パンを焼くだけ

明日は木曜日、いつものようにパンを焼きます。
いつものことがいつものように、でもいつまで続けられるか、いつもその背圧を感じながら仕事をしています。

本当は、パンを焼くだけで精いっぱいです。
これから生きている間ずっと、放射能の心配をしながらなんて、ご免被りたいです。


でも、子や孫たちのために、喜んでくださる方々のために、がんばります、がんばれます。
そんな幸せもあるのです。




真夏のカレーパーティー・計画中

近日、詳細発表・・・お楽しみに!

夕焼け


夏の夕焼けは、きれいと言うよりも、ちょっと不気味な気配です。


「夕焼け空が真っ赤っか トンビがくるりと輪をかいた・・・」
歌の文句にありましたっけ。


今日は夕方になって、いやに外が赤く見えるので出て見ると、一面真っ赤な夕焼け空でした。
そう言えば、台風が我が郷里の高知をかすめているようです。
ずっと遠くのここ東北では、何の嵐の気配もありませんが、実はこの夕焼けが前触れなのですね。


母がよく言っていましたが、昔の人は「夏の夕焼け、家をからげよ。秋の夕焼け、鎌を研げ。」と言い伝えたそうです。


つまり、夏に夕焼けが差した時は、嵐が近づいているので家をからげて備えをせよと、そして秋の夕焼けは晴天の前触れなので、鎌を研いで稲刈りの準備をしておけということなのですね。


明日明後日にかけて、東日本一帯に、我が福島県にも多少の影響があるでしょうか。
原発では、対策に大わらわだとか。

無策のツケ

先日の放射性セシウム汚染牛の話、今後まだまだ出て来るだろうとの指摘があちこちから出ていましたが、その通りになりました。
中でも、我が喜多方市内の畜産農家2軒から汚染が確認されたことは、私としてもかなりのショックです。
問題の稲藁の出所が何処なのか、まだ公開されていませんし、もし近隣だとしたら喜多方市内の土壌の汚染も軽微では済まないということになります。


遅れ馳せながら今後、行政は詳細な土壌のモニタリングをせざるを得ないでしょう。
それ自体は良いことですが、出て来た結果にどう向き合うのか、責任の所在は明らかになるのか、これまでの経過を見る限り、あまり大きな期待は出来ません。


いよいよ以て、自分の暮らしは自分で守るしかない、そんな気がします。


それにしても農家は大変です。
全てを土に依存しているのに、その土が損なわれたのでは、生きて行くこと自体が難しくなります。


もし農家が避難するとしたら、その時点で農業は止めるということです。
代わりの土地を得て農業を続けることは、頭で考えるほど簡単なことではありません。


無策のツケが、ますます被害を大きくしている、それが分からない政治家や役人どもに、有効な解決策が練れるわけがないと思います。


たった一度の大地震と津波で原発が壊れ、それによって我が福島県が失ったものがどれほど大きいか測り知れませんが、政治の無策によってまだまだ多くを失い続けている私たちは、この先一体どのようにして救われるのか、道筋は全く見えて来ません。


こんな話があります。


今回の牛騒ぎで、全頭検査が決まりました。
牛は、ちゃんと内部被曝を計ってもらえるのに、福島の子どもたちも大人も、未だに内部被曝の検査はありません。
これでは牛以下の扱いだと、各方面から怒りの声が噴出しています。


当然ですね。


もう一度言います。


誰が「さすけねぇ。」なんて言ったんだ!

この頃、長い一日

夏の東北は日照時間が長く、朝は4時にはもう明るく、日没後も7時半頃までは外で作業が出来ます。
このあたりの農家さんはほとんど兼業農家ですが、朝会社に出勤する前に畑で一仕事している方が多く、その働きぶりに感心させられています。
また、夕方帰って来てから畑に出ている方もいます。


私は、朝は他の仕事をするどころではありませんが、夕方は余力があれば草刈りなど外仕事をする時間があります。
何しろ、7時過ぎまで明るいのですから、草刈り機を使うのにも何の不自由もありません。


そこで、ここ3日間ばかり続けて、家のまわりの草刈りをしています。
とにかく雑草の伸びる勢いの凄いこと!
草茫々で何が具合が悪いの、とおっしゃる方もいるでしょうか?


