何もかもが、熟考されないうちにとりあえず表面上の形だけが出来上がって、それで事が済んだ気になって行くのが、何か残念と言うか恐ろしいのですね。


原発対応のことでは、それが特に際立っているような気がします。


もう早や、緊急時避難準備区域は無くなりましたし、来年には、一部警戒区域も解かれるかも知れません。
まだまだそんな段階ではないだろうと、私などは思うのですが・・・。


それがまたここに来て、世の中は放射能よりTPPの話題ですからね。
否、これだって大変なことなのですよ!
こうして次々と降りかかる災難にどうやって立ち向かうと言うか、かわすと言うか凌いでゆく道筋は、もはや一人一人に個別だという気もします。


何処に居て、何をしているか、このことが成否を分ける時が来るかも知れません。
そしていろいろと思うことはあっても、語ってばかりいても仕方なし、思いを込めて私はパンを焼きます。



先日の大収穫祭

百姓市・無事終了御礼

3ヶ月間、皆さまには本当にお世話になりました。

原発事故継続中で放射能の懸念が消えない中、関係者一同悩みに悩んで開催を決意した百姓市でした。

本日は、これまでのご愛顧に感謝して、大収穫祭と銘打って一大お振る舞いの宴を催すことが出来ました。
手打ちそばも杵つき餅も芋煮汁もカレーそばつゆも、すべてきれいに皆さまのお腹の中に収まり、後片付けも楽々でした。


本当に大勢の方々にお越しいただきました。
そして皆さま、ずっと長い時間滞在されて、いろいろ楽しんでいただけたと思っています。


おかげさまで売り上げの方も、開催以来最高となったようです。


今一度改めて御礼申し上げます。


そしてまた今日は、来年へのつながりの確かさを感じた一日でもありました。


どちらかと言えば、休んでいる期間の方が長い百姓市ですが、どうぞお忘れなく、来年もよろしくお願い申し上げます。





  売り切れ御礼・開店休業ご容赦

おかげさまで、パン焼き菓子ともにほとんど売り切れ状態です。
明日は、ブラウニーを焼く予定ですので、明日のうちに増える在庫はありません。

百姓市・大収穫祭のご案内


 


すでに一度ご案内していますが、改めてもう一度・・・。

明後日10月23日(日)は、今年度最後の百姓市となります。

この機会に、ご利用くださった皆さまに、感謝の気持ちを込めて大収穫祭を開催します。
当日は、手打ちそば、餅、芋煮などのお振る舞いがあります。
ご家族の皆さま、またお友達の方などお誘い合わせてご来場ください。


野菜の販売も、いつも通り行います。
食工房は、天然酵母パンと焼き菓子の販売。
自家焙煎コーヒーも無料提供です。
そして手打ち蕎麦用に、特製・カレーそばのつゆを用意いたします。


あれもこれも、どうぞお楽しみに。