8月6日は、世界で初めて、広島に原子爆弾が落とされた日だと、子どもの頃から聞かされました。
もう71年も前のことなのですね。
以来今日まで、核兵器廃絶と世界平和は多くの人の願いであったはずですが、相変わらず世界には夥しい数の核兵器が現存しており、それを持っている国々はどこも手放す気など無いように見えます。
犠牲となった多くの人々の霊は、果たして安らかに眠ることが出来ているだろうか・・・、そんなことを思いました。
今頃になって明らかなことは、原爆投下は核兵器の威力を確かめたいがための実験のようなものであり、それ故に一般市民が沢山いる都市を標的にする必要があったのだと、言われて来たような正義はどこにも存在しなかったということです。
戦争とは、いつも、新しい兵器を試す場でなのですね。
太平洋戦争では焼夷弾と原爆がそれでしたし、ベトナム戦争ではナパーム弾、アフガニスタンではクラスター爆弾、最近は無人攻撃機・・・。
そして相変わらず最終兵器は、「核」です。
持っている限り、いつかまた使われる時があるかも知れない・・・、私はそう思います。