草茫々では、第一湿気がこもって家が傷みます。
カビも生えます。
虫も湧きます。
とにかくいいことはありません。


きれいに刈り払って、カラッとさせておくのが一番です。


・・・と、分かってはいたのですが、毎年この草刈りが追い付きませんでした。
敷地が広いこともあるのですが、それ以上に完全に草の勢いに負けていました。


そこで今年は、心機一転で草刈りだ!と決心したのがつい先日。
やれば出来る!で、すでに1m以上にもなったジャングルを100坪余り、芝生のように刈り上げました。
敷地を全て一巡するのにどれくらいかかるか分かりませんが、多分一回りする頃には最初に刈ったところはまた刈らなくてはならないかも・・・です。


そんなわけで、毎日食工房で大汗かいて、そのあとまた草刈りで汗をかいて、そのあと冷水シャワーついでに風呂掃除をして、お湯を溜めるのが日課になりました。


いやはや、一日の長いこと、長いこと!


それでもまだ、畑は草茫々です。




  百姓市・ご来店御礼


本日よりいよいよ本番ということで、一同張り切ってお客さまのお出でをお待ちしておりました。

三々五々、遠くは郡山市からもお越しいただきました。

お天気にも恵まれ、先ずは上々のスタートでした。

この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

そして、また来週の百姓市も、どうぞよろしくお願いいたします。

明日は「百姓市」です。


新バージョンのチラシです。
画像クリックで拡大します。


明日は、地元相川にて「百姓市」が開催されます。

昨年同様、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
今年は、店長板橋君も自ら生産した野菜を並べて販売に臨みます。

食工房は、いつものように自家焙煎コーヒーの無料サービスとパン、焼き菓子などの販売です。
加えて明日は、チーズパンとたまねぎパンの焼き立てを、お昼前の時間帯に届けます。

どうぞお楽しみに。


今年は、日陰が出来るようにいろいろ工夫をしています。
皆さまがくつろげるように、椅子も多めに用意しました。
どうぞお気軽にご利用ください。


開催は、10時から午後3時までです。

無策がもたらした苦悩と混迷

放射性セシウムに汚染された牛肉が出回ってしまった事件が、世を騒がせています。

放射能汚染のメカニズムは、識者の間ではとっくに解明済みのことなのに、どうしてこんなことが起こるのでしょうか。
それはもう、国や県など行政、あるいはJAなど農業機関が揃いも揃って無策だったから、この一言に尽きるのではないでしょうか。


薄々分かっていたはずなのに、何もせずに見過ごしていたというのは、一体何なのでしょう・・・。

震災発生直後から一週間くらいの間に、大量の放射性降下物が、どの方面にどのくらい降ったか予測がついていたのに、何も知らせず対策も取らず、大量の被曝を見過ごしていたのです。

当然、人間だけではなかった。
牛も被曝したし、餌も汚染された。


はっきり言って、怠慢ですね。
そして腹立たしいことに、今もってそれは変わっていません。


公務員として、給料を受け取る資格はないと思います。


それでいて問題が起こったら起こったで、犯罪者を取調べでもするかのような立ち入り調査と厳重な指導?です。


今、福島県では、自分の命と暮らしは自分で守るしかない、そんな言葉が囁かれる毎日です。
本当に、待っていたのでは何もしてもらえない。
だから自分で勉強して、考えて、何を要求し提案したら良いのか、市民も自らの資質を上げなくてはならないのです。


苦悩と混迷は、まだまだしばらくの間、私たちを悩まし続けるに違いありません。


「さすけねえ。」なんて、誰が言った!

オリジナルTシャツ


 バタービスケットのラベルをそのままプリントしてみました。



こちらは、昨年の個展でお目にかけた作品の一つ 


食工房のと言うか、連れ合いのMachikoの絵をプリントした、オリジナルTシャツを作りました。
作品は沢山ありますので、他にもいろいろ出来そうです。
実はこれを売って、秋に予定している個展のための資金を稼ぎたいのです。


お目に留まりましたら、ぜひとも1枚お買い上げを・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

それから、Tシャツだけでなく、オリジナルエコバックも作りますので、こちらもご期待ください。


これから次々リリースして行きますので、その都度ホームページ上に掲載いたします。


 






   今日のチーズパン




チーズがあふれてしまいましたが、いかにもたっぷりとチーズが入っている感じがして、いかがでしょう?
実はすでに、試験販売しています。
そして今日、焼き立てを2個買ったお客さまから、明日もう2個買いに行くので取り置きをとのご注文が入り、出だしは好調です。
土曜日にもう一度焼きますので、ぜひ一度お試しください。
1個250円にて売り出し中。





  祝40℃




とうとうやりましたって、喜んでいる場合じゃありませんね。
でも何だか、やった!って感じがするのですね。
もう頭がクラクラしますよ。
でもその中で、熱湯を使って天板を洗ってくれているスタッフさんは、サウナの気分でしょうか。
私は途中から配達に逃げ出しました。






  真夏の雲




夕方配達に出かけた時の途中の風景です。
積乱雲が成層圏に届いて横に広がっています。
典型的なきのこ雲と言うか、金床雲とも言うらしいですが、真夏にしか見られない雲です。
下界は一面の緑の田んぼです。
今日も暑い一日でした。

2011 市民平和まつり


画像クリックで拡大表示します。


毎年夏、会津若松市にて開催されている、市民平和まつりです。

これまでずっと戦争と平和のことがテーマでしたが、今年はそれに原子力災害が大きく加わることになりました。
この福島の原発事故のことはもちろん、25年前のチェルノブイリのこともテーマになっています。
原子力災害は、ある意味戦争と変わらぬ悲惨さをもたらすということを、私たち福島県人は今まさに身を持って味わっています。


被災地でもある会津若松市にて開催される今年の市民平和まつりは、自分たちの現実の問題としての平和の大切さを求める、切実な思いのこもったイベントになるはずです。


ぜひとも多くの方に関心を持っていただきたい、そして会場に足を運んでいただきたいと思います。


★日時:7月29日(金)・14:00~19:00 ・ 30日(土)・10:00~19:00 ・ 31日(日)・10:00~16:00
★場所:会津若松市文化センター




悪意か、狂気か・・・

3月11日以来、福島県の置かれている状況、県知事さんや影響力のある方々の言動を見て来て思うことです。

この度も、福島市で発生した放射能を含む下水処理汚泥を、会津管内の柳津町に持って来て処分するという話しが持ち上がっています。
原発から漏れ出したものは、元の原発に返す方向でなくてはいけないはずです。
どうしてこのような筋の曲がった考えしか出て来ないのか、私には分かりません。
そしてそれが、あからさまな悪意なのか、あるいは狂気なのか、一体どちらなのでしょう・・・。

福島県はとてもいい所なのに・・・、そう思いたくはありませんが何か変な県だと言わざるを得ないことが、とても哀しい私です。

猛暑襲来


看板坊やも暑そうです。


ここ会津も梅雨が明けた模様です。
今日は朝から気温が高く、午前中に軽く30℃を超えました。
我が家の玄関先の寒暖計の最高気温は35℃。
オーブンを使っている作業場は、もっとずっと上でした。
いやはや暑いの何の・・・。


それにしても外は外でジリジリと照りつける太陽。
昨年の夏もでしたが、近年何だかお日さまの力が強くなったような気がします。


でも今日は、午後3時過ぎから次第に曇って来ました。
そのうちに空が暗くなって来て、遠くに雷の音が聞こえ始めました。


やがて大粒の雨が降り出し、一時間ほどでしたが土砂降りで、すっかり涼しくなりました。
子どもの頃の高知の夏を思い出しました。
でも、あれは8月の風景だったような・・・。


東北で7月のうちにこんな空模様とは、やはり気候が変わって来ているのでしょうか。


さてさて、おかげさまでまた食工房の一週間が終わりました。
みなさまのご愛顧に、改めて感謝申し上げます。


ところで話は変わりますが、このところ土砂降りの雨が何度か降る度に、少しずつですが環境放射線量が下がっています。


今、室内では0.07μSv/h。
外でも、最近は0.10~0.12μSv/h。
昨日「百姓市」の会場では、ほぼ一日中0.09μSv/hでした。


放射能は、どこへ行ったのでしょうか?
多分、地面から川へ、そして海へ・・・ですね。

百姓市・ご来場御礼


まだ、ちゃんとした看板が出来ておりません。
気付かずに通り過ぎられた方が、いたかも・・・。


記念すべき、オープニングイベントの今日。
本日は、お天気予報に反して絶好のイベント日和に恵まれました。


真夏の暑さに見舞われはしたものの、ご参加くださった方、また通りすがりにお立ち寄りくださった方、合わせて36人ほど。


にぎやかに楽しくスタートを切ることが出来ました。


食工房も、自家焙煎コーヒーの無料サービスで、皆さまにお楽しみいただきました。
またパンと焼き菓子などの販売も行い、ほぼ完売いたしました。


この場を借りて、ご来場御礼申し上げます。


いよいよ来週からは、野菜も販売開始となります。
いろいろ準備をしています。
昨年とは違って、一層ご満足いただけると思います。


毎週日曜日、午前10時~午後3時 雨天決行です。


山都町相川の「百姓市」を、どうぞよろしくお願いいたします